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原油・対立する予想 |

カナダの国境に近いサウス・ダコタのシェイル・オイルの掘削現場だ。

貨物タンカーで、テキサスやカリホルニアの製油所に運ばれてくる。このシェイル・オイルは岩盤の中に閉じこまれていた。それをフラッキング工法で汲み出す。これが、サウジアラビアを筆頭とするOPECを脅かした。OPECが市場シェアを失うからだ。そこで、サウジアアラビアやアラブ首長国のアラブ産油国がこの北米のシェイル・オイルを潰しにかかった。これが、OIL GLUTという供給過剰を生み出した。需要は変わらないわけだから、ここ六ヶ月間で原油の価格が50%も暴落したのだ。一バレル辺り$46まで下がったが、北米やコロンビアが油井を締めたり、貯蔵タンクに貯めて市場に出さないことが始まったので、$53ぐらいまで戻っている。だが、原油のゆくえについて、対立する予想が出ている。
1)国際エネルギー機関(IEA)は、今年の6月頃から上昇する~年末には、$75ぐらいだろうと予想を発表した。その理由は、「現在の$53ドル前後では、原油業界は地続不可能」だと。つまり減産である。
2)アメリカのシテイ銀行は、「$20まで下げるだろう」と。投資銀行のゴールドマン・サックスは、「$40まで下げるだろう」と投資を控える方向を示したのだ。
伊勢爺の予想は、、
1)の国際エネルギー機関の予想が合理的だと思っている。「減産」を考えてみよう。まず、これらの北米の新興原油会社は巨大な借金を抱えているのだ。銀行や社債である。社債は借金ではないが暴落する。作業員を解雇して油井を閉鎖すれば、いくらか支出を止めることは出来るがそれでも原油の価格が下がれば立ち行かないのだ。そこへ、大手銀行が貸し渋るわけだからね。つまり、どんどん北米のシェイルも~海底油田も~掘削機械業界も減産に追い込まれるわけである。キャタピラーや掘削機械のヒューズ・ベーカー社の株価は暴落した。ということで、現金が枯渇するロシアやブラジルを除いて、潤沢なリザーブの有るアラブ産油国は原油の価格が上がるわけだから、減産しなくてもドルが再び転がり込むのだ。それが、OPECの作戦なのだ。伊勢平次郎
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