2008/08/19 (Tue) 「グルジア戦争の顛末」その2

グルジア領ゴリのロシア軍検問所。戦車上のロシア兵と話すグルジア人女性。コーカサス山脈が後方に見える。停戦協定には、“ロシア軍に必要な防衛行為は許される”という項目がある。“よって、ロシア軍は検問所を撤去せず〜さらに南進を続け〜主要道路に地雷を埋め〜南オセチア自治領内には移動式ミサイルを設置した”と、NY・TIMESが報じている。事実上、軍事制圧によって、南オセチアはグルジアから分離したのだ。北部のアブハジアも同様である。さあ、ブッシュ・サアカシビリ組はどうする?この「いくさ」だが、プーチン・メドベージェフ組の勝ちだ。伊勢平次郎
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By Peter Finn
Washington Post Foreign Service
Sunday, August 17, 2008
Friday, August 7
「8月7日木曜日の夕刻6時、基地から出動する準備を命じた」と、8月14日、ケゼラシビリ国防長官は、トビリシ(グルジア首都)とゴリの間の高速道路で駐屯するグルジア軍指揮所で語った。長官は、機甲部隊の出動は、122ミリ砲と203ミリロケット砲、戦車の編成だったと。この編成は、南オセチア軍がグルジア部隊を目がけてバラージ(一斉射撃)することを抑制するものだった。
西側の外交官は詳細を語った。OSCE(欧州安全保障機構・フィンランドが議長国)のモニター(監視員)の報告でも、南オセチアの周囲で起きたグルジア軍・機甲部隊の動きは記録されている。モニターらは、木曜日の午後には、BM-21の出動を記録している。「木曜日の午後には、ゴリの近くのカラレチへ向かうBM-21などの隊列を見た」とその外交官は語った。一方、ケゼラシビリ国防長官は「BM-21は木曜日の“夜”に出た」と言っている。
7PM、グルジア軍部隊が進撃して行く状況の中で、サアカシビリ大統領は国営テレビで、「パートナーよ、友人よ、われわれはいかなる合意もする用意がある」と南オセチア分離派に向かって、停戦を申し出た。
9PM、オセチア人たちは、グルジア軍が縦列を組んで出動したことを、西側モニターに抗議した。これも、トビリシにいた外交官が証言している。
毎年、夏には、ロシア軍は南オセチアの北部のロシア領内において恒例の軍事訓練を行っている。この夏は。訓練の後、その地に留まることにした。グルジア軍の動きをロシア軍情報部が報告していたからだ。グルジア軍・機甲部隊が出動したことを知って、攻撃が始まると判断した。(ロシア軍高官の話し)
サアカシビリは停戦をよびかけた。だが、機甲部隊や、ロケット砲撃部隊の動きを、ロシア側は「グルジア軍が戦闘準備ができるまでの、サアカシビリの時間稼ぎ作戦だ」と受け取った。
ロシア軍陸軍大将の、ノゴビーツインは「6PMになると、グルジア軍部隊は、南オセチアを攻撃できる位置に付いた。20台の戦車と歩兵が到着した」とモスクワで語った。
ケゼラシビリは「ロシア軍が、ロキ・トンネルに入る準備をしている」と報告を受けた。だが、ロシア側は、「そんな動きはなかった」と拒否した。
サアカシビリは、西側のリーダー(ワシントン)と、NATO軍の指揮官に数本の電話をかけた。「わたしは気も狂わんばかりだったのだ」と外国記者団に語った。
サアカシビリの電話を受けた米国特使のブライザは「罠にはまるぞ!ロシア軍と正面衝突するな!」と忠告した。だが、動顛したサアカシビリが停戦を叫ぶ頃には、グルジア軍部隊は、既に南オセチア自治区の境界に接近していた。
ブライザ米国特使は「以前から、ロシア軍のアブハジア自治区の駐屯が、グルジア指導者たちに軍事対決を望む雰囲気を醸成していた。自分たちの国の名誉を守る。自分たちの村を守るという感情が盛り上がっていた」と語った。「これは非常に危険な力学なのだ。攻撃、反撃というものだ」「ガンズ・オブ・オーガストとわれわれが、とにかく避けようとしていた事態だ」と。
ケゼラシビリによると、木曜日の夜、サアカシビリのテレビ演説の3時間後、南オセチアの砲丸がサラブキ村のグルジア軍平和部隊とコルタ村の役場に落下したと。
ロシア側は、そんな夜遅くに砲撃はなかったと。OSCEのモニターらの戦場報告書にも、南オセチアの砲撃の記録はない。西側もこれを確認している。
11PM、サアカシビリは、「ロシア軍部隊が、ロキ・トンネルを通過している」と報告を受けた。「時計を見ると、11:50PMだった。ロシア軍が南オセチアに侵入して来ることを確信した」と。「今、どうしたらいいんだ?〜砲撃で応えよう〜そうしなければ、グルジアが主権を失うんだ〜もう、チョイスはないんだ」と。
米政府に電話が入ったとき、グルジア高官は事態がどうなるかという見通しを持っていなかった。ブライザ米国特使は「グルジア首脳と私の息を呑む瞬間だった。グルジア高官が停戦は諦めると言った。それなら、グルジア軍部隊を危険な状況に入れるな。あなた方には勝ち目はないんだ」と言ったら、「分かっている。だから、ロシア軍部隊の進行方向の道路を砲撃して、侵攻を停めるんだ」と。
だが、ロシア側は、グルジア軍が、ツヒンバリを前面攻撃し始めるまで、ロキ・トンネルには入らなかったと主張した。ロシア国防省も、プーチン首相官邸も、ロキ・トンネルに入った正確な時間を公開していない。
米国情報部も、ロシア軍部隊の進軍開始の時間を特定できなかった。「ストップ・ウォッチ持って、そこで誰かが目撃しければ判ることじゃない」と。
Friday, August 8
「不運なことが起きた。12時真夜中にすべてが始まったんだ」とケゼラシビリ国防長官。
グルジア軍が、盆地のツヒンバリを砲撃し始めた。周囲の丘陵に散らばる村も砲撃した。
1AM、ロシア軍の機甲部隊が、ロキ・トンネルから姿を現した。戦車、装甲車100台だ。そこで、ロシア軍部隊は90分間停止したと、ケゼラシビリ。
2AMには、グルジア軍はツヒンバリの境界に迫った。そこで、BM−21ロケット連射砲をぶっ放した。BM-21は、20秒間で、40発のロケット弾を発射できる。ケゼラシビリは、「ロケット連射砲のターゲットは、分離派のビルや、オセチア国防省、同国務省、警察本部だった。この都市は大きくはない。市民を狙ったのではない。建物だけだ」と言った。
しかし、米外交委・軍事専門家のナッシュ少将の解説では、「BM-21はオープンな戦場の戦闘用兵器で、都市に向かって使えば、市民を巻き込む確率が高いものだ」と。

The BM-21 "Grad" は、ソ連製 122ミリ 、連射ロケット砲。 1960年代に出現。BMとは移動するという意味。gradとは「雨」のことだ。 50カ国以上が保持する世界で最も人気のある兵器なのだ。
グルジア軍のツヒンバリ砲撃は夜明けまで続いたと、OSCEのモニター3人の報告があった。3人が避難していたビルは破壊された。金曜の午後になって、砲弾の飛び交う中をようやく脱出したと。
10AM、1500人のグルジア地上部隊がツヒンバリに入った。戦場全体では、グルジア軍は9千人。だが、2時間もすると、グルジア兵は、ロシア軍の砲撃と空爆によって、ツヒンバリから追い出された。
グルジア側はツヒンバリを破壊したのはロシア軍だと。「ロシア機が爆弾を投下してたので、ビルは燃え上がった」とケゼラシビリ。「わが兵は民家に隠れていたから」と。一方、ロシア側は、すべてをグルジアの所為にしている。
3時間ばかり後退したグルジア軍は、もう一度、攻撃を試みた。ロシア空軍はペアで、8機が空襲に使われた。同時に、砲撃が加わったので被害は甚大だった。だが、グルジア兵とロシア兵が射撃を交えたのは2,3回だけだったと、ケゼラシビリ。
金曜日の11PMには、グルジア軍は2度目の後退を強いられた。「三度めのツヒンバリ市街進入を図ったが、強力な反撃に会った。地獄のようだった。300百名のグルジア兵が消息不明。160名の戦死が確認されている」と、グルジア国防省。
兵員を補充できなかったために、土曜日になると、グルジア軍は疲労困憊となった。一方のロシア軍は新鮮だった。元気良く続々と入って来た。ロシア軍部隊は1万5千〜2万人だった。「私は、9千の兵を持っていたに過ぎない」とケゼラシビリ。「彼ら(露軍)は元気のいい兵を投入〜ロシア兵は休息もできた〜私の兵たちは、時間が経つにつれて疲れきった〜交代する兵員がなかった〜2日の戦闘で、もはや、戦う力は残っていなかった」と。
8月10日、日曜日の早朝、ケゼラシビリは、グルジア軍に、ゴリの基地へ撤退するようにと命令したのだった。この時点で、「撃ち方ヤメ」となった。
(解説)この、ケゼラシビリというグルジア軍の総司令官は「アホ」ですね。イラク戦争を指導したラムズフェルドのアタマとよく似ている。つまり、国防長官という肩書きの劣等なる司令官なのだ。ブッシュも劣等なる大統領だ。こんな頭目の下で死んだ兵士が哀れである。現代の司令官は自分は犠牲になりたくない。日本の武将も〜明治維新の志士も〜日本の兵士は、戦死も、切腹も恐れることはなかったのだ。この伊勢爺でも死は恐くはないよ。次回エントリでは、「グルジア戦争の遺産」にしますね。伊勢平次郎 ルイジアナ
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「LIES OF THE LADY CHANG」 のアメリカでの出版計画驀進中。
**平成20年正月元旦より、上の表題(仮名)の英文原稿に着手した。「暗黒大陸・中国の真実」(BURNS REVIEW社)からヒントを得た。 只今、10月には脱稿すべく死闘中なり。クリスマスの日に出版が標的です。本著の目的は「宣伝戦」なのだ。日本政府も、日本の報道機関も、なにもやらないから、隼同志がポケットマネーで闘うことになった。日本は「宣伝工作機関」もない国なのだ。そこへ、「非戦平和宣言」の憲法九条だ。だ・か・ら、台湾の馬にまでなめられるんだよ。
**CARTOさんの出版社、BURNS REVIEWの編集長・TIFFANYさんと契約を交わした。現在までに、$3、000を支払いました。9・31・08(改めた)を脱稿とし、それまでに$4、000を払います。$3、000最終編集作業の追加が出る可能性があると見ている(エラーを訂正した)。その先の出版費用は未知なり。同志のみなさん、ご協力を有難う。伊勢
「隼機関の目的」
隼機関が茶の間の柱時計なら、12時30分の「保守自由主義」と言える。アメリカに拠点をおく隼機関は、「英字出版」「英字広報」「訴訟理由を探る」という三つの機能を持っている。これらの手段を効果的に使って、アメリカ国内に「親日派の味方」を増やすことが目的なのである。伊勢は、共和党マケイン政権の誕生を期待するために応援をする計画だ。日本政府は隼機関を支援するべきだが、淡々と実績を積み上げ、時の氏神を待つのみである。
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「募金のお願い」
「隼機関」は、任意団体口座を開設致しました。代表の尾崎信義(伊勢)に、他の二人を加えた、三役が管理を致します。新たに、NIHONさんが、3番目の役員さん(ラジオ局長さん)を、お受けしてくれました。よろしく、拍手をお願いします。
「隼機関」では、同じ志を持つみなさまに「千円」からの出版資金のご献金をお願いしております。ご献金を、「小倅(こせがれ)に学資を出すもの」と、お考え頂ければ幸いです。
(注)実は、「一口五千円とはなんだ。バカモノ。千円でも献金は献金だ」というお叱りがあった。だから、そうします。一円でも、一億人なら一億円だからなあ?「おどけるな、バカモン!」かな、今度はさ、、ここは謝りますわい。
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4)講演旅行などの費用。
5)脱稿のメヤスを、11月30日とする。つまり、クリスマスに出版する考えである。マラソンだが、幾らかかるものかは未知である。だが、自信は過剰である。伊勢は強運の男だからだ。
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(注)有難うございました。まことに、心のこもったご献金。日本のために、大切に使います。まもなく、集計を報告します。現在、赤字でも、黒字でも、ありません。*間違いを指摘してください。伊勢
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*法人が完成するまで、代表以外の3役員の、実名・住所を明かさないことに決定した。勤務先・ご家族の安全を考慮した。伊勢は、各位の個人情報を持っている。また、郵便局に提出した規約もある。伊勢の代理人を、VENOMさん〜GRIPENさんの順位で行うことが出来る。彼ら二人は、尾崎信義の情報の全て・横浜の顧問弁護士A氏の情報を持っている。
*さらに、全ての口座関係・印鑑・規約は、みずほ銀行の貸し金庫の中に保管されている。伊勢に事故が発生したとき、役員が出納可能である。だが、A弁護士の介入がある。
comment
南オセチア問題はよく分からない・・・
今朝の産経によると、プーチンの武力行使は、ヒトラーがズデーテンランド、さらにチェコを併合したようなものだと書いてありましたね。 それを許したアメリカや西欧は、ミュンヘン会議のチェンバレンの過ちを繰り返していると。
今朝の産経によると、プーチンの武力行使は、ヒトラーがズデーテンランド、さらにチェコを併合したようなものだと書いてありましたね。 それを許したアメリカや西欧は、ミュンヘン会議のチェンバレンの過ちを繰り返していると。
2008/08/20 10:03 | Venom [ 編集 ]
今、3年ぶりに帰郷しています。親の顔も久々に見、あらためて親のありがたみを痛感しているしだいです。
南オセチア問題は、ソ連の残り火ですね。南オセチアは、ロシア革命のときにグルジアに編入され、ソ連崩壊時に、1991年にグルジアが独立した際、南オセチアも自治州としてグルジアとして独立したそうです。
ですが、1980年代末から、グルジア民族の民族意識が高まったことにより、現在の中共のような事をし始めたそうです、まー漢民族は古来から民族浄化は漢化政策によって行われていましたが・・・
では、実際、南オセチアにたいしてどの様な政策を用いていたのか?ソ連時代を通じてグルジア人優先の政策が遂行された。例えば、1939年には、これまでラテン文字を使用していたオセチア人にグルジア文字が強制され、グルジア語の教育が必須とされ、1990年は、南オセチア最高会議の任期満了の年だったが、グルジアは選挙日を公示しなかった。12月9日、南オセチアは独自に選挙を実施したが、12月 10日、グルジア最高会議は、南オセチア自治州の廃止を全会一致で決定した。12月11日、ツヒンワリ市とドザウ地区に戒厳令が施行されるなどの政策を取っていました。それが原因で、1989年11月23日では、ズヴィアド・ガムサフルディアは、自分の支持者(3万〜6万人)を引き連れ、ツヒンワリで示威行進を行った。平和的な集会だと宣伝されたが、数百人の武装兵が随行し、負傷者400人、死者6人を出すなどといった事件も起こっています。
その後、グルジア・南北オセチア・ロシアの間で、1992年6月24日、に紛争調停の原則に関する協定が署名され、7月14日、平和維持軍が導入され。ロシア軍が南オセチア内に駐留することになり、今回の紛争におけるロシア軍の増援における紛争状態はグルジアがロシアの駐留部隊に対しても攻撃を行ったことにより、大規模な紛争まで発展しかけました。
ただ、実際は、グルジアが独立した際、南オセチアの自治州権は消失したとオセチア人は主張し、自治州から南オセチア共和国として独立宣言しましたが、国際的には承認されていません。
今回の紛争について考えてみると、結局はアフリカや現在のアジアの民族紛争と同じ原因であることがわかります。イギリス・フランスやソ連(ロシア)・アメリカは共存共栄という言葉は無く、その地の民族対立を煽ったりする等といった施策をとり、植民地を経営してきました。第2次世界大戦後、植民地の多くが独立するも、その時に植えつけられた民族間の憎悪が大きな足枷となり、現在でも民族紛争は多くの地で行われています。もちろん。それより以前から民族憎悪があるところもありますが、1989年に入り、共産主義国が多くの矛盾を抱え、次々と崩壊していくことにより、多くの国がまた独立した。
グルジアの言い分も分からないことはないが、多民族国家において、nation=ethnosではない。ethnosを叫びすぎれば、多民族国家では他のethosが反発し、憎悪となり民族紛争へと発達する。日本はほぼ単一民族(実際は琉球民族・アイヌ民族・大和民族+α)なのでNation=Ethnosと考えてもほぼ問題ない、だからか日本では民族紛争が起こらなかったのだろう。民族意識を持つことは決して悪いことではない、しかし、中華思想・小中華思想・ゲルマン民族主義などといった、優越主義に基づいた民族主義というのは高揚させるべきではない。八紘一宇のような考えこそが多民族国家には必要ではないだろうか。国家や民族と言う壁が存在するのは当然である。どうすれば、民族紛争を無くせるのか、それは非常に難しい問題である。ただ、民族紛争に明け暮れた民族にはそれは解消できない気もするのは私だけだろうか?
南オセチア問題は、ソ連の残り火ですね。南オセチアは、ロシア革命のときにグルジアに編入され、ソ連崩壊時に、1991年にグルジアが独立した際、南オセチアも自治州としてグルジアとして独立したそうです。
ですが、1980年代末から、グルジア民族の民族意識が高まったことにより、現在の中共のような事をし始めたそうです、まー漢民族は古来から民族浄化は漢化政策によって行われていましたが・・・
では、実際、南オセチアにたいしてどの様な政策を用いていたのか?ソ連時代を通じてグルジア人優先の政策が遂行された。例えば、1939年には、これまでラテン文字を使用していたオセチア人にグルジア文字が強制され、グルジア語の教育が必須とされ、1990年は、南オセチア最高会議の任期満了の年だったが、グルジアは選挙日を公示しなかった。12月9日、南オセチアは独自に選挙を実施したが、12月 10日、グルジア最高会議は、南オセチア自治州の廃止を全会一致で決定した。12月11日、ツヒンワリ市とドザウ地区に戒厳令が施行されるなどの政策を取っていました。それが原因で、1989年11月23日では、ズヴィアド・ガムサフルディアは、自分の支持者(3万〜6万人)を引き連れ、ツヒンワリで示威行進を行った。平和的な集会だと宣伝されたが、数百人の武装兵が随行し、負傷者400人、死者6人を出すなどといった事件も起こっています。
その後、グルジア・南北オセチア・ロシアの間で、1992年6月24日、に紛争調停の原則に関する協定が署名され、7月14日、平和維持軍が導入され。ロシア軍が南オセチア内に駐留することになり、今回の紛争におけるロシア軍の増援における紛争状態はグルジアがロシアの駐留部隊に対しても攻撃を行ったことにより、大規模な紛争まで発展しかけました。
ただ、実際は、グルジアが独立した際、南オセチアの自治州権は消失したとオセチア人は主張し、自治州から南オセチア共和国として独立宣言しましたが、国際的には承認されていません。
今回の紛争について考えてみると、結局はアフリカや現在のアジアの民族紛争と同じ原因であることがわかります。イギリス・フランスやソ連(ロシア)・アメリカは共存共栄という言葉は無く、その地の民族対立を煽ったりする等といった施策をとり、植民地を経営してきました。第2次世界大戦後、植民地の多くが独立するも、その時に植えつけられた民族間の憎悪が大きな足枷となり、現在でも民族紛争は多くの地で行われています。もちろん。それより以前から民族憎悪があるところもありますが、1989年に入り、共産主義国が多くの矛盾を抱え、次々と崩壊していくことにより、多くの国がまた独立した。
グルジアの言い分も分からないことはないが、多民族国家において、nation=ethnosではない。ethnosを叫びすぎれば、多民族国家では他のethosが反発し、憎悪となり民族紛争へと発達する。日本はほぼ単一民族(実際は琉球民族・アイヌ民族・大和民族+α)なのでNation=Ethnosと考えてもほぼ問題ない、だからか日本では民族紛争が起こらなかったのだろう。民族意識を持つことは決して悪いことではない、しかし、中華思想・小中華思想・ゲルマン民族主義などといった、優越主義に基づいた民族主義というのは高揚させるべきではない。八紘一宇のような考えこそが多民族国家には必要ではないだろうか。国家や民族と言う壁が存在するのは当然である。どうすれば、民族紛争を無くせるのか、それは非常に難しい問題である。ただ、民族紛争に明け暮れた民族にはそれは解消できない気もするのは私だけだろうか?
2008/08/20 16:08 | nihon [ 編集 ]
http://www.47news.jp/CN/200808/CN2008081901000675.html
NATO、グルジアへの支持表明へ ロに撤退迫る
【ブリュッセル19日共同】グルジア・南オセチア自治州をめぐるロシアと
グルジアの軍事衝突を受け、北大西洋条約機構(NATO)は19日、
ブリュッセルで緊急外相理事会を開き、対応を協議した。ロシアに
部隊撤退など和平原則の順守を迫る一方、4月にブカレストで開いた
NATO首脳会議で「将来の加盟」を確約したグルジアへの支持を表明する見通し。
ライス米国務長官はロシア軍の大規模介入を非難し「ロシアは代償を
払うことになる」と指摘しており、今後のNATOとロシアの関係の在り方も議題だ。
理事会は、グルジアの軍事施設などが受けた被害を特定するための調査団や
地雷撤去要員の派遣、再建支援策なども検討。
ロシアに対しては、米国や東欧諸国が軍事的、外交的な協力の見直しを提唱。
ロシアが和平原則を順守しない場合、対ロシア関係の急速な冷却化は
避けられない情勢だ。
2008/08/19 18:21 【共同通信】
NATO、グルジアへの支持表明へ ロに撤退迫る
【ブリュッセル19日共同】グルジア・南オセチア自治州をめぐるロシアと
グルジアの軍事衝突を受け、北大西洋条約機構(NATO)は19日、
ブリュッセルで緊急外相理事会を開き、対応を協議した。ロシアに
部隊撤退など和平原則の順守を迫る一方、4月にブカレストで開いた
NATO首脳会議で「将来の加盟」を確約したグルジアへの支持を表明する見通し。
ライス米国務長官はロシア軍の大規模介入を非難し「ロシアは代償を
払うことになる」と指摘しており、今後のNATOとロシアの関係の在り方も議題だ。
理事会は、グルジアの軍事施設などが受けた被害を特定するための調査団や
地雷撤去要員の派遣、再建支援策なども検討。
ロシアに対しては、米国や東欧諸国が軍事的、外交的な協力の見直しを提唱。
ロシアが和平原則を順守しない場合、対ロシア関係の急速な冷却化は
避けられない情勢だ。
2008/08/19 18:21 【共同通信】
2008/08/20 16:28 | [ 編集 ]
nihon大兄
みごとな民族間紛争における世界史の認識〜分析〜洞察力に研究者を感じました。「虐げられたとする憎悪」は当事者間では解決しないうえに、米露の覇権政争の道具にされて、武器・資金・欧援軍までも供与されて、代理戦争に発展する。
「民主主義・自由経済」を旗印にする欧米VS「資源社会主義のブロック」という対立が一方にある。米露対立を一考すると、覇権拡張主義と、お互いを非難する陰には、「安全保障」の脅威があります。欧米は「民主主義・人権への脅威」と主張し、ロシア・べネゼラ・イラン・イラク・中国その他の「民主主義途上国?」は、内政干渉だと主張する。
自由主義圏である欧州連合と米国にも温度差がある。この温度差だが、民族(ETHNO)〜イデオロギーだけではない、「資源をめぐる争い」が背景にある。現在の争いは「原油・天然ガス」です。ブッシュ政権が主張するように、ロシアは露骨だろうか?ポーランドで、本日水曜日にライスが署名するMDミサイルのサイト建設は、ブッシュが主張する「イランなどの核ミサイル〜アルカイダのテロからの防衛」が本当の理由だろうか?ロシアが主張する「ロシアを標的にしている」というのが、本音ではないのか?結局、ポーランド・チェコ・ウクライナ・グルジアをNATOへ取り込む真意は「ロシアを包囲する」という「旧ソ連封じ込め」戦略ではないか?たとえば、「G8からロシアを追い出せ」「WTOにロシアを入れるな」などを主張するマケインは、昨日、イギリスの外相から批判されている。「ロシアを、G8から追い出せば、ロシアは、G8圏外の多くの国の長となる」とですよ。ロシア〜イラン〜イラク〜べネゼラ〜ボリビア+南米諸国+中国+朝鮮半島+ベトナムなどの「反米国家群の長」にですね。米〜EU〜日本が頼る原油はそちら側が持っている。クエート〜サウジアラビア〜アフリカの資源王国・資源社会主義国は、G5(WEALTH)の衰退を見てロシア勢力圏に傾く。カナダはアメリカと運命を一緒でも、メキシコ〜中南米の心は揺れるか、漁夫の利を得るのです。ここまでにしますね。伊勢
みごとな民族間紛争における世界史の認識〜分析〜洞察力に研究者を感じました。「虐げられたとする憎悪」は当事者間では解決しないうえに、米露の覇権政争の道具にされて、武器・資金・欧援軍までも供与されて、代理戦争に発展する。
「民主主義・自由経済」を旗印にする欧米VS「資源社会主義のブロック」という対立が一方にある。米露対立を一考すると、覇権拡張主義と、お互いを非難する陰には、「安全保障」の脅威があります。欧米は「民主主義・人権への脅威」と主張し、ロシア・べネゼラ・イラン・イラク・中国その他の「民主主義途上国?」は、内政干渉だと主張する。
自由主義圏である欧州連合と米国にも温度差がある。この温度差だが、民族(ETHNO)〜イデオロギーだけではない、「資源をめぐる争い」が背景にある。現在の争いは「原油・天然ガス」です。ブッシュ政権が主張するように、ロシアは露骨だろうか?ポーランドで、本日水曜日にライスが署名するMDミサイルのサイト建設は、ブッシュが主張する「イランなどの核ミサイル〜アルカイダのテロからの防衛」が本当の理由だろうか?ロシアが主張する「ロシアを標的にしている」というのが、本音ではないのか?結局、ポーランド・チェコ・ウクライナ・グルジアをNATOへ取り込む真意は「ロシアを包囲する」という「旧ソ連封じ込め」戦略ではないか?たとえば、「G8からロシアを追い出せ」「WTOにロシアを入れるな」などを主張するマケインは、昨日、イギリスの外相から批判されている。「ロシアを、G8から追い出せば、ロシアは、G8圏外の多くの国の長となる」とですよ。ロシア〜イラン〜イラク〜べネゼラ〜ボリビア+南米諸国+中国+朝鮮半島+ベトナムなどの「反米国家群の長」にですね。米〜EU〜日本が頼る原油はそちら側が持っている。クエート〜サウジアラビア〜アフリカの資源王国・資源社会主義国は、G5(WEALTH)の衰退を見てロシア勢力圏に傾く。カナダはアメリカと運命を一緒でも、メキシコ〜中南米の心は揺れるか、漁夫の利を得るのです。ここまでにしますね。伊勢
2008/08/20 22:19 | iseheijiro [ 編集 ]
匿名さん
有難うね。今日のエントリに続けます。NATOも、米国防長官も、「グルジアに軍事介入はしない」と明言している。グルジア担当は、OSCE(欧州安全保障機構・フィンランドが議長国)です。非武装監視団(100名)を提唱している。だが、ロシアが条件を付けており、その条件は充たせないようです。42歳の大統領、メドべージェフは法律家。米欧連携の法律上の弱点をよく理解している。旧ソ連の軍人上がりや、ガチガチの共産主義者ではない。
欧州連合の各国は足並みが揃っていない。ドイツのアンゲラ・メルケル首相は利発で若い女性。たいへんな現実主義者なのです。宥和主義者の老人・福田康夫さんなどは、チェンバレンに見えているでしょう。ドイツは、ロシアの原油・ガスに頼っているし、ユーロ経済の中心。ポーランドも、ウクライナも、このグルジアも、実際NATOに加盟したところで、EU経済圏の一員にはなれない。トルコでさえ入れて貰えない。旧ユーゴ国などは、ユーロに換金できるような経済ではない。去年クリスマスに、ライプチヒのホテルで病気して、一日中読んでた「ヘラルド・トリビューン」のユーロ経済記事を想い出す。「砂埃の立ち上がる道端でイチゴを売っているような経済のユーゴ諸国が、その通貨をユーロに換金すると、ゼロに近い」と書いてあった。「ああ、そうか」と理解した。今、MDで騒ぐ、ポーランドはECの条件(民主主義)には合格したが、EU加盟を躊躇しているのです。EU圏というのは、どえらい貧富の差を含んだプライベート・クラブ。その経済記事には「到底、成功したとは言えない」とあった。ヘラルドは、NY・TIMESのような田舎新聞ではないですね。アメリカのメデイアはダメです。BBCや、イスラエルの新聞の方が、よっぽど事実に近いのです。伊勢
有難うね。今日のエントリに続けます。NATOも、米国防長官も、「グルジアに軍事介入はしない」と明言している。グルジア担当は、OSCE(欧州安全保障機構・フィンランドが議長国)です。非武装監視団(100名)を提唱している。だが、ロシアが条件を付けており、その条件は充たせないようです。42歳の大統領、メドべージェフは法律家。米欧連携の法律上の弱点をよく理解している。旧ソ連の軍人上がりや、ガチガチの共産主義者ではない。
欧州連合の各国は足並みが揃っていない。ドイツのアンゲラ・メルケル首相は利発で若い女性。たいへんな現実主義者なのです。宥和主義者の老人・福田康夫さんなどは、チェンバレンに見えているでしょう。ドイツは、ロシアの原油・ガスに頼っているし、ユーロ経済の中心。ポーランドも、ウクライナも、このグルジアも、実際NATOに加盟したところで、EU経済圏の一員にはなれない。トルコでさえ入れて貰えない。旧ユーゴ国などは、ユーロに換金できるような経済ではない。去年クリスマスに、ライプチヒのホテルで病気して、一日中読んでた「ヘラルド・トリビューン」のユーロ経済記事を想い出す。「砂埃の立ち上がる道端でイチゴを売っているような経済のユーゴ諸国が、その通貨をユーロに換金すると、ゼロに近い」と書いてあった。「ああ、そうか」と理解した。今、MDで騒ぐ、ポーランドはECの条件(民主主義)には合格したが、EU加盟を躊躇しているのです。EU圏というのは、どえらい貧富の差を含んだプライベート・クラブ。その経済記事には「到底、成功したとは言えない」とあった。ヘラルドは、NY・TIMESのような田舎新聞ではないですね。アメリカのメデイアはダメです。BBCや、イスラエルの新聞の方が、よっぽど事実に近いのです。伊勢
2008/08/20 22:53 | iseheijiro [ 編集 ]
Venom大兄
産経記事は、ジグニュウ・ブレジンスキーの、8・8の寄稿文をコピーしたものですよ。わしは、即座に「デマゴグ」と批評した。多くの評論家に「反露感情を煽る政治宣伝で、論文でもない」と叩かれている。こういった産経の報道の質を疑います。英字で論評を読む、古森さんなら「もはや、売れない宣伝」に気がついているでしょうよ。まず、イラクを見てお分かりのように、欧米首脳の足並みは揃ってはいないし、欧米が反露感情では共鳴しても、ロシア(核兵器を持つ独裁国家)を敵にして戦争をする力はない。WW2では、ソ連と挟み撃ちにしたから、ナチス・ドイツ軍に勝ったのです。英仏は、米ソの東西協力戦線がなければ亡国になっていた。中国も日本軍に制圧されたでしょう。現在のロシアは、ソ連よりも味方が多い。独仏は、嘘をつく、ブッシュ・ライスを信じていない。かくいう、わしら夫婦も、ブッシュ・ライスはとうの昔にゴミ箱に入れてある。伊勢
産経記事は、ジグニュウ・ブレジンスキーの、8・8の寄稿文をコピーしたものですよ。わしは、即座に「デマゴグ」と批評した。多くの評論家に「反露感情を煽る政治宣伝で、論文でもない」と叩かれている。こういった産経の報道の質を疑います。英字で論評を読む、古森さんなら「もはや、売れない宣伝」に気がついているでしょうよ。まず、イラクを見てお分かりのように、欧米首脳の足並みは揃ってはいないし、欧米が反露感情では共鳴しても、ロシア(核兵器を持つ独裁国家)を敵にして戦争をする力はない。WW2では、ソ連と挟み撃ちにしたから、ナチス・ドイツ軍に勝ったのです。英仏は、米ソの東西協力戦線がなければ亡国になっていた。中国も日本軍に制圧されたでしょう。現在のロシアは、ソ連よりも味方が多い。独仏は、嘘をつく、ブッシュ・ライスを信じていない。かくいう、わしら夫婦も、ブッシュ・ライスはとうの昔にゴミ箱に入れてある。伊勢
2008/08/20 23:17 | iseheijiro [ 編集 ]
ブレジンスキーは、お花畑のカーター政権の補佐官でしたよね。 自分のやったことは、韓国・朴政権の人権抑圧を理由に在韓米軍を引き揚げると脅して、自由世界の結束を乱しただけなのに・・・
今になって反ロシア感情を掻き立てて、どうしようというんだろう?
今になって反ロシア感情を掻き立てて、どうしようというんだろう?
2008/08/21 10:20 | Venom [ 編集 ]
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