2015/09/02 (Wed) 日本に敵意丸出しの中韓政府
Sudan’s President Omer Hassan al-Bashir 6.2011

2011年6月、中国に招待され~PLAを閲兵した。これが、スーダンの大統領ハッサン・バシールである。バシールは、ダルフールの黒人を30万人殺した。現在、国際戦争犯罪裁判所が出頭を命じている。勿論、知らんぷりである。このバシールを習近平が抗日戦勝記念日という反日軍事パレードに招待した。アメリカと欧州が非難した。だが、何故か国連は非難しない。


bangibun ooshima 8.31.15

大島衆院議長、潘基文国連事務総長に直接「懸念」伝える
09/01 16:41

アメリカ・ニューヨークを訪れていた大島理森(ただもり)衆議院議長は、8月31日、国連本部で、潘基文(パン・ギムン)事務総長と会談し、中国・北京で行われる「抗日戦争勝利70年」の記念式典に、潘事務総長が出席することへの懸念を伝えた。大島議長が、「日本国民と日本政府で懸念がある」と伝えると、潘事務総長は、「出席は平和のために重要だ。日本側にそのような思いがあることには留意する」などと答えたという。事務総長の報道官は、定例の会見で、軍事パレードへの出席も問題はないとの考えをにじませた。(FNN)


安倍晋三首相への忠告

福沢諭吉翁が何を警告したか?もう一度「脱亜論」をお読みください。伊勢平次郎 ルイジアナ

                             *


連載小説「憲兵大尉の娘」(26)


表紙憲兵大尉の娘_convert_20150830145240


璦琿(アイグン)に着いた。現在の璦琿地区は黒河市の西にあるが、1937年には南であった。地図を見るとアムールは見えないはずである。読者の方々の中には「璦琿条約」をご存知の方がおられるだろう。ロシア帝国東シベリア総督ニコライ・ムラヴィヨフ・アムールスキーが、停泊中のロシア軍艦から銃砲を乱射して「調印しなければ武力をもって黒竜江左岸の満洲人を追い払う」と脅迫し、清国全権に認めさせた。このロシアの国土拡張政策は、プーチンのロシア連邦でも変わらない。砲艦外交の結果、清国が帝政ロシアに清国領であったアムール河の西側を割譲した。いわゆる「雪辱条約」なのである。ロシアは勢いに乗って鉄道を南下させた。これが東清鉄道なのである。




写真はロシア時代のもの。なかなかいい蒸気車を作っていたようです。


「ロシアの東清鉄道が旅順まで完成し日本海へ進出してきたのが、 日本にとっては脅威で、これが日露戦争勃発の原因となったのだよ」と飛鳥が長谷川に東清鉄道の解説をした。

「そして日露戦役で日本が勝った。25年後には満州国が出来た。関東軍がハルピンに基地を造った。ロシアをアムールの向こう岸まで追っ払ったのだ」

「それで、東清鉄道は日本のものになった?」

「そうだが、温和に解決しようと代金を払おうとした。だが、スターリンは拒絶した」

「杉原領事のお仕事だったのですね?」

                         *

璦琿基地は建設中だった。新京から来た土建家が滑走路を完成させていた。針葉樹の森なのだ。二人は指令官に挨拶した。

「よく見ておいてくれ」と中年の司令官。中佐の襟章を着けていた。

「ロシアは仕掛けてこないのですか?」

「ときどき、偵察隊が東のアムールを渡るぐらいだ」

「中洲の大黒河島では今でも貿易の拠点ですか?」

「大黒河島は黒竜江省つまり満州国の領域だが、ロシア商人は通行料を払ってやってくる」
                     

blagobeshechensk sand

夢に見たアムール河が見えた。「滔々と流れるアムール」というが流れは湖のように緩慢だった。水は透きとおっている。浅瀬だ。黒河側から木橋が架かっている。――距離は200メートルか、、島というより中州である。樹も生えていない。

「軍艦島ぐらいの島だな」

二人は外套を着ていた。木橋を歩いて渡った。満人が天秤棒を担いでいる。チンゲン菜やてん菜を運んでいるのである。市場が見えた。スカーフで頬被りしたバブーシュカ(ロシア人おばさん)が買い物をしている。こどもを連れている。実に平和な風景なのだ。だが、満州軍の警備兵が立っていた。日本兵ではない。

焼鴨火鍋と看板があった。飛鳥が指さした。二人がテーブルに陣取った。焼き鴨とチンゲン菜の入った麺のスープを注文した。

「ウオッカ?」と満人の亭主が訊いたが飛鳥が手を振った。

店を出ると広場に出た。ロシア民謡の合唱が聞こえた。

見よアムールに波白く
シベリアの風たてば
木々そよぐ河の辺に 波さかまきて
あふれくる水 豊かに流る

舟人の歌ひびき
くれないの陽は昇る
よろこびの歌声は 川面をわたり
はるかな野辺に 幸をつたえる

うるわしの流れ 広きアムールの面(おも)
白銀(しろがね)なし さわぐ河波
広き海めざし 高まりゆく波
白銀なし さわぐ河波

自由の河よアムール うるわしの河よ
ふるさとの平和を守れ
岸辺に陽は落ち 森わたる風に
さざなみ 黄金をちらす

平和の守り 広きアムール河
わが船は行く しぶきをあげて
舳先(へさき)にたてば 波音たかく
開けゆく世の 幸をたたえて

見よアムールに波白く
シベリアの風たてば
木々そよぐ河の辺に 波さかまきて
あふれくる水 豊かに流る

ロシアの合唱団である。飛鳥が長谷川を見ていた。長谷川がロシア語で口ずさんでいたからである。

「少尉、君は赤か?」

「いいえ、赤ではありません。大連の小学校で習ったんです」

「関東軍のいるところでは歌うな」

「わかっております」と微笑した。

「だが、いい歌だな」

「アムール河の波はロシア民謡じゃないんです」と今度は長谷川が先生になっていた。

――アムール河の波は、日露戦争中に作られた、、アムール河を称える地方民謡をポポフがロシア語に訳した、、お聞きの通り、ワルツで、北大の寮でも学生たちは、よく歌ったのです。

「北大には、赤が多いのかね?」と飛鳥が長谷川の目を覗いた。

「マルクス・レーニンの豆本を聖書のようにポケットに入れていた先輩を知っております」

「名前は?」

「忘れました。思想に興味がないので」

これが長谷川が原子物理学を選んだ理由だろうと飛鳥は思った。

合唱が終わって、大きな拍手が起きた。ブルゴシチェンスクが手が届く距離にあった。中州と向かいの岸の間には橋はなく、運搬船がのんびりと行き来していた。

「真ん中に国境線があるんだ。満州国もソ連も交通権を昔から認めあってきた」

歓声が聞こえた。人が大勢集まっている。見世物らしい。ロシア人の親子連れが日本人の二人を見て道をあけた。「スパシボ」と長谷川が言って、しゃがんで見ているこどもたちの後ろに立った。なんと、半裸のロシア人の男が重量上げをしているのだ。熊の革のパンツを履いている。上げるたびに小銭をせびった。そして重りを加えた。口を引き締めると上げた、、歓声が上がった、、長谷川がハンザキャノンを取り出していた。大男が「ヤポンスキー、カネくれ」と手を出した。飛鳥が満州円をやった。すると、「コンニチワ、アリガト」と日本語で言った。

「オーチンハラショ」と長谷川が言うと両腕を曲げて筋肉の瘤を見せた。

ショウが終わった。ウエイトリフターは、外套を着るとコインや紙幣の入った笊を腕に抱えた。そして、「ジャポチンスキー」と言ったのである。ふたりの憲兵将校は驚いた。ジャポチンスキーの顔だが、蒙古系なのか眼尻が細い。一種、眠そうな眼なのである。その疑問に答えるように、「タタール系のスラブ人」と言った。

「日本語は何処で習った?」と飛鳥。

「お祖母ちゃんが樺太のひと。ぼくは、タタールの力士」と笑った。実に不思議な人物なのである。――ハルピンの杉原領事はどうしてこの男を知るようになったのか?

                               *

憲兵と力士が木橋を渡った。

「そこの三人、停まれ!」と交番にいた警備兵が銃剣を持って飛んで来た。飛鳥が襟章を見せると敬礼した。だが、「その男を調べる」とジャポチンスキーを指さした。何語か判らないことばで話している。すると、突然、警備兵と力士が抱き合った。「ドシダーニャ」と頬にキスをした。

                          ~続く~







海外広報に、ご献金を頂きたい

日本人で、伊勢一人がブルームバーグ紙で論戦している。中国経済が劣化してから中国人の書き込みがゼロとなっている。いかに習近平が窮地に陥ったかがよく判る。日中貿易を見直すときである。

A) 振込口座

1)金融機関   みずほ銀行・上大岡支店・支店番号 364
2)口座番号   (普通)    2917217
3)口座名    隼機関   ハヤブサキカン

B) 郵便局口座

1)口座番号  10940-26934811
2)口座名    隼機関   ハヤブサキカン


*7月30日、MIZ・TAKさまから、20、000円~ 7月25日、SHO・KATSUさまが、5、000円を下さった。7月23日、YA・HIさまが、10、000円を下さった。WA・EIさまが今月も(毎月)、1000円の寄付を下さった。たいへん感謝しています。有難うね。日本はまだまだ、経済も、国防も、米国政府の援助が必要なのです。伊勢爺の論戦はそこに重点を置いたものです。アメリカを批判するのも、アメリカに失敗されたくないからです。伊勢


新藤兼人さんにメールを出した

[ メッセージ ]
隼速報の伊勢です。1941年、新京で生まれました。一家七人は終戦一年前に日本へ帰りましたが、兄三人は学徒出陣と予科練へ行きました。みな生還しました。「満州を掴んだ男」が現在集英社の手にあります。出版はわかりません。応援してください。ブログで「憲兵大尉の娘」を連載中です。是非、ご覧ください。


MIZ・TAKさまから、20、000円~WA・EIさまが今月も(毎月)、1000円の寄付を下さった。この方々は何年もの期間、伊勢を応援してくださった。たいへん感謝しています。




comment

kenji先生

日本市場から外資が逃げ出している。日本政府の問題は腹が据わらないことです。外交はまあまあ。安倍さんが韓国に譲歩すると国民は納得しないでしょう。アメリカは軍事パレードに出たクネに怒っていて、経済制裁も考えるでしょうね。プーチンと話せると思っている安倍さんにも蝙蝠の性格がある。政策に理念がなく、中途半端だと日本は衰退する。伊勢
2015/09/03 22:01 | 伊勢 [ 編集 ]

 明快に中韓とは戦争だと腹を決めることです。さもないと支那事変と同じになる。朝鮮で戦争ですよ。当然沖縄、南シナ海が一応の戦場となると私は見ている。
 明治の人は明快に戦争をりかいしており、戦争に正義はないがぶち上げる正義が必要だとはみていた。
 もともと日本人は大規模な戦争を実行できる、言語、社会組織、また精神など持ち合わせていない。それが戦争に負けた大本だと私は思っている。 
 前途は困難が待ち構えている。国内が自壊して、外国に制覇される可能性があるが、あるいは複数国に占領されるか?
 町内会長を昨年したが人口構成や現在すんでいる各家庭の話を聞くと、5年後町内を維持できるかと思った。
 人口62000人で今後45000人にまで減るという予測です。
 アメリカは若い人がこれから増えて、いわゆる人口ボーナスがくる。また石油はほぼ自給することになるから、中東の混乱が起きてもまあ関係ない。わが国は中東の混乱に対して安保法制を制定しても、対処はできない。すべてアメリカ頼みです。戦前とまったく同じです。
 
2015/09/03 13:47 | kenji [ 編集 ]









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プロフィール

伊勢平次郎

Author:伊勢平次郎
 
伊勢平次郎はペンネーム。アメリカへ単身移住してから50年が経つ。最初の20年間は英語もろくに話せなかった。英語というのは、聴き取りにくく、発音しにくい厄介なものだ。負けん気だけで生きた。味方を作ることが生き残る道だと悟った。そのうち、コロンビア映画、スピールバーグ監督、トヨタ工場、スバル・いすゞ工場の北米進出、日本の新聞社に雇われた。2013・6 冒険小説You Die For Me アブドルの冒険(邦題)をアマゾンから出版した。昨年のクリスマスには、King of Pepper(英語版)胡椒の王様を出版した。日本、英国、デンマーク、ドイツの読者が読んでくれたわ。妻のクリステインと犬2匹で、ルイジアナの湖畔に住む。

写真は、ハヤブサ F. p. japonensis。カタカナで書かれる。瞬間飛翔速度は、時速300キロという猛禽。

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