2015/09/30 (Wed) 「憲兵大尉の娘(上巻)」の終章
おしらせ

「憲兵大尉の娘(上巻)」が本日終了しました。下巻を書くためにご寄付をお願いします。お一人さま、1000円で宜しいのです。また、「満州を掴んだ男(全編)」をアマゾン・キンドルで再出版致しました。この第二部「得体の知れない男」に、長谷川道夫が出てきます。「憲兵大尉の娘(上巻)」が、その長谷川憲兵大尉の続編です。今週末キンドルで出版致します。集英社は、一年も待たして、未だに決定がありません。伊勢爺はこの「満州本」が完成すると、執筆に、二年が経ったことになります。Mephist先生が「必ず本になるべきだ」と応援してくださっている。その温かいお気持ちが、老骨、伊勢を生かしてくれる。伊勢平次郎 


A) 振込口座

1)金融機関   みずほ銀行・上大岡支店・支店番号 364
2)口座番号   (普通)    2917217
3)口座名    隼機関   ハヤブサキカン

B) 郵便局口座

1)口座番号  10940-26934811
2)口座名    隼機関   ハヤブサキカン







連載小説「憲兵大尉の娘」(上巻)(61~62)

表紙憲兵大尉の娘_convert_20150830145240


(61)

長谷川、磯村、イワノフまでが仮眠した。ドアにノックが聞こえたので、磯村が起きた。廊下にイワノフとウランが立っていた。長谷川が越中ひとつで起きて来た。

「ウラン、何か判ったか?」

「ダ(はい)。何も起きていないことが判りました」と電信の内容を報告した、、

――この黒河と対岸のブラゴベシチェンスクには、通信はほとんどなかった。璦琿基地から偵察機三機が飛び立ったときだけ、通信のボリュームが多くなった。アルザイノの飛行隊基地と交信していた。

「その後には?」

「その後には、ハバロフスクとウスリーの上流イマンのソ連軍基地との交信だけです。今、解読中です」

「イマンか。つまり虎頭要塞を調べている?」

「はあ?虎頭要塞は聞いた気がします」と磯村が考えていた。

「虎頭要塞は、見ておかなければならない」

4人が食堂へ行った。岩田、北上、小野田練習生が手招いた。小野田がビールをついでくれた。

「空中戦、面白かったですか?」と岩田二等飛行兵曹が磯村に訊いた。

「いやあ、もう結構です」と磯村少尉が言うと「賛成、賛成」とイワノフまでが笑った。

「実際は、ノモンハンまで飛ぶ考えがあった。ほんの20分だからね。ただ、細い川があったでしょ?その西岸なんです」

「去年、興安嶺まで行きましたから、あのあたりは森林ではなくて草原でした」

「あの地の果てで戦闘となると、飛行隊はチチハルかこの璦琿基地にしかない。制空圏はソ連にある」

「ノモンハンから機甲師団がチチハルなどにやって来る?」

「いや、それはないです。まず、森林には道がないし、日本軍には鉄道網がある。日本軍は、どこでも24時間以内に到着が出来るのです」

「内と外と考えた場合、満州は内側で鉄道網が敷かれている。これは突破が困難なんだよ。一番の問題は速やかな通信解読だよ」といつの間にか後ろに来ていた司令官が内と外の違いを解説した。全員が長谷川を見ていた。磯村が任務の重要性に体が震えた。そして、イワノフを見たのである。

「長谷川大尉、明日の9時に輸送機がやって来るから、それでハルピンへ帰りなさい」

「たいへん勉強になりました。それでは、ここで、お別れ致します」と長谷川が言うと、全員が一斉に立ち上がって指令官に敬礼した。

                               *

ハルピンの平房に午後の2時に着いた。領事館には電報を打ってあった。平房の憲兵隊が送ってくれた。ハルピンは前線の璦琿基地と違って平和に思えた。領事の執務室に入った。また、カレンが涙汲んだ。杉原領事は黙っていた。だが、空中戦を聞いてビックリした。イワノフが想い出したのか、恐ろしいものを見たという顔になっていた。

「きみたち、ご苦労さんでしたね。明日は一日休憩してくれ給え。明日は関東軍司令部かた訪問がある。カレンも来なくていい」

「ねえ、トトロに行かない?」とカレンがみんなの顔をみた。全員賛成であった。

山中武官がロシア料理店トトロに連れて行ってくれた。4時を過ぎていたので、領事館に帰る必要はないのだと行った。つまり、一緒に飲もうと、、「ダ、ダ」とイワノフが豪快に笑った。この二人は仲が良かった。

宴会が終わると、カレンが「今夜うちに泊まって?」と言った。山中武官が、磯村、イワノフ、ウランをダットサンに乗せて出て行った。長谷川とカレンが残った。ふたりは手をつないでいた。南崗区の館へ歩いて行った。

玄関で、イリヤが出迎えた。ヤコブが居間にいた。

「長谷川さん、お座りください」とヤコブがブランデイをキャビネットから持って来た。長谷川が何か深刻なことを感じていた。

「長谷川さん、私たちは、もはや、ハルピンに住んでいることは出来ません。ドイツ、ポーランド、ロシアでユダヤ狩りが起きています。彼らは、キューバやアルゼンチン、イタリアのジェノバから船で上海の日本租界へ逃げているのです。このハルピンにもユダヤ難民が押し寄せます。杉村領事さんが、われわれを助けてくれているのです」

「この館はどうするんですか?」

「ユダヤ人の一家に売る話しをしています。領事さんのご紹介なんです」

「その先は何処へ行かれるんですか?」と言ってからカレンを見た。カレンが泣いていた。長谷川がカレンの手を取った。イリヤは何も言わなかった。

「判りません。多分、上海に移ります」とイリヤが言うと、長谷川が安心した。

                             *

長谷川は一晩中、寝返りをうった。デカンターの水を飲んだ。スタンドを点けて新聞を読んだ。夜明け近く、眠りに落ちた。

台所から食器を洗う音がして、目が覚めた。時計を見ると、8時である。寝巻きのままで顔を洗いに行った。歯を磨いた。鏡に映った自分の顔を見た。憂鬱に見えたので、微笑してみた。髪が長くなっている、散髪屋に行きたくなった。そこへカレンがやって来た。

「カレン、ドブラエ・ウートラ(おはよう)。下町の散髪屋に行きたい。その後で、朝食をしよう」

「うん、それじゃあ、用意するわ」とイリヤに伝えに行った。

「今日は天気がいいから歩きなさい」

「ぼくは、このまま龍門大厦に帰ります」

「まあ、随分豪華なホテルに滞在しておられるのね?」

「親方、日の丸ですから」と笑った。先週の土曜日を想い出してカレンの頬が赤くなっていた。

(註)筆者の知っているロシア人やユダヤ人の女性には含羞がある。両民族とも、アングロサクソンに比べて受身であった。一番、現実的なのは、ドイツ人である。あまり、センチメンタルではなかった。日本の女性は極端にセンチである。すぐ泣いた。


長谷川が散髪屋の椅子に座った。支那人の散髪屋はバリカンと鋏を上手に使った。耳の周りを剃った。そして椅子を傾けて、刷毛でシャボンを髭に付けた。ゾリンゲンの剃刀はよく切れる。スベスベに剃ってくれた。熱いタオルで拭くと風呂上りのような匂いがした。

「まあ、赤ちゃんみたい」

「ハハハ、これでも憲兵大尉なんだよ」とミチオが笑った。

「私が払うわ」と蝦蟇グチを開けた。散髪屋が「謝々」とにっこり笑った。長谷川が鏡の前に行って自分を眺めていた。

「良し」

「ミチオ、自分に惚れるなんて、あなたって面白い人ね」

「何食べる?」

「パンケーキが食べたいわ」と松花江に向かって歩いた。

――どうもカレンは、米飯、焼き魚、味噌汁、漬物が苦手のようである、、

カレンは、三枚重ねのパンケーキが来るとにっこりと笑った。バターと蜂蜜をびっくりするほど塗った。飲み物は紅茶なのだ。

「おかあさんが言ってた上海なら必ず会える」と長谷川が言うと、その目をじっと見ていた。

「もう少しいたいけど、明日、領事館で一緒に仕事するから」とカレンが立ち上がった。長谷川が外に出るとハイヤーを呼んだ。長谷川がカレンの唇に接吻した。バターの匂いがした。宣化街で降りた。

龍門大厦のロビーに入ると、磯村がフロントにいた。

「少尉、何をしてる?」

「電報を受け取りました」

長谷川が見ると、新京の憲兵司令部からである。明後日に戻れとだけだった。

                             *

翌日の朝、領事館へ行った。会議室に入ると領事~武官二人~イワノフ~カレンが待っていた。

「長谷川大尉、新京から司令部に戻れと電報があった。イワノフとウランはスター家の警護のためにハルピンに残ってもらう。特高よりも頼りになるからね。そういえば、特高からライフルが返された。イワノフは古い小銃しか持っていない。あげても良いか?」

「当然です」

「暗号解読の作業は、きみたちが留守の間にカレンがやってくれた。黒竜江は静かだが、ウスリー河との十字路であるハバロフスク~ウラジオストック~東京の交信が多くなっている。新京が領事館には流せない何かを掴んでいるのだろう」

「領事さん、イワノフと話があるのです。個室をお借りできますか?」

「勿論だよ」

「あの部屋には、盗聴装置がある」とイワノフが小声で言った。

「どうして判る?」

「オットーです」

「装置は見つかった?」

「天井の電球です」

「そのままにしてある?」

「そうです」

「どうしてか?」

「誤報を流すためです」とメモを渡した。シナリオである。長谷川が目を通した。

――関東特別演習を中止して、7月に張鼓峰で激戦した朝鮮軍第19師団を強化する~日本海軍はウラジオ艦隊を閉じ込める~日本海に潜水艦群を増強する~日独防共協定の締結は確固たるものである~張鼓峰は国境線が不明確な地点だ~もう一度爆撃する、

「これを流すとどうなる?」

「ソ連は東満州侵攻どころじゃなくなるワケヨ」

「う~む」と長谷川が「ちょっとなあ」と首を傾げた。

「虎頭要塞は完成するのに月日がかかる。ソ連は、現在、対独戦で血み泥デス。つまり極東軍が最も攻撃を受けやすいとナリヤス」とイワノフが脚本を売り込んだ。

「日本海軍は、ソ連海軍では太刀打ち出来ないからね」と長谷川が上海湾で見た出雲や戦艦長門を想い出していた。

「何と言っても、日本は海軍国なんです」と磯村が加わった。

「良し、それじゃその個室へ行こう」

イワノフが、ドアをガチャンと閉めた。三人が電灯の真下に座った。脚本通りの会議をやった。イワノフはときどき電灯を見上げていたが、しゃべらなかった。長谷川と磯村の会議というわけなのだ。磯村が、わざと「閣下」と長谷川を呼んだ。長谷川は「参謀」と磯村を呼んだ。田舎芝居である。

部屋を出て領事とカレンに会った。

「盗聴されたわよ」と可愛い目でウインクした。

「イワノフ、極東軍の電信内容を掴まえてくれ」

「ウランに松花江の電柱に上れと言います」

「それでは、明朝、新京に戻ります」

「山中君、カレン、三人を送って行きなさい」と領事が外出を許可した。

「んじゃ、最期の晩餐ダ。トトロに行こう」とイワノフ。

「ダ、ダ、」とカレンが言うと山中武官が笑った。

昨夜のようにイワノフが山のように注文した。

アコーデオンの音が聞こえた。哀愁のある調べである。フロアでスクエア・ダンスが始まった。カレンが「踊ろう」とミチオを誘った。長谷川は盆踊りしか出来ない男である。ためらった。すると、イワノフが一人の娘と踊り出した。ステップが軽い。相手の娘がにっこりと笑った。ジャポチンスキーは、たいへんなダンサーなのだ。ミチオが上着を脱いだ。カレンが、ミチオの手を引っ張って、フロアに出た。

山の娘ロザリア いつも一人うたうよ
青い牧場日昏れて 星の出るころ
帰れ帰れも一度 忘れられぬあの日よ
涙ながし別れた 君の姿よ

黒い瞳ロザリア 今日も一人うたうよ
風にゆれる花のよう 笛を鳴らして
帰れ帰れも一度 やさしかったあの人
胸に抱くは形見の 銀のロケット

一人娘ロザリア 山の歌をうたうよ
歌は甘く哀しく 星もまたたく
帰れ帰れも一度 命かけたあの夢
移り変わる世の中 花も散りゆく

山の娘ロザリア いつも一人うたうよ
青い牧場小やぎも 夢をみるころ
帰れ帰れも一度 忘れられぬあの日よ
涙ながし別れた 君の姿よ

ハルピンの夜が更けていく、、カレンが、ミチオの肩に右手を置いた。カレンは泣いていた、、ミチオも涙汲んだ、、二人は別れが迫ったことを知っていたのである。

(62)

輸送機が平房を離陸した。長谷川が眼を瞑っていた。何も言わないので。「写真機を貸してください」と磯村が訊いた。長谷川が「ハンザ・キャノンは、カレンにあげたと言った。「はあ?」と磯村平助少尉が驚いた。すると、あれが「別れのダンスだったのか?」と少尉は全てを知った。

南新京飛行基地に着いた。ドアを開けた地上兵が敬礼をした。関東軍指令本部に行く車の中から、興安太路に銀杏が黄色い絨毯を敷いているのが美しかった。秋風が吹いていた。

指令官室に行き「只今、戻りました」と報告した。「空中戦だってな。聞いたよ」と笑っていたが、長谷川が「はあ」と言っただけなのに驚いていた。磯村が話した。司令官は「フムフム」と言うだけであった。次に、憲兵隊司令部に報告した。「疲れておるようだな。休め」とだけ言った。

「は、休みます。明日一日、買い物に外出してよろしいでしょうか?」

「当たり前だよ。きみは大尉なのだ。必要なことをやり給え」

二人は食堂へ行ってビールを飲んだ。若い磯村はカツ丼を注文した。

「日本へ行きたいと思っている」

「青森のご家族ですか?」

「いや、任務だ」

磯村は、日本に帰ると聞いて胸が躍った。

「日本は何時になるのでありますか?」

「わからん。なにも今、わからん。新型のハンザ・キャノンを写真屋に2台頼んだ。明日から写真を教える」

「はあ。楽しいです」

「それもだが、憲兵隊情報部が何を掴んでいるのか聞かなければならない。それによって、行動が変わる」

長谷川は飛鳥の位置が何であったかを悟った。

            



(註)1936年に「97式自動二輪」が造られたが、米国製のハーレーダビッドソンのコピーであった。750CCであった。陸王と名付けた。


ハンザ・キャノンの新型が届いた。革のケースに入った見事な写真機である。50ミリ望遠レンズは強力だ。「まず、これを読め」と磯村にマニュアルを投げた。

「自分は嬉しいです」と磯村が感謝した。

「サンパチよりか?」

「人を撃つのは好きではありません」

「おれが撃てと言ったらどうする?」

「迷わず撃ちます」

「写真を撮りに外へ出よう。車が要るなあ」

「自分は自動二輪が乗れます。サイドカーを出して貰いましょう」

「おい少尉、これいいね」と長谷川が元気になっていた。

憲兵が、始動、変速機、ペダル、ブレーキ、スロットルを教えた。パンクした場合の修理もである。磯村が、チョークを引いた。キックを横に出して全体重を掛けて蹴った。二回のキックで始動した。もの凄い爆音である。長谷川がサイドカーに納まった。さすがの古年次兵も胸がドキドキした。磯村がスロットルを右親指で、わずかに捻った。ドッドッドッと走り出した。長谷川の身が締まった。


の新京大同大街

二人は興安大路から北に行った。新京駅に向かってるのだ。新京のメイン・ストリートである大同大街を走った。長谷川は、カレンが喜ぶ風景を撮った。同じ写真を青森にも送るつもりである。


バス新京駅と円太郎

巨大なロータリーを回ると、新京駅である。満州建国前には「長春駅」と呼ばれていた。右手に馬車が見える。三台のバスは、フォードのトラックをバスに改造したものだ。「円太郎バス」と呼ばれていた。日本は自動車の造り方をアメリカから習ったのである。そう言えば全部そうだが、、

長谷川と磯村は一日が短かった。どこまで走って行きたかった。「良し、これで兵舎に帰ろう」と長谷川が言った。磯村も写真を撮った。母親と妹に送るつもりなのだ。

「少尉、きみは恋人はいるのか?」

「はあ、おりますが、戦死した場合、可哀そうだから」と遠くを見ていた。

「いや、それは考えが間違っているぞ」

二人は兵舎に戻った。陸王の前で兵隊に写真を撮って貰った。風呂に入り、着替えた。食堂へ行った。

「明日、現像と印画を教える」

「大尉殿、自分は胸がワクワクしております」とビールで乾杯をした。

                             *

10月に近着いていた。カレンは、毎日、電信して来た。貞子と娘のミチルが手紙と青森の産物を送って来た。長谷川が八甲田の家族を想った。だが、一番近い女性は、カレンである。カレンの尽きない愛撫を想った。男の生理とはそういうものである。トトロで踊った「山のロザリア」を想った。長谷川は、この関東軍憲兵司令部を逃げて、カレンの元へ行きたかった。だが、自分は日本軍の兵隊なのだ、、

関東軍は、諜報と新兵の訓練のほか、やることが減っていた。日本軍きっての精鋭部隊、広島六師団も熊本五師団も広東へ行ってしまった。「新兵は全くどうにもならない」と軍曹や兵曹が憤慨していた。新兵の扱いが乱暴になっていく。長谷川が情報部に呼ばれた。

「ゆゆしいことが、東京で起こっている」と少佐が言った。

「ハッ、聞かせてください」

「きみたちに日本へ行って貰う。だが、東京も何日出発と決めていない。つまり、明日か、来年なのかも判らない」

その「ゆゆしきこと」を聞いた長谷川道夫が身振るいした。

「長谷川大尉、関東軍の命は君に掛かっている」

「しかし、内閣が、、」

「その通りである。60万名の関東軍のために出来ることをやってくれ」

                              *

長谷川と磯村が昼夜、日本から来る電信を絵図にしていた。長谷川がマルを付けた。磯村が、点と線を定規で結んだ。関係者のネームに色を付けた。赤~黄~青。そんな作業が続いていた。ときどき、陸王を借りて、走り廻り鬱憤を晴らした。10月の15日になった。憲兵隊司令部から手紙が配達された。カレンからであった。


私が最も愛するミチオへ、

私たちスターコビッツ家と親類は、あなたがこの手紙を読むときには、朝鮮半島を汽車で南に下っています。釜山から船で神戸へ行きます。神戸では、フリーメイソンが私たちの住居を提供してくれます。日本政府は、私たちユダヤにマルチ・ビザを許可しました。私たちは、日本郵船の浅間丸に乗ってサンフランシスコに行きます。全て、杉原領事さんのおかげです。ミチオが復員する日がくると信じています。私は、永遠にミチオを待っています。カレン・スター

      
               「憲兵大尉の娘(上巻)」の終わり


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プロフィール

伊勢平次郎

Author:伊勢平次郎
 
伊勢平次郎はペンネーム。アメリカへ単身移住してから50年が経つ。最初の20年間は英語もろくに話せなかった。英語というのは、聴き取りにくく、発音しにくい厄介なものだ。負けん気だけで生きた。味方を作ることが生き残る道だと悟った。そのうち、コロンビア映画、スピールバーグ監督、トヨタ工場、スバル・いすゞ工場の北米進出、日本の新聞社に雇われた。2013・6 冒険小説You Die For Me アブドルの冒険(邦題)をアマゾンから出版した。昨年のクリスマスには、King of Pepper(英語版)胡椒の王様を出版した。日本、英国、デンマーク、ドイツの読者が読んでくれたわ。妻のクリステインと犬2匹で、ルイジアナの湖畔に住む。

写真は、ハヤブサ F. p. japonensis。カタカナで書かれる。瞬間飛翔速度は、時速300キロという猛禽。

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