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管理人は、アメリカ南部・ルイジアナ住人、伊勢平次郎(81)です。
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アメリカの実業家(その5)・鉄道王バンダービルト
vanderbilt trains

バンダービルトは、長距離用の機関車と短距離用の小型機関車の組み合わせを考え付いた。なんでも新し物が大好きなアメリカ人は大喜びした、、ま、格好エエわな(笑い)。この「格好が良い」というのはアメリカの実業家の共通点なのだ。

1926年、トーマス・ギボンが死んだ。バンダービルトは息子のウイリアムの番頭となった。だが、3年間でギボンが許していた副業を大きくして行った。1829根年、ウイリアムの番頭を辞めて独立した。35歳だった。海運業が判らないウイリアムはギボンのの遺産をバンダービルトに売った。スターテン・アイランドとマンハッタンのフェリーだけでは不十分と見た。そこで、ロング・アイランドとコネティカット州の間の細い湾にも数箇所フェリーを作ったのだ。1833年には弟の航路も買った。郊外で発展していたピーツキルやニューヨーク州庁のアルバニーまでの水路を完全に掌握した。ライバルであったダニエル・ドルーが「俺のラインを買え」と迫った。 バンダービルトは考えた。有能なドルーをパートナーにすることを考え着いた。 これは正解だった。気性が合う二人の情熱家は、それ以来33年のパートナーとなった。世間はこれを知らなかったので、二人は敵同士だと思っていたのだ。つまり「独占」と責め上げられることを回避したわけだ。1833年、バンダービルトは、ニュージャージーの列車転覆事故で命を失うところであった。同じ汽車に乗っていたクインシー・アダムス前大統領もあえなく死ぬところであった。

ハドソン河の権益を手中にした39歳のバンダービルトは、独占の非難をかわす為に、「人々のライン」と名付けた。「人々の大統領」とアンドリュー・ジャクソン大統領が権勢を極めていたからだ。それを知ったジャクソンはバンダービルトを可愛がったのである。バンダービルトは機を見ることに速かったわけっである。





1830年代というのは、「織機時代」なのだ。機織産業は、ボストンなどの北東部の都市から始まった。これが、アメリカ最初の産業革命であった。そこで、ボストンからコネティカットのロング・アイランド湾岸まで簡単な鉄道が敷かれた。そこからニューヨークの市場まで蒸気船で運ばれた。蒸気船を独占していたバンダービルトに大金が転がり込んだ。1830年代の末、バンダービルトは、「これは」と思われる主な鉄道を買い占めて行った。1840年に入ると、「ストーンニングトン」という鉄道会社の株を買い占めた。そのまま買えば高く付く、、バンダービルトは価格競争を仕掛けた。無謀に運送料を下げたので、ストーンニングは悲鳴を上げた。株の買占めは7年かかった。バンダービルトが本社に乗り込み、社長を宣言した。現代の乗っ取りである。1847年、バンダービルトが53歳のときである。

cotton mill boston 1830

アメリカの織機産業は1830年代だ。原料は、アメリカ南部の綿である、豊田佐吉が自動織機を発明したのは、1926年である。これも大きな事業となった。株式会社豊田自動織機は、愛知県刈谷市豊田町2-1に本社を置く日本の機械メーカー。トヨタ自動車の源流である。現在のトヨタ自動車は豊田自動織機の自動車部が独立したもの。1926年(大正15年)11月18日創業とある(ウイキぺデイア)。日本人は、こういった産業を興さなくなった。「夢はあっても、情熱が欠けている」と伊勢は思っている。

vanderbilt mansion Marble-House-2-web

その頃、こんな宮殿を現在のウォール街あたりに建てている。赤レンガ~大理石~ガラス~金箔~銀を無制限に使って、、ロココ風の家具は全て英国とフランスから取り寄せている、、伊勢平次郎

~続く~


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