2013/09/10 (Tue) 日中尖閣戦争をアメリカは傍観する
尖閣0806


senkaku map 1






(質問)尖閣周辺で海上自衛隊、航空自衛隊が人民解放軍の空軍、海軍と衝突したらどうなりますか?やはり、米軍抜きでは負けますか?中国は核を使わないものとします。


(ベストアンサーに選ばれた回答)
lamlp500ssさん

米軍抜きでも自衛隊が勝てます。

中国側では、尖閣周辺だけでの局地戦をやろうということは出来ないのです。勘違いなさらないで頂きたいのですけれど、尖閣周辺の海上で戦闘ということになっても陸自も主役の一角になれます。

尖閣周辺の八重山列島に、陸自保有の88式地対艦誘導弾あるいは新型の12式地対艦誘導弾を配備しておくと、尖閣周辺海域でも十分に射程内に収まります。

防御側の日本では周辺諸島の陸上からでも、尖閣に近づく敵の艦艇を撃破できるのです。この場合、運用主体は陸自になります。陸自では強力な削岩機を配備してあって、山を掘削して防空壕代わりにトンネルを作ってしまって、普段はそこに地対艦誘導弾を隠しておいて敵からの空爆を避ける。そうなると航空機や戦闘艦艇からの攻撃は無効化される、敵側が地対艦誘導弾の拠点を叩くには陸上部隊を投入しないといけない。

中国側が尖閣を奪取するには、周辺の八重山列島にまで兵力を投入しない限りは、尖閣を維持・確保することができません。中国が尖閣への補給ルートを押さえるには、八重山列島まで戦線を拡大しないといけない。これは中国にとっては重荷になる。

中国側が尖閣を確保するには、八重山列島の一部も制圧しない限りは安定した補給ができません。尖閣に軍を置くなら、燃料や食料、飲料水の補給は必須です。

その補給をやるのなら、尖閣上空に限らずより広範囲に、制空権を奪取して、制海権も抑える必要がある。それも中国軍は24時間休み無しに維持しないといけない。

日本側では、中国側を殲滅する必要はないのです。要するに上陸部隊の輸送能力を削げば良い。軍事的には敵戦力の2割程度も削げば、それで相手は継続戦闘不能になります。

揚陸艦や輸送艦というのは船体こそ大きいものの、戦闘能力は低く、防御力も弱い。狙いやすく、打たれ弱いのが輸送部隊の宿命です。

対艦誘導弾攻撃に対抗するには、護衛に日米のイージス艦並みの性能の艦艇が大量に欲しいでしょう。

中国が戦闘機を動員しても、それは潜水艦に対しては無力です。

中国には大量にオンボロ戦闘艦艇があっても機雷に無力。

対潜戦闘能力と掃海能力という面において、中国は致命的に弱い。

F-15が中国戦闘機部隊を引き付けて、海自水上戦闘部隊が中国の戦闘艦隊を引き付けて、その間にF-2と潜水艦、機雷で中国の輸送船団を叩く。これが基本線になる。

戦闘状態が長引くと、経済制裁が有効になってきます。中国では香港経由で、日本製の工業生産用のマザーマシンのような機材を大量に輸入しています。日本製品が世界シェアの8~9割を占めるような分野というのは多いのです。経済指標ですと香港と中国を別個にしていますけれど、実際には日本が貿易黒字です。

日本側が経済制裁をするのなら、中国工業の生産が停止する。現在でも一億人を越える失業者のいる中国です。工業生産の停止というのは中国の国家存亡に関わるでしょう。



伊勢の尖閣対策は

上のような前面戦争にはならないと思う。だからと言って、「中国人民開放軍が軍事冒険に乗り出さない」という保障はないのです。

アメリカの尖閣への立場は「中立」です。「平和に解決してくれ」「軍事力で現在の状況を強行的に変えようという中国の姿勢に反対」「尖閣諸島は日本の施政下にある」「有事には、日本側に立つ」と並べ立てているが、CNAというシンクタンクやSTIMSON・CENTERというシンクタンクは、「尖閣は日本が守ること」と締めくくっている。これは、何度も書いた。

青山繁晴さんは、「中国は経済に行き詰まるので、そのうちに折れてくる。日中首脳会談もそのうちにある」と言っている。そうかも知れない。だが、最悪のシナリオを用意することが重要だと思う。ベストは、米国議会が「尖閣有事には米軍が介入する」というもっと踏み込んだ決議を出すことだと思う。

現在の安倍・オバマの関係は親密なものではない。G20のオバマ・安倍会談で、はっきりした。安倍首相は、オバマのシリア攻撃要請に明確に支持を出さなかったからだ。“米国議会が承認するとき、日本はあなたのシリア攻撃を支持します”と言えば良かっただけなのに。これだと、安倍さんが、オバマに尖閣で助っ人を要請するとき、オバマは言葉を濁すだろう。つまり、安倍首相は対米外交で失敗しているのです。東京オリンピックは安全保障の外交じゃないからね。伊勢は、若い自衛隊員が死ぬのを未然に防止したい。それには、対米国議会ロビイが、唯一の手段なのです。伊勢平次郎 ルイジアナ

comment

サンジェルマンさん

日本の愚民が民主党を選んだことは、アメリカの失敗?“反省しろ!”とですか?不思議な理論ですねえ。

アメリカが尖閣で参戦しないのは、日本が「集団自衛権」を保証しないからでしょ?こんな簡単なことも、わからないの?へえ~。伊勢
2013/09/12 00:02 | 伊勢 [ 編集 ]

一有権者先生

世耕継続ならば、「外交機密を失う」となる。安倍さん、長谷川さん、菅さんは協議中かな?伊勢
2013/09/11 20:05 | 伊勢 [ 編集 ]

>上のような前面戦争にはならないと思う。

でしょうね。中共は領土問題があることを認めよと要求している。これは戦争事由です。
 非対称型の戦争となるが尖閣をえさとして、利用するでしょう。
 亜米利加は尖閣問題を傍観することはできない。大きな外交方針の変更があれば違います。だからといって、それを逆に利用することをわが国はできない。したがって、亜米利加の無しの防衛を考えることです。
 シリア問題で中東の戦争の規模はさらに大きくなったと見ている。わが国が尖閣防衛を独力でする必要があるのは、米軍の展開能力の低下によるものでフィジカルなものです。
 仮に中共が尖閣問題で核攻撃をほのめかした時、わが国は、亜米利加はどうするつもりでしょうか?
 当然ロシアも動きます。
オリンピクに浮かれているときではなく、現在直面している国内問題にはオリンピック開催はなんら有効ではない。むしりお荷物となるでしょう。唯一はインフラの更改がすすむことでしょうか。
 日本文明にはコンクリートは基本的に合わない。これが致命傷でしょう。
2013/09/11 19:58 | kenji [ 編集 ]

伊勢様お久しぶりです。
対外広報の世耕弘成氏が民主議員の林久美子氏と再婚だそうです。幸せになるのは個人としては非常に喜ばしい事ですが、政治家、国会議員として思想信条が異なるはずの人同士の再婚ですか。世の中わからないものです。
これでは対外広報組織がどれほどの物か疑わしくなってきましたね。大丈夫なんだろうか。?たぶん大丈夫ではないでしょうね。
2013/09/11 17:37 | 一有権者 [ 編集 ]

アメリカは日本の民主党政権時に何を自分たちが失ったのかを
理解できていなければ傍観するでしょう。
失ったものを理解できたとき、時計の針を戻すことが
できないことを納得することをアメリカ国民は嫌がるでしょう。
誰でも痛みを伴う自分たちの失敗は受け入れないものです。
2013/09/11 15:28 | サンジェルマン [ 編集 ]

Mephist先生

「戦争ゲーム」は嫌いじゃないけどね、「若い自衛隊員の命をひとつたりとも失わせない」という決意が安倍晋三さんに必要と思う。

<ちなみに現在の日中戦力比からして、当分の間は「お互いに攻め込んだ方が負ける」となります。これに米軍の挙動が加算されると圧倒的戦力差となります。また、物量的優位のためにPLAが東南アジアもしくはロシア方面から戦力を引き抜くことは困難です。また米軍が優勢かつ安全な後背地という特権を容易に放棄するとは思えません。その意味では、日本の軍備強化というものは米国にとってメリットもデメリットもあると考えています。

つまり、「軍事バランス(抑止力)」ですよね。現在、アメリカは、ソフトにPLAの暴挙をけん制している。中国経済もリストラが効いてきたし、尖閣紛争は中国にとって、得ではないと見る人もいる。だけどね、鄧小平以来の中国共産党の太平洋進出~日本の影響を押しやり~アメリカと互角に外交できるようになる、、という100年計画を断念しないでしょう。

<日本の軍備強化というものは米国にとってメリットもデメリットもあると考えています。

ここがもっとも繊細なところだと思う。だから、軍備で米中を刺激せず、ワシントン工作がもっとも賢明な選択のです。

プーチンと安倍さんは蜜月に入ったけど、オバマと不仲の冷たいものに向かっている。だから、米国議会工作がもっとも大切なのです。伊勢

2013/09/11 12:24 | 伊勢 [ 編集 ]

忙しいので簡単に
上記軍事的解説はおおむね正しいです。
人民解放軍の(PLA)目的が尖閣の「上陸」にあるなら、阻止は不可能です。しかし彼らが継続的に「確保」することは不可能です。
私の考えている尖閣衝突のシナリオは、離島奪還シナリオに基づき「取られたら取り返す」です。
・PLAが上陸、海軍がサポート、海保に被害発生
・防衛出動命令発令、以下自衛隊が対応
・航空自衛隊が沖縄に展開、航空優勢確保
・海上自衛隊による反撃、海上優勢確保
・陸上自衛隊による逆上陸、掃討戦。

ちなみに現在の日中戦力比からして、当分の間は「お互いに攻め込んだ方が負ける」となります。
これに米軍の挙動が加算されると圧倒的戦力差となります。また、物量的優位のためにPLAが東南アジアもしくはロシア方面から戦力を引き抜くことは困難です。
また米軍が優勢かつ安全な後背地という特権を容易に放棄するとは思えません。その意味では、日本の軍備強化というものは米国にとってメリットもデメリットもあると考えています。
2013/09/11 09:19 | Mephist [ 編集 ]









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プロフィール

伊勢平次郎

Author:伊勢平次郎
 
伊勢平次郎はペンネーム。アメリカへ単身移住してから50年が経つ。最初の20年間は英語もろくに話せなかった。英語というのは、聴き取りにくく、発音しにくい厄介なものだ。負けん気だけで生きた。味方を作ることが生き残る道だと悟った。そのうち、コロンビア映画、スピールバーグ監督、トヨタ工場、スバル・いすゞ工場の北米進出、日本の新聞社に雇われた。2013・6 冒険小説You Die For Me アブドルの冒険(邦題)をアマゾンから出版した。昨年のクリスマスには、King of Pepper(英語版)胡椒の王様を出版した。日本、英国、デンマーク、ドイツの読者が読んでくれたわ。妻のクリステインと犬2匹で、ルイジアナの湖畔に住む。

写真は、ハヤブサ F. p. japonensis。カタカナで書かれる。瞬間飛翔速度は、時速300キロという猛禽。

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