2013/01/26 (Sat) ここは地の果てアルジェリア
カスバの女



伊勢爺さんは、少年時代に姉の千恵子(没)と「ボー・ジェスト」という映画を神戸の本町で見た。強烈な印象だった。以来、「外人部隊」に入って、サハラ砂漠を駱駝で行く夢を見ていた。

ついに、その機会が訪れた。1991年、伊勢夫婦はシシリーに1年住んだ。うちのが、湾岸戦争でシシリーの米空軍基地からサウジ・アラビアなどに飛んでいた。伊勢(50)は、「シチリア紀行」を書いて、セブンシーズで出版した。



“ネエ、北アフリカへ行こうよ”と言うと、“うん”と、青い目のカミサンは、2の返事だった。計画は、シシリーのカターニアからチュニスへ船で渡り~チュニスからアルジェへ汽車~そこからモロッコまで長距離の汽車、、モロッコからスペインのジブラルタルへ~そこからシシリーへ戻るという長大なる旅を考えたのだ。

柴犬のメイコさんを連れて、汽車に乗って、パレルモのチュニジア領事館へ行った。ビザを申請するためにである。領事館の扉はなかなか開かなかった。中に人がいる気配がするのにである。うちのが、どんどんと叩くと、屈強な男が二人出てきた。“ノー、ノー、ノー”と両手で押された。殴ってやろうかと思ったが、やめた。恐ろしい顔つきの男たちは、うちのが抱いているメイコを指差していた。

“うーん、犬はダメか?”と諦めた。だが、今、考えてみると、夫婦とお犬さんは、アルジェリアで死んでいた可能性があった。つまり、柴犬メイコさんに命を救われたわけだ(笑い)。

この辺で止めておこう。アルジェリア人質事件で非業の死に会われた人々は英雄だから。アフリカへのプラント輸出は大事業だ。だが、プラント大手は一度立ち止まるべきだと思う。

Beau Geste

Beau Geste

父母を亡くして、叔母さんに引き取られた男の子たち。かくれんぼをやっているとき、鎧の中に隠れた長男は、叔母さんが青いサファイアを商人に売るのを見た。叔母さんは、カネに困っていたのだ。商人は、宝石箱の中に偽物のサファイアを入れた、、叔父さんがロンドンから帰ってくる、、偽者のサファイアが発覚すると心配した長男はサファイアをポケットに入れて、家を出た、、アルジェリアの外人部隊に入るために、、誰が書いても、歌っても、“ここは地の果てアルジェリア”なんだ。サハラ砂漠にゃ非業の死が待っているのだ。さすがに、情緒に流されてしまった。あまりにも、うら悲しいよう。伊勢平次郎 ルイジアナ




comment

アルジェリアは外国での出来事で、我国の攻撃範囲を超える。
しかし北朝鮮の拉致は我国国内の出来事です。この解決ができない政府が、アルジェリアにおいて、できるわけがない。
 私も外国へいったが、そのときベッドの位置をかえた。しかし何もおきなかった。そのとき大手の社員の意識と行動はあブないなあと思った。
 水杯を交わして、死んだ後のことも手配して、いった。
皆は大時代的だと笑ったが、用心をするに越したことはなく、現地の作業員には気を使った。
気前よく、おごった。薬もくれてやった。
 地理的な我国の国力は西はビルマ東は北米、南米は違う。南は南太平洋までで、オーストらりあは微妙でしょう。北は北海道、朝鮮半島、これは難しいが、国力の範囲という考えとは別の思考が必要でしょう。史那大陸は攻撃範囲内ではないと思う。
 
2013/01/30 13:06 | 日本人 [ 編集 ]

多史済々先生

教育は国家の基本。戦前の思想に戻るというのではなく、「人間形成上の基礎となる思想はどうあるべきか」を討論することですね。時々“皇室では何を話しているのかな?”と思うほど、皇室からの日本観は聞こえて来ませんね。神話を聞かされても仕方がない。地球はグローバル化が進んでいる。人権を中心にですね。整合性のない思想は孤立する。ちょうど、サハラ砂漠の遊牧民のようにね。伊勢
2013/01/29 22:39 | 伊勢 [ 編集 ]

>経済は確かに大事だけどね。国はそれだけではないはず。安倍さんには、「胆力」がないのかな?伊勢

 安倍総理は割と胆力ある政治家と感じますが、それ以上に日本社会がアメリカあるいは社会主義による影響を受け自信をなくしているという状態なのだと感じます。何より教育界・報道機関がそうなのだと思います。

 だから、当たり前のことですが教育がやはり一番大切。
2013/01/29 17:59 | 多史済々 [ 編集 ]

多史済々先生

残念ですね。正月早々から韓国ヘ特使と親書~竹島式典回避~所信演説で憲法に言及せず、、これでは、首相在任中は靖国にも行かないんじゃないか?“国を守る”ということばを使うべきではない。経済は確かに大事だけどね。国はそれだけではないはず。安倍さんには、「胆力」がないのかな?伊勢
2013/01/28 23:49 | 伊勢 [ 編集 ]

 安倍総理閣下、経済所信だけでは国民に舐められますよ。何をか恐れずに憲法改正も少しは言及しないと。ラーメンがいくら美味しくても胡椒がないと物足りないのと同じです。
2013/01/28 22:18 | 多史済々 [ 編集 ]

友人がシニアボランティアで数年前に日本料理を教えに行っていました.
日本料理が出来ると就職口がフランスなどで出来るそうです.ラマダンの時は食堂が残飯を出さないために
餓死者が出ると言っていました.
2013/01/28 11:25 | DK [ 編集 ]

>>しかし、そうとすれば家族や自分の生計を計るために、そして、やはりその地域の経済の発展のためにその地で努力された日本人は英雄でしょうか

英雄です。「企業戦士」の銅像を立てる価値ある英雄たちです。営利と言っても、兵隊でも同じなのです。祖国で死ななかった人々を讃えることです。

ただ、壱老先生が書かれた「自己責任」の範囲をどう評価するのか?何が何でも、国民の命と財産を守るのが自衛隊?ふ~ん?賛成しませんね。伊勢
2013/01/28 03:48 | 伊勢 [ 編集 ]

 ここは地の果てアルジェリア・・・そうなんですね。世界にはそんな怖い地域もあるのですか。

 しかし、そうとすれば家族や自分の生計を計るために、そして、やはりその地域の経済の発展のためにその地で努力された日本人は英雄でしょうか。
2013/01/27 21:44 | 多史済々 [ 編集 ]

なるほど風土も歴史も日本とはかけ離れています。

>自衛隊には海外に出る企業の社員を守る義務などない
テロは増加の傾向、その中日本企業が闇雲にアフリカに進出するのも問題です。国の命令でもない限り自己責任ということでしょうかね。

>一緒に行きますか?
どうぞお二人水入らずでお出かけください。旅行記楽しみにしております。
伊勢様の国際感覚、ベンチャー精神には敬服しております。

当方、ご飯とみそ汁がなかったら、腹痛を起こすケチな野郎です。
目下は兵庫100山を仕上げ中です。
まだ日本の南北の果てにも行ったことがないんです。
まずはこちらを優先。(笑)


2013/01/27 20:51 | 壱老 [ 編集 ]

壱老先生

一緒に行きますか?

>>日本人の体質とは違う、、

アラブは近代化(日本なら江戸時代)が、すっぽり抜けた民族なんですね。まず、砂漠の遊牧民だからね。部族夫々が言葉が違う。中世の日本の字(あざ)制度に似て、部族が違えば婚姻はないのです。イスラム教だけで結束している。

石破さんに文句がいいたい。自衛隊には海外に出る企業の社員を守る義務などない。アフリカで武器使用なんか出来るわけがないよ。本気で、北アフリカの日系企業を守るには、フランスの外人部隊を日本が作るしかないんだから。石破さんにはがっかりしたわ。幼いね。伊勢
2013/01/27 17:52 | 伊勢 [ 編集 ]

政府とテロ組織の利権と、民族宗教対立が絡み複雑。
日本人の体質とは違いますね。

>今年の夏、モロッコのカサブランカに旅する・・・
往年の名作、「望郷」「カサブランカ」の舞台。
怖くもあり、ロマンティックなところを想像します。
2013/01/27 16:44 | 壱老 [ 編集 ]

壱老先生

NHKも良く把握しているね。“その通り”というしかない。ぼくは、エジプトとモロッコに行った。うちのは、1980年代、マリにも、チュニジアにもフライトしている。

うちのが言うには、チュニスで観光中に、グループから遅れて、買い物に熱中していた新米のスチュワデスが誘拐されたと。チュニジアの警察は、“金髪か?”と聞いた。“そうだ”というと、目を瞑ったのだと。CIAも介入したが、今でも見つかっていない。

カスバの町は地中海に面した丘の上にある。カスバは警官も入りたくない地獄の町なんだ。石の階段~入り組んだ道~大きな扉にかんぬき、、そこへ連れ込まれたら、牢獄と同じだと。

ぼくらは、今年の夏、モロッコのカサブランカに旅する。アルジェに脚を伸ばして、カスバを歩いてみようと思う。勿論、ホテルの護衛を雇うがね。伊勢

2013/01/27 12:15 | 伊勢 [ 編集 ]

NHKの分析記事↓
国境超えて広がるテロの脅威 (1月23日 20時00分)
http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/0123.html

北アフリカのアルジェリアの天然ガスの関連施設が、イスラム武装勢力の襲撃を受けた人質事件では、日本人を含む少なくとも37人の人質が死亡しました。
この事件で犯行声明を出したのは「血判部隊」と名乗る新たなテロ組織。その指導者で襲撃の首謀者とみられているモフタール・ベルモフタールとは何者なのか?
その足跡をたどることで、今回のテロ事件の背景と、北アフリカでの国境を越えたテロ組織の活動がもたらす脅威が見えてきます。国際部の飯島大輔デスクが報告します。・・・

2013/01/27 11:34 | 壱老 [ 編集 ]

今、姉に聞いたら、日本のTV局はアルジェリア事件の詳報を流していないと。そうですか?英国ガーデイアンのHPで見れます。こういう報道は、日本政府が禁止しているのですか?ご家族のお気持ちを考えてというのは理解出来ますが、国民には、全容を知る権利があるのです。事実を知らさなければ、日本人はいつまでも大人になりません。討論も出来ません。伊勢

http://www.guardian.co.uk/world/interactive/2013/jan/25/algeria-hostage-crisis-full-story
2013/01/27 10:40 | 伊勢 [ 編集 ]









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プロフィール

伊勢平次郎

Author:伊勢平次郎
 
伊勢平次郎はペンネーム。アメリカへ単身移住してから50年が経つ。最初の20年間は英語もろくに話せなかった。英語というのは、聴き取りにくく、発音しにくい厄介なものだ。負けん気だけで生きた。味方を作ることが生き残る道だと悟った。そのうち、コロンビア映画、スピールバーグ監督、トヨタ工場、スバル・いすゞ工場の北米進出、日本の新聞社に雇われた。2013・6 冒険小説You Die For Me アブドルの冒険(邦題)をアマゾンから出版した。昨年のクリスマスには、King of Pepper(英語版)胡椒の王様を出版した。日本、英国、デンマーク、ドイツの読者が読んでくれたわ。妻のクリステインと犬2匹で、ルイジアナの湖畔に住む。

写真は、ハヤブサ F. p. japonensis。カタカナで書かれる。瞬間飛翔速度は、時速300キロという猛禽。

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