2015/08/16 (Sun) 徴兵制を再考するべきだ
conscription Japan 1941

1941年の徴兵検査だ。ハヤブサというHNのおめえよりも体格が良いわな(笑い)。精神も、おめえよりダントツ上だ。安倍晋三が「徴兵など考えていない」と言った。ハヤブサが喜んでいるわな。精神が腐っているからだよ。日本はまず、核武装するべきだ。これも安倍くんは拒絶している。徴兵をConstrictionと言う。いろんな形の徴兵制があることは書いた。民主主義国家の主権は国民なのだ。軍国主義国家になるわけがないよ。期限が付く徴兵制には長点が多い。まず、規則を学ぶ~子供のいじめはなくなる~親子や夫婦の尊属殺人が減る~社会に法と秩序が戻る、、そうでしょ?伊勢平次郎 ルイジアナ


連載小説「憲兵大尉の娘」(10)

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左端の詰襟の兵はどう見ても憲兵である。右の三人の兵隊を監視している。


長谷川と飛鳥大尉が乗った汽車が汽笛一声、奉天駅を出た。新京から奉天は、二百三十キロである。この奉天(瀋陽)で京奉線に乗り換える。奉天を発車して間もなく南満州鉄道と京奉線が交差する皇姑屯を通過した。時速十キロぐらいである。満鉄の高架線の下を通った。教官は三日間の講習で「張作爆殺事件」を解説した。

<満蒙馬賊出身の張作霖は、日露戦争で協力したため田中義一内閣の庇護を受けた。日本の関東軍による支援を受けて、満州軍閥であった段芝貴を失脚させて満洲での実効支配を確立した。その後、満州平野に跋扈する軍閥指導者になっていた。張作霖は日本の満洲保全の意向に反して、中国本土への進出の野望を逞しくしていた。中華民国に段祺瑞内閣が再現した際には、長江奥地まで南征軍を進めた。1920年、安直戦争の際には直隷派を支援して勝利するが間もなく直隷派と対立。第一次奉直戦争を起こしたが敗北すると、張作霖は東三省の独立を宣言し、日本との関係改善を声明した。鉄道建設~産業奨励~朝鮮人の安住~土地商祖などの諸問題解決にも努力する姿勢を示した。だが、次の戦争に備えるための方便にすぎなかった、、>

長谷川が写真機を革のケースから取り出していた。先年の1936年にキャノンとニコンが開発したハンザキャノンである。講習の最後が写真の撮影だったのだ。ハンザキャノンは日本で最初の35mmフォーカルプレーンシャッター式距離計連動カメラであった。いかに、このカメラが優れていたか、その証明は、ロバート・キャパが従軍カメラマンとして仏印戦争で地雷を踏んで死ぬまでニコンの名声は続いたのである。日本人が実に写真機や写真技術に優れている証拠なのだ。現在でも変わらない。

hanza canon 1


話しが脱線した。向かいの座席の飛鳥大尉が長谷川を見ていた。長谷川の手は実に器用なのだ。「科学者だから」と飛鳥は思った。

「長谷川、君の階級は関東軍憲兵少尉である。副官ではない。気に入ったか?」と黒髭が言った。

「どうして二等兵が尉官に?」

「うむ、関東軍にも人情はある。君は殺される可能性が高いからだ」

「はあ?」と長谷川が言うと、上官と部下が笑った。長谷川は、この飛鳥大尉が好きになっていた。


長谷川は、ハンザキャノンで満鉄の高架線を真下から撮った。「その写真を女房にも見せるな」と黒髭が言った。長谷川はその意味するところがわかった。




まず、この地図は現代のものだ。簡体字が使われている。京奉線は中華人民共和国の中国国鉄の鉄道路線であった。北京市と黒竜江省ハルビン市を連絡する全長1249キロメートルの路線である。北京〜秦皇島は京秦線であり、瀋陽北〜ハルビンは哈大線との重複区間となっていた。現在、中国国鉄の主要幹線である「八縦八横」の一つである。

奉天を出てから一時間三十分たった。海が左に見えた。遼東湾だ。旅順のある遼東半島が見えるかと望遠鏡を目に当てたが積乱雲と陸地の差が判らなかった。講習の教科書を開いた。

「二十分で葫蘆島北駅に着く。急ぐ旅ではない。降りるか?」と黒髭が言った。新京を出てから六時間経っていた。昼下がりである。

「はあ?北平へ行けと命令じゃないのですか?」

「命令は俺が出した。これからも、俺からしか命令はない」

汽車がプラットホームに滑り込んだ。ステップを降りたところで駅長が敬礼をした。南から潮風が吹いていて気持ちがよかった。二人を迎えた旅館の亭主が緊張した。軍服の将校が泊まることはよくあったが、拳銃の革のホルダーを見て、ふたりが憲兵だと直ぐ判ったからだ。

「大将、何か事件でっか?」道頓堀という旅館の亭主は大阪弁である。

「いや、物見遊山だ。一晩だけだ」と大将と呼ばれた飛鳥が照れていた。

「山海の珍味を食わせてくれ」

そういえば、<葫蘆島はモンスーン地帯で浅瀬の浜には貝類や海老、蟹が豊富、果樹園が多くあり果物も豊富、、>と書いてあった。

二人が二階の部屋に通された。長谷川が障子を開けると遼東湾が目の前に広がっていた。意外に岩が多い。その岩の先は砂浜なのだ。

「どういう貝が採れるのかね?」

「アサリが一番多く、つぎに赤貝ですわ。大阪でいう牛目貝。違うのは黒い毛がモウモウと生えておりやす」

「夏の貝か、腹に当たらんかな?」

「いいえ、焼くか、酒で蒸すか、吸い物にします」と安心するようにと亭主が言った。

「俺は、浜へ泳ぎに行く。少尉はどうする」と髭面が笑っていた。

「自分もご一緒したいのです。これが最後の海水浴かも知れませんね」と長谷川が笑った。

二人の憲兵将校は子供に帰っていた。海は、行けども、行けども浅瀬で泳げなかったが違う遊びを見つけた。長谷川が足を使って砂地を掘った。その足の指に硬いものが当たったのである。ハマグリに似た大粒のアサリだった。旅館の十代の女中が洗面器を持って走ってきた。見る見る三十個は採れた。牛目はいなかった。すると、「牛目は河口の泥の中にいるんですよ。ま、汚い貝ですけど、実が大きいから、コチジャンを入れて、四川料理風の辛いスープで食べます」と女中が笑った。その白い歯が美しかった。長谷川は、親子四人で睦湾の浜辺に海水浴行ったことを想い出していた。ミチルを背中に載せて小島まで泳いだ、、「亀さんの背中」とミチルが言った。*澄絵をミチルに変えました。

                              *

部屋に帰ると風呂に入った。夕日が西に沈むのが見えた。

「夕日が沈んだあたりが北平だよ」と頭に手拭いを載せた黒髭が言った。この憲兵大尉には百姓の持つ素朴さがあった。

「飛鳥大尉殿、大尉殿のお生まれは何処ですか?」

「奈良なんだ。苗字は立派なんだが奈良盆地の百姓の倅だ」と笑った。長谷川は北大生の時代、夏休みに伊勢神宮から近鉄線で大阪に行ったときの事を想っていた。車窓から奈良盆地の水田が見えた。青々と稲が茂っていた。

「奈良の酒は美味いのでしょう?」

「奈良盆地は生駒山と鈴鹿の間で水がいいからね。少尉は酒は飲むのか?」

「いいえ、甘党なんです」と長谷川が頭を搔いた。

「それがいい。だが俺は飲兵衛だ」と黒髭大尉が呵呵大笑した。

海鮮料理が並べられた。飲兵衛だと言った飛鳥大尉は銚子二本で、お猪口を伏せた。夕食がおわるとさっき浜辺に洗面器を持って来た女中が片付けた。

「布団を敷いてくれ。朝八時に発つ。弁当を二つ作ってくれ」と黒髭大尉が女中に頼んだ。横を見ると、長谷川が、ハンザキャノンを弄(いじ)っていた。

二人の憲兵将校は布団に入った。満ち潮なのか波が岩に砕ける音がした、、二人の男が、眠りに落ちた。

                            ~続く~











comment

kenji先生

安倍晋三に、こんなひねくった発想が出来るわけがない。スケジュールを見れば、本を読む時間もないはずだ。いずれにせよ、「自らを有罪に導く証言」を全国民を代表して電波で世界中に流すことは誤解を招く。アメリカ向け?一国の首相は太鼓持ちじゃないよ(笑い)。伊勢
2015/08/17 20:58 | 伊勢 [ 編集 ]

>2015/08/17 19:44
この談話において、、私はグルー大使のような人が関与しなかったとはおもわない。
 談話は談話に過ぎず、支那の冒険を防ぐ力はわが国だけではできない。ない。日清戦争時ですらなかった。
 これの談話はアメリカ向けですよ。
大体 マイク・ホンダ氏の出自は調べればわかるにもかかわらず、国内ではそれを知らせる報道はなかった。 
 何かしら、意図があったのではと思う。

>私たちは、自らの行き詰まりを力によって打開しようとした過去を、この胸に刻み続けます。だからこそ、我が国は、いかなる紛争も、法の支配を尊重し、力の行使ではなく、平和的・外交的に解決すべきである。この原則を、これからも堅く守り、世界の国々にも働きかけてまいります。唯一の戦争被爆国として、核兵器の不拡散と究極の廃絶を目指し、国際社会でその責任を果たしてまいります。」
 これは内容を見るとおきな矛盾がある。また事実認識に誤りがある。河野洋平氏の発言と同じ要素がある。あれは朝鮮向けですがこれはアメリカ向けです。この主張実行する力の担保がわが国にはない。安倍首相に、<中東の動乱について、ご意見を>といわれたら、おそらく答えられない。
 結局世界のことを言っているが、違う。
戦前のわが国の行動は談話ごときで、見える世界ではない。当時も今も外国の意向、力の正確な把握をして、それを元に考えないし、報道がない。妙な理想を元に見る癖がある。
 この談話は、外交声明、たとえば、近衛声明と実質、に違う。
 元は、わが国がはっきり外国に言わなかったことです。何故それをいわなかったのか。
 韓国の要求に、日本国民に向かって<日韓基本条約において、、完全にかつ最終的に解決した>とうたってあるからといえばそれでおしまいだった。
 また中共についても、日本国民に向かって、韓国と同じ事を言えばいい。
 だがそのようにしなかったわけはなにか?
ここに戦後の政権の基本性格があり、それはわが国を破壊する要素がある。破壊というより自壊でしょう。
 いずれにしても、ながい、戦いが始まったに過ぎない。仮に勝利しても以前なら、植民地にして、徹底的に収奪することが普通だったが、それがない。
 かの二つの国はわが国にとって、永久に寄生虫の要素があるからです。特に朝鮮はね。
 談話を担保する国内体制の構築が早急に必要です。
韓国において、軍事クーデタがおきたときの手は、すでに立てられているでしょうかね。
 談話は気分の問題だが、談話の内容は気分の問題ではない。
2015/08/17 20:39 | kenji [ 編集 ]

<伊勢さんはこんなの放っておいたらいい。

ははは、、なかなか面白かった。でもね、日本がお詫びすることは必要ないでしょ?日本人も、経済恐慌が原因で世界中が殺しあった戦争の犠牲者なんだから。さっき、天津の日本租界を読んでた。これも面白いよ。現代の日本人には、「日中戦争で」と言われたって何のことかさっぱり判らないんだよね。だから、小説で教えようと、、伊勢
2015/08/17 20:05 | 伊勢 [ 編集 ]

伊勢さんはこんなの放っておいたらいい。
以下、あるブログから。
日本人、特にそのトップたる首相が下品な談話を発表すればキチガイどものいい攻撃の的になることでしょう。
中韓の脳タリンや国内の反日キチガイどもには上品に知的に反論をすればいいと思います。

-----------------------
この談話の暗号を読み解くためには、解読のキーを入手しなければいけません。
さて、そのキーになる部分はこちら↓です。

「私たちは、自らの行き詰まりを力によって打開しようとした過去を、この胸に刻み続けます。だからこそ、我が国は、いかなる紛争も、法の支配を尊重し、力の行使ではなく、平和的・外交的に解決すべきである。この原則を、これからも堅く守り、世界の国々にも働きかけてまいります。唯一の戦争被爆国として、核兵器の不拡散と究極の廃絶を目指し、国際社会でその責任を果たしてまいります。」

これって日本の過去の歴史を総括した話です。
でも、本当に日本のことだけ言ってるんでしょうかね?
ひょっとして、これって暗喩になっているんじゃ、、、

と考えたら、面白いことに気づいちゃったんです。
例えば、この文章を全部逆さにしてみたらどうなるか。
つまり、こんな風に読み換えると、ある国のことを言ってるような、、、

「自らの行き詰まりを力によって打開します。だからこそ、いかなる紛争も、法の支配を無視し、力の行使によって、政治的・軍事的に解決すべきである。この原則を、これからも堅く守り、世界の国々に侵略を続けてまいります。独裁国家として、核兵器の保持と究極の威嚇を通じて、国際社会でその地位を確立してまいります。」

うーん、シュールすぎるwww
これは素晴らしい暗号通信ですね。
過去の自らの過ちを、現在政策を誤りまくっているあの国になぞらえる。
素晴らしい高等テクニックです。
もう皆さんはどの国か分かりますよね?

そして、安倍総理はそういう「悪い国」に対して次のような断固たる行動を取ると宣言したわけですよ。

「だからこそ、我が国は、いかなる国の恣意にも左右されない、自由で、公正で、開かれた国際経済システムを発展させ、途上国支援を強化し、世界の更なる繁栄を牽引してまいります。繁栄こそ、平和の礎です。暴力の温床ともなる貧困に立ち向かい、世界のあらゆる人々に、医療と教育、自立の機会を提供するため、一層、力を尽くしてまいります。」

「いかなる国」ってザンビアですか?ルクセンブルグですか?ウルグアイですか?
もちろん、いかなるとか言ってもそれがあの国だってことはバレバレですよねw
その国に対して安倍総理は「お前は国際秩序への挑戦者になるつもりか?」って再三詰問しているわけですよ。

しかも、表向きはあくまで平身低頭で自国の過去を反省しているだけですから、暗黙に名指しされた国はまともに反論できないw
批判したらそれが自分だってバレますからw

先ほど引用した中韓の批判や反日日本人の非難もなんだか訳がわからないのはそのためなんです。これはなかなかうまい!

そして、冒頭のこのセリフにつながるわけです。

「終戦七十年を迎えるにあたり、先の大戦への道のり、戦後の歩み、二十世紀という時代を、私たちは、心静かに振り返り、その歴史の教訓の中から、未来への知恵を学ばなければならないと考えます。」

そろそろお前ら教訓に学んだ方がいいんじゃないか?ってことです。
もちろん、学ぶわけないんで「積極平和主義」で対応させていただきますって宣言も含んでおります。

安保法制、下期の補正予算、第3次金融緩和など合わせ技で安倍総理は着々と自分のやりたいことを進めてますね。ついでに、このまま今の経済政策があと3年ぐらい継続してくれることを祈ります。
2015/08/17 19:44 | [ 編集 ]

ハヤブサ

実名と住所はなんだ?明かす勇気もねえのか?伊勢
2015/08/16 21:06 | 伊勢 [ 編集 ]

>ハヤブサというHNのおめえよりも体格が良いわな(笑い)。精神も、おめえよりダントツ上だ。安倍晋三が「徴兵など考えていない」と言った。ハヤブサが喜んでいるわな。精神が腐っているからだよ。

ん・・?ン・・? 想像と思い込みだけで、突っ込みどころ満載の下劣なコメントをよく書けるね・・・・ご指名のようなので、敢えてコメントするが、伊勢平次郎74歳?・・・その歳で、円熟度ゼロの精神構造は脱帽ものだね・・・。

2015/08/16 14:49 | ハヤブサ [ 編集 ]









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プロフィール

伊勢平次郎

Author:伊勢平次郎
 
伊勢平次郎はペンネーム。アメリカへ単身移住してから50年が経つ。最初の20年間は英語もろくに話せなかった。英語というのは、聴き取りにくく、発音しにくい厄介なものだ。負けん気だけで生きた。味方を作ることが生き残る道だと悟った。そのうち、コロンビア映画、スピールバーグ監督、トヨタ工場、スバル・いすゞ工場の北米進出、日本の新聞社に雇われた。2013・6 冒険小説You Die For Me アブドルの冒険(邦題)をアマゾンから出版した。昨年のクリスマスには、King of Pepper(英語版)胡椒の王様を出版した。日本、英国、デンマーク、ドイツの読者が読んでくれたわ。妻のクリステインと犬2匹で、ルイジアナの湖畔に住む。

写真は、ハヤブサ F. p. japonensis。カタカナで書かれる。瞬間飛翔速度は、時速300キロという猛禽。

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