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不公平に立ち向かうバーニー・サンダース |
「自分はニューヨークのブルックリンで生まれた。低収入層の家庭で育った。住み家は低賃金層の公共アパート。ベーシックな衣食住には困らなかったが絨毯が買えなかった。父は17歳でポーランドから移民したユダヤ人。母もユダヤ人。二人とも、40代で他界した。兄とふたりになった。私は「貧乏」という言葉が良く分かっている。自分がどこから来たか知っている、、」
2020年の大統領選に再び挑戦するバーニー・サンダースがアメリカ選挙民の熱烈な賛同を得ている。大統領になれば、80歳のアメリカ史上で最高齢の大統領となる。今さらでもないけど、米民主党がヒラリーの代わりにサンダースを選んでいればトランプに大差をつけて勝利したと計算されている。それでは、アメリカは社会主義に傾くのか?
アメリカ国民は、不公平に怒っている
サンダースは、「富裕層2%が残りの90%の収入層の合計と同じ収入を得ているのは、アメリカではない。アメリカは民主主義国なのだ。私はこの不公平と戦う」と宣言している。サンダースの職歴が彼の一貫した「国民のためのアメリカ」を証明している。シカゴ大学の経済科を卒業するとバーモントのバーリントンという小さな市の市長となる。大企業の横暴と戦って、やがて、上院議員に出馬し、当選する。
アメリカは社会主義国にはならない
アメリカは、東欧やロシア、チャイナのような社会主義全体国家にはならない。理由はアメリカの憲法です。米国議会と大統領府という民間から選ばれた代議員が国を運営するからです。上院議員も、下院議員も任期が決まっている。大統領も二期までなんです。これが時計の振り子のように右へ行ったり、左へ行ったり、適切なバランスを求めて変化する。伊勢夫婦は、サンダースの公立学校無料制や労働組合を拡張するという主張には賛成しないんですが、一度、アメリカは税制の大改革が必要と思うので、サンダースを支援することにした。
サンダースは、日本に取ってどういう大統領になるのか?
サンダースは、国防費を削減すると公約している。軍事力よりも外交を優先すると言っている。これは当然のことと伊勢は賛成する。だが、相手のロシア~中国~北朝鮮は核兵器をチラつかせて、ゴリ押しの最中なんです。現在、あらゆる手段で日本列島を攻略中。東のポーランド。西の日本は、全体主義国家に対する砦なんです。日本の為政者はサンダースを説得できるのか?日本は憲法や自衛隊法をいつ決心するのか?戦う根性を失った日本の国民は流されて行くだけなのか?伊勢