2013/10/03 (Thu) シーレーンは、日本のネック(その1)
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シーレーンとは、一国の通商上・戦略上、重要な価値を有し、有事に際して確保すべき海上交通路のことである。英語の類義語はSLOCs(Sea Lines of Communication)である。ウイキぺデイア

oil tanker

東シナ海を北上する日本のタンカー。瀬戸内海か、東京湾に入る。

元々、海の上にきまった通航路があるわけではなく、航海が一般化するにつれて、ほぼ一定した航路のようなものが自然に形成されるようになり、そうした海上交通ルートを陸上の小途になぞらえたものがシーレーンである。また、シーレーン防衛上、その要衝となる地点をチョークポイントという。海洋国家にとって、シーレーンの安全保障は最重要課題であり、また交易国との経済交流は相互の経済発展において不可欠である。

日本の場合

日本も四辺を海に囲まれた島国であり、海岸線の長さは北方四島を含めると4842カイリ、つまり8967.496kmに及び世界第7位、排他的経済水域の面積は3861.1万km²に及ぶ。オイルショックなどの影響から産油国との外交関係、そしてシーレーンの安定化が不可欠と感じた日本は1982年(昭和57年)頃から外洋に伸びるシーレーン1000海里防衛構想を策定するなど、日本のシーレーン防衛のあり方が課題とされるようになった。

また今日において、国内経済もほぼ海上交易に依存し、日本の輸入依存度を見てみれば輸入量は石油2億トンをはじめ、7億5000万トンにも達しており、特にエネルギーは2001年(平成13年)時点の資源エネルギー庁調査において国内の輸入依存度の高さは石油が99.8%、石炭98.4%、天然ガス(LNG)96.6%、原子力(ウラン)に至っては100%を依存している。輸出はハイテク工業品だけで2000万トン、第1次産品を含めれば7000万トンにも及ぶ。こうしたことからも、日本も海洋国家のひとつとして、自国のシーレーン防衛の重要性が認識されてきた。日本人の食卓に並ぶ豆腐も蕎麦も「シーレーンの賜物」といわれ、いかに日本が輸入依存度が高いかを象徴している。海上自衛隊の戦術思想の原点はシーレーン防衛であり、対潜水艦戦、対機雷戦に重点をおいた訓練を行っている。

中曽根航路帯

中曽根内閣はこのシーレーン防衛に対して次の4つの基本指針を定めた。

1)日本列島の地勢的な位置付けを、ソ連のバックファイア爆撃機 (Tu-22) の侵入に対して防波堤となる「不沈空母」の存在にすること。

2)日本列島を取り巻く海峡(宗谷海峡・津軽海峡・対馬海峡)について完全な支配権を保持すること。

3)ソ連潜水艦やその他の海軍艦艇による通航を許さないこと。

4)太平洋の防衛圏を数百海里拡大し、グアム - 東京および台湾海峡 - 大阪を結ぶシーレーンの確立をなすこと。

5)これらの点に防衛政策の軸がおかれることとし、中曽根内閣のとったシーレーン体制を俗に中曽根航路帯といった。

                               ~続く~






kikkou 10.2.13

10・2のNY相場、朝予想した通りに拮抗した。明日は?同じように、朝下げて~午後に水平となる。ゴールドが2%も上がるようでは、情けないじゃないか。オイルは下げ続き~天然ガスは上げた。北米の石油ガス生産がロシアを抜いたのがニュースである。今日、テスラの勢いが6%も鈍った。伊勢爺は、昨日売り払ったので、損害は発生しなかった(笑い)。ナイキ(靴)も平坦だった。伊勢

comment

伊勢さん、局地戦争という概念は成立するのですか。
仮に東支那海を戦争海域宣言をしたら、保険が利かなくなります。
いずれにしても、わが国は局地戦争で終わらせるわけにはいかない。
 支那も計算高いが
>中国が軍事冒険に出る可能性は否定できない
同意です。
 
 
2013/10/04 12:16 | kenji [ 編集 ]

< ただ、中共も貿易をしている。特に食料の輸入をアメリカからしているから、アメリカの行動には制約される。

全面戦争のときはね。穀物禁輸や石油禁輸が効く。尖閣は局地戦争。国連常任理事国の中国が始めるという矛盾があるガ国土防衛を理由にする。財政緊縮に直面するアメリカ。中国が軍事冒険に出る可能性は否定できない。制海権は大きな資産だから。伊勢
2013/10/04 09:25 | 伊勢 [ 編集 ]

普通の日本人はシーレーンといっても何かは理解できず、それをつくって、確保するには何が必要かもわからない。
 そもそも其れは何の一部かもわからない。
伊勢さん、大東亜戦争はこれを無視して、始めた戦争です。無視ではなく、理解できずに、した戦争です。
戦艦大和は石油が無いと動かないことを知らないで、出撃させた歴史をわれわれ日本人は持っています。
 シーレーン防衛といいますが、中共が台湾攻撃のためにミサイルを配備していると報道がありましたが、普通は其れは台湾海峡を通過する船を主としたもので、わが国に対する脅威で、しかもそれを破壊する手立てをわが国はもていません。
 身の毛もよだつことですが、国内の報道は台湾攻撃のためで、台湾が抗議しているといった報道しかありません。
 戦前も戦後もわが国は近代の戦争というものをまたっく理解していないと思います。私も素人勉強に過ぎない。
 南シナ海に潜水艦が遊弋して、仮に中共と尖閣で交えたとすると、尖閣奪回作戦よりも、東シナ海の潜水艦のほうが大きな問題です。
 いろいろ考えると、担当者は気が狂うのではないだろうか。つまり合理的、冷静な判断ができない。
 ペルシャ湾までのシーレーンを確保する海軍力を持つにはどのくらいコストがかかるか。そもそもそれが可能か?
 それだけの海軍力を持ている国はアメリカしかない。
アメリカと共同してするしかなく、アメリカも国益がそこにないなら、アメリカは必要ない。
 
 ただ、中共も貿易をしている。特に食料の輸入をアメリカからしているから、アメリカの行動には制約される。
 わが国は大東亜戦争のようにアメリカと、中共の二つを敵にするような外交政策をしないことです。どちらかを選ぶなら、アメリカですから、結局アメリカの外交戦略の一部分として、逆にそれを利用して尖閣、シーレーンを防衛するしかない。

 だから原子力発電所はリスクをおって、必要です。しかし原発攻撃をされたら、おしまいでしょう。これもリスクです。

女川の発電所は地震にも耐えたから、その信用度は飛躍的に高まったでしょう。
 わが国の問題点は使用済みの核燃料の保管場所が無いことです。
何でも地震が無ければ、4,5年で満杯になるとネットにありました。
2013/10/04 07:27 | kenji [ 編集 ]

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2013/10/03 21:19 | [ 編集 ]









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プロフィール

伊勢平次郎

Author:伊勢平次郎
 
伊勢平次郎はペンネーム。アメリカへ単身移住してから50年が経つ。最初の20年間は英語もろくに話せなかった。英語というのは、聴き取りにくく、発音しにくい厄介なものだ。負けん気だけで生きた。味方を作ることが生き残る道だと悟った。そのうち、コロンビア映画、スピールバーグ監督、トヨタ工場、スバル・いすゞ工場の北米進出、日本の新聞社に雇われた。2013・6 冒険小説You Die For Me アブドルの冒険(邦題)をアマゾンから出版した。昨年のクリスマスには、King of Pepper(英語版)胡椒の王様を出版した。日本、英国、デンマーク、ドイツの読者が読んでくれたわ。妻のクリステインと犬2匹で、ルイジアナの湖畔に住む。

写真は、ハヤブサ F. p. japonensis。カタカナで書かれる。瞬間飛翔速度は、時速300キロという猛禽。

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