2013/12/04 (Wed) 理知的な日本人よ!よく聞け!
理知的な日本人よ!よく聞け!

これらエコノミストの「バブル破裂」の警告を読み取って欲しい。両人は「量的緩和」に反対しているのではない。FRB~ECB~日銀などが先頭となって「おカネジャブジャブ」政策を推進中である。この巨大金融緩和の出口はどこか?鈴木さんのご意見は、「早期縮小はモラルに欠ける」と書いた。だが、一方で、「副作用はそうとうキツイ」とも書いている。その「副作用」というのは、いきなりやってくる「バブルの破裂」のことだ。極端な言い方なら、「レーマン破綻の再来」かな?「いつ来るか?」ではなく~「必ず来る」ということだ。伊勢爺は、2016年頃かな?と思っている。伊勢 ルイジアナ








米FRB、少なくとも2016年まで政策金利据え置く見通し=PIMCOグロース氏

2013年 12月 3日 22:59 JST

Bill Cross PIMCO

[ニューヨーク 3日 ロイター] - 米債券運用会社パシフィック・インベストメント・マネジメント・カンパニー(PIMCO)のビル・グロース共同最高投資責任者は3日、米連邦準備理事会(FRB)は少なくとも2016年まで政策金利を現行水準に据え置くとの見通しを示した。

グロース氏は投資家向けの書簡で、主要国の市場は人為的な水準にあり、リスクが高まっていると指摘。投資家に対し短期債に焦点を絞るよう勧告した。



コラム:米QE早期縮小の大きすぎるハードル=鈴木敏之氏

2013年 11月 25日 16:06 JST

suzuki toshiyuki economist

11月25日、三菱東京UFJ銀行・シニアマーケットエコノミストの鈴木敏之氏は、米量的緩和(QE)縮小を阻むハードルは思いのほか高く、早期縮小論はモラルに欠けると指摘。提供写真(2013年 ロイター)


米量的緩和(QE)の縮小はいつか。世界中の経済人が今、この問答に時間を費やしている。むろん、資産購入による緩和は副作用のある薬剤の投与であって、一刻も早くやめたい政策である。しかし、QE縮小に進むハードルはあまりに高い。

9月18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で決断できなかったとなると、これまでのQE縮小構想はご破算になったに等しい。QE縮小がいつか(When)という問題ではなく、QEに代わる緩和策を発動するかどうか(If)の問題であり、それをどうするか(How)の問題である。そうした問題が、「When」よりも重要とみるべきだ。

まず、QE縮小を阻むハードルの高さを確認しておこう。

第一は、株価の動きである。至極単純であるが、ここへきて米国株価の動きは米連邦準備銀行全体のバランスシートの動きに連動している。QEはその効果をめぐる議論が定まらないところがあったが、資産価格を上昇させて、それが経済活動を支える効果を発揮しているのである。

昨今の注目は、アニマルスピリッツだ。その定量化は難しいが、アニマルスピリッツにかかわるとみられる経済指標をもとに、その指数をつくることを試みた。指数の構成要素は、株の取引高、経済政策不確実性指数、消費者信頼感指数の一部の系列、株の益回りと債券利回りなどである。

それらの動きで判明したことは、従来の株価上昇の局面ではアニマルスピリッツが高まっていたのに対して、昨年9月のQE3以降をみると、アニマルスピリッツの高まりがないにもかかわらず株価は上昇している点だ。投資家がアニマルスピリッツを失っている分を、QEが補っている側面があることを示している。QEを縮小すれば、株価上昇が鈍るリスクを考慮しなければならない。

公式統計でも失業率は7.3%と高く、実態はそれ以上に悪いとされる。インフレ率は、目標と言ってよい長期のゴールの2%を大きく下回っている。その経済状況で、経済活動を支える資産価格の上昇を阻む決断は容易なものではない。

第二は、財政の迷走である。10月の予算成立阻止による政府機能の一部閉鎖、連邦債務上限到達による政府からの支払い停止、そして米国債デフォルトの問題は調整がなされ、目先では解決したが、財政をめぐる対立が解けたわけではない。ここで注目されるのは、フィラデルフィア連銀の調査報告で、米国政治の二極化が強いほど経済政策不確実性指数が高く、経済活動が圧迫されるという指摘である。

今の選挙区割りでは、下院の共和党優位は次の中間選挙でも崩れそうにないとみられているし、中道候補は当選しにくいとされる。強い二極化が解消されない状態が続くということである。ちなみに、米連邦準備理事会(FRB)のイエレン次期議長は上院委員会の公聴会で、財政問題を米国経済の逆風と位置づけた。その逆風はやまない可能性が高いということだ。

第三は、世界経済の状態である。国際通貨基金(IMF)による先般の経済見通し改訂で、ついに成長の警戒ラインである3%を割り込み、2013年の成長は2.9%と示された。世界経済は、中国の高度成長時代に変化が訪れることを覚悟すべきところにきている。そうした中で、米QE縮小というストレスを新興国に与える悪影響は無視できない。また、ユーロ圏のインフレ率(HICP)が10月分は前年同月比0.7%まで低下した。「危機を克服できた」との安心感を与えてきた欧州経済に変調が見えている。

<フォワードガイダンスの限界>

この情勢下、イエレン次期FRB議長は先述の公聴会で、景気回復を優先すること、今のQE政策は効果が弊害を上回ることに言及した。公聴会での最大の注目は、イエレン氏が弊害のあるQEを縮小するとしても、その効果の部分を補い、経済の失速を回避する方策を示せるかであった。

事前に話題となったFRBスタッフによる調査報告で、現在6.5%という失業率の閾値を下げた場合のシミュレーションが示されたが、これを具体化するにはFOMCでの討議を経なければならない。モデル内では、金融緩和が長く続く結果として、それに経済活動が反応することで、より良好な経済パフォーマンスになるということだが、そうであれば、これまでの政策でも相応の成果が得られても良いはずだ。それでも、失業率は高すぎる(Elevated)状態を脱していないのである。

仮に、これまでの経済成長の維持、雇用の増加、そして失業率の低下がQEとフォワードガイダンスのふたつの政策の「合成の効果」であったとすると、QEを縮小した場合、そして財政からの逆風がビルトインされた場合に、フォワードガイダンスの強化だけでどこまで成長、雇用を押し上げられるだろうか。

また、失業率の閾値を引き下げるシミュレーションとして、調査報告では5.5%と5.0%が示されているが、この数字に当該政策の限界が示されている。FOMCの経済見通しでは、失業率の長期のゴールは5%台と示されている。5%よりも低い失業率の数字を閾値に設定することは、インフレ率の上昇を容認するとの宣言に他ならない。すなわち、失業率の閾値変更という手段は、何度も使えない緩和政策ということになる。

<問われる早期縮小論者のモラル>

ただし実際には、12月6日発表の次の雇用統計で強い数字が続いた場合、同月17―18日に開催される年内最後のFOMCでQE縮小開始論議が一段と盛り上がる可能性はある。

第一に、14年のFOMCメンバー構成である。来年、政策決定の投票メンバーにプロッサー総裁(フィラデルフィア連銀)とフィッシャー総裁(ダラス連銀)という緩和継続反対論者、いわゆるタカ派が入る。この二人は、タカ派の中でも強硬な立場である。一方で、QE推進を担ったバーナンキ議長が去り、積極論のローゼングレン総裁(ボストン連銀)、経済が弱まることへの危惧を強く持つエバンス総裁(シカゴ連銀)、ブラード総裁(セントルイス連銀)が投票権を失う。このため、年内にQE縮小を方向づけしてしまいたいという誘因がある。

第二に、バーナンキ議長が6月の会見で、年内のQE縮小開始に言及したことである。FOMCの掲げている経済見通し、失業率の閾値、利上げの開始時期と整合させるには、本来12月に行動を開始する必要がある。

第三に、仮にQE縮小が失敗だったとしても、それはバーナンキ議長の決断だったとして、イエレン次期議長がその後に行動することにより、新議長のレピュテーションを維持できることだ。

第四に、12月のFOMC後はバーナンキ議長の記者会見があるので、決定の子細を説明しやすい(来年1月28―29日のFOMC後は議長の記者会見は予定されていない)。

このため、次の雇用統計が強ければ、QE縮小の早期開始論議も出てくるだろう。しかし、それは上述したハードルの高さをみると、現実的な議論であるとは思えない。QEを縮小した場合に、何が起きるのかについて知見を持つことなく、「QE開始はいつか」を問答することは、経済人としてのモラルに欠けると言っても過言ではない。

イエレン次期議長下の政策で、納得のいく雇用拡大、(インフレ率低下の行き過ぎを勘案しての)物価安定、金融システムの安定といった目標達成にめどが立って、ようやくQE縮小に手をつけられるというのが、現実ではないだろうか。


*本稿は、ロイター日本語ニュースサイトの外国為替フォーラムに掲載されたものです。

comment

バブルが懐かしいさま

「汝、失望するなかれ」ですよ。ぼや~と生きてる人が多くない?生存は自助努力と政府の組み合わせなんです。日本政府は経済を良くするチョイスがないに近い。鍵盤のないピアノなんですね。すると、経済政策の目的を定めないといけない。「所得倍増」などは絶対ないですから、Austerity(節約)となるはず。節約の先頭を走るべきが政府のはずです。このアメリカでは、議会は嫌々でも、国民のコンセンサスになっている。企業はリストラして再スタート~賃金は下がったが雇用は増えた~住宅もでかいマンションは売れない~車もね、、伊勢
2013/12/09 00:25 | 伊勢 [ 編集 ]

そうなんですよね経済が強い事、残念ながら、この東京求人はありますが安いし経験者ばかり募集、家賃は高いのに空き部屋だらけ
首都圏でさえ少し離れるともう従来型の地に足ついた雇用の機会はない 新卒者は初任給12万で自衛隊にでも行くしかない地方もあるでしょう 経済もさることながら天変地異や災害 紛争や戦争の火種
1憶二千万の総人口に対して25歳以下の女性の数約2000万人
6割が結婚希望として1600万人おおよそ1人の子供を産むとして
、、、、日本はスカスカになりそうです 
2013/12/08 23:47 | バブルが懐かしい [ 編集 ]

りょうこ姉さま

いいえ、あなたの思い、伝わっていますよ。安倍総理大臣は、少し国内に目を向けることです。アメリカにとっても、チャイナにとっても、韓国にとっても、日本の経済が強いことが必要なんだ。伊勢
2013/12/06 03:50 | 伊勢 [ 編集 ]

伊勢おじ様。今晩は。
又、日本国を使い、なんて事は無いですよね。
もとい、日本国を通じて有事を起こさせる事は無いですよね。
思いを伝えるのは難しいです。
2013/12/06 01:30 | りょうこ [ 編集 ]









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プロフィール

伊勢平次郎

Author:伊勢平次郎
 
伊勢平次郎はペンネーム。アメリカへ単身移住してから50年が経つ。最初の20年間は英語もろくに話せなかった。英語というのは、聴き取りにくく、発音しにくい厄介なものだ。負けん気だけで生きた。味方を作ることが生き残る道だと悟った。そのうち、コロンビア映画、スピールバーグ監督、トヨタ工場、スバル・いすゞ工場の北米進出、日本の新聞社に雇われた。2013・6 冒険小説You Die For Me アブドルの冒険(邦題)をアマゾンから出版した。昨年のクリスマスには、King of Pepper(英語版)胡椒の王様を出版した。日本、英国、デンマーク、ドイツの読者が読んでくれたわ。妻のクリステインと犬2匹で、ルイジアナの湖畔に住む。

写真は、ハヤブサ F. p. japonensis。カタカナで書かれる。瞬間飛翔速度は、時速300キロという猛禽。

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