2016/02/20 (Sat) 伊勢と一緒に出版しよう
河(上巻)  長編220ページ



1937年の初春、津軽育ちの長谷川道夫が徴兵される。「自分は二十八歳でなぜ徴兵されたのでありますか?」「俺が選んだ」と飛鳥関東軍参謀課長が答えた。長谷川は北海道帝国大学地球科学で博士号を持っていた。さらに、妻と二人の幼い娘、老いた両親と酪農をやっていた。二等兵の月給は6円なのだ。だが、満州の関東軍は長谷川に憲兵情報少尉の階級を与えた。飛鳥少佐が長谷川を天津に連れて行った。飛鳥自身が育てた対露スパイの朱教授を射殺した。長谷川が始めて見た殺人に体が震えた。「憲兵情報士官の任務は、いったい何なのでありますか?」「暗殺さ」「命令はどこから出るのでありますか?」「命令は俺からしか出ない」

飛鳥と長谷川が満州最大の陸軍基地ハルピン平房基地へ行った。インド象とあだ名のある島原領事の令嬢の結婚祝賀会に呼ばれた。長谷川にロシア語を習えと飛鳥から命令が出た。ロシア語の教師は、カレン・スターという十九歳のユダヤ女性である。長谷川は胸がときめいた。そして自分の心の弱さに気が着いた。

飛鳥が長谷川を連れてソ連国境のアムール河に行った。ソ連極東軍と戦闘が起きた。イワノフ・ジャポチンスキーという不思議な巨漢に会う。ソ連領事館はスパイの巣窟であった。イワノフは盗聴と暗殺のプロなのだ。

飛鳥が「上海へ行けと参謀室から命令を受けた」と長谷川を驚かした。上海は魔都と言われていた。それほど西洋のスパイ~ロシアのスパイ~蒋介石軍のスパイ~得体の知れない秘密結社が跋扈していた。誰も彼も殺し屋なのだ。戦艦出雲に乗って揚子江を遡った。飛鳥が福岡に飛んだ。長谷川がハルピンに戻った。

この「河」は、講談社小説現代(2016年1月31日締め切り)の応募規則が「長編のみ」というので、三部作なのです。だが、短編も中編も提出済みです。伊勢



河(中巻)  200ページ

river 3

飛鳥が小倉の竜神組の神田川組長に殺された。長谷川が大尉に進級した。磯村少尉が部下となる。ふたりが日本に帰国する。長谷川は青森に~磯村は三池炭鉱に、、長谷川が磯村に「命を貸してくれ」と言った。神田川を殺る決意なのだ。そして、、

*中巻は、先週、完成して講談社に伝えた。




満州をつかんだ男  短編80ページ

表紙満州を掴んだ男

大正海軍の軍艦扶桑の水兵であった大形虎雄がトランク一つで満州へ渡った。昭和九年(一九三五年)の初春のことである。大形は佐々木ジャングイという不思議な人物と出合った。大東亜舗装の佐々木社長は奉天会戦の生き残りである。新京の関東軍海軍武官は「佐々木社長は歴戦の勇者であるだけでなく大の頑固者…君は参謀の位置に着くが、ひと回りも若い上に並大抵の意見具申では聞き入れられまい」と大形に忠告をした。ふたりは、関東軍との滑走路建設の契約で一財を成した。だが、この満州が大東亜戦争の導火線になるとは知りようもなかった。

一九三七年の夏、北京の郊外で盧溝橋事件が発生した。関東軍は中支へ派遣された。七年後の一九四四年、北風の吹きすさぶ二月のある日、大形虎雄は陸軍一個師団が南新京駅から無蓋貨車に乗るのを見た。それが連日続いた。新京の日本人たちは、日本軍が南方に移動するのを見て南太平洋の戦況が悪化したことを知った。

大形の三男である「みつお」が予科練に志願した。関東軍司令部は東満州の防備が手薄になっていることを憂慮していた。大形虎雄が東部ソ満国境の視察を命じられた。偵察機でウスリー河の上を飛び虎頭要塞に着陸した。対岸のソ連軍の戦車の爆音が轟々と聞こえた…守備隊の大佐がウスリー河を指さした。「ソ連軍が渡河する日は近い」と言った…

雷雨の中、大形が伊通川の一軒家に向かっていた。佐々木ジャングイに頼まれて満州銀行券に石油をかけて燃やした。新京の家財を売り払って故郷の伊勢志摩へ帰った。日本は負けた。その理由は日本の遅れた科学であると大形は知っていた。大形が扶桑の戦友たちと会社を起こした。事業は屑鉄である。大形たちは朝鮮半島に戦火が広がると知っていた。そんなある日、沈没船を引き揚げるサルベージ会社から不思議な商談を受けた。鉄は暴騰した。



サハラ超特急 中編140ページ

jeep Sahara

アラブ学科の教授ヤマシタが馘になる。米国政府はアルジェリア政府に投資した二百億ドルが消失したことに気が着く。銀行の研修生、マリーが首を吊る。マリーは不思議なトカゲを飼っていた。シカゴの殺人課の刑事ふたりは他殺と判断した。捜査を進めると背景に巨大な組織が存在すると知った。「例えば?」とボーマン警部。「例えば、アメリカ合衆国」とフランクが答えた。

命を失うリスクがある任務を引き受けた三人の男と一人のアラブ少年。その任務とは、西アフリカのマリ共和国の北部に行き、サハラ砂漠を駱駝で旅をして、武装集団であるアルカイダの洞窟に幽閉されている二人のアメリカ人を連れて帰ることだった。

駱駝は「砂漠の船団」と言われる。駱駝は水を飲まず餌である大麦を食わず、2週間も歩くことが出来る動物である。同行する羊も山羊もこの過酷な環境に耐える頑健さを持っている。隊商はオアシスからオアシスを辿って移動する。井戸から井戸は時間が短縮できるのだが、井戸には所有者がいる。許可なく使えば殺される。これが「砂漠の掟」なのだ。

ニジェール河の峡谷はクロコダイルがウヨウヨ棲んでいる凶暴な環境なのだ。体長12メートル、体重1トンを越すこの巨大な鰐は目の前の生き物なら何でも食ってしまう。河辺に水を飲みにくる象の親子まで食われる。住民は「ピナッセ」と呼ばれる河船が運搬の手段である。しかしピナッセの速度は、ニジェール河に出没する海賊のスピードボートには劣る。海賊は欧米人の旅行者を浚って身代金を要求する。砂漠の井戸の持ち主~ニジェール河の人浚い。いずれもフレンドリーな人々ではない。

男たちは、なぜ命を賭けたのか?「恐怖の報酬」とアラブ学の教授ヤマシタは日記に書いた。モナ・ミネ・デプレシーは、トンブクツウを脱出する唯一のオプションは、四人の男に加わって、ニジェール河を遡上するしかないと悟った。巨大な鰐が棲む世界で最も危険な河を…



胡椒の王様  短編80ページ

Kandy horse racing
 
ミッテントロッター家は英国の皇族であった。 13歳のプリンセス・アンと幼い弟のチャールスがインド洋で人買いにさらわれた。弟は姉をアンナと呼び、姉は弟をチャーリーと呼んだ。母親と看護婦のBBは別の船に載せられた。さらったギャングの頭目は、コックニーというロンドン生まれの男である。チャーリーとアンナは、セイロン島の農園で働かされた。その農園を人々は「胡椒の王様」と呼んでいた。コックニーは農園のボスであった。アンナは茶畑で、チャーリーは森の中で胡椒の実を拾った。そのチャーリーをサタナンドが保護した。

ある夜、アンナが、チャーリーが、しのび泣くのを聴いた。姉は弟を起こして聖書を読んだ。日曜学校が始まった。聖書を教科書にしてチャーリーに読み書きを教えた。必ず英国へ帰るとアンナは決心していた。ひそかに逃げる計画を立てた。

サタナンドがチャーリーに競争馬の乗り方を教えた。コックニーは、三年ごとに行われるカンデイの大競馬に一度も優勝したことがなかった。サタナンドの勧めでチャーリーに「黒い真珠」という名の子馬を育てることを命令した。五年が経った。チャーリーは逞しい少年になった。その年の夏、カンデイで競馬が開催された。競馬の前夜、コックニーがアラブの王様にアンを売った。黒い真珠が優勝した。大歓声の中、アンが逃げた。アンは川に身を投げて死んだ。チャーリーがテントに戻るとアンの手紙がベッドの上に置いてあった。サタナンドが象を解き放った。馬に乗ったチャーリーが夕闇の中を北の岡へ向かった。

橋から汽車の屋根に飛び降りた。英国皇室空軍基地チャイナ・ベイにたどり着いた。故郷のグロイスターに帰ったチャーリーは、父親が前日に死んだことを知る。チャーリーが復讐を心に誓った。精神病院で生活していた母親と再会した。チャーリーは知事となった。コックニーが監獄で殺された。チャーリーは、農園の持ち主と対決する決意をした。だが農園の持ち主は英国の官憲でさえも手が届かない巨魁なのだ。だがチャーリーが勝った。チャーリーが胡椒の王様になった。


伊勢の提案


それはね、わが同志であるみなさんと一緒に出版したいのです。講談社が決定するのは、五月~八月です。「複数が選ばれる」と言っている。

伊勢は、講談社の決定まで、二百万円のカネが要る。理由は、「河の下巻」が三月には終わるので、ロシアへ長い旅に出たいのです。

この四本の大河小説を書くのに、3年と2か月を費やした。実際、中国は二回~モロッコへ一回旅をしました。恐ろしい時間とカネを使った。

さて、提案とは、、どの作品か、または全作品を講談社が出版するとなれば、その印税(出版社が著作物を利用する対価として著作者に支払うロイヤルティー)を分割するという提案です。印税は、2017年の一年分です。


分割のルール

2017年の税引き後の「印税」の20%を投資される皆さんに、その金額に従って配当します。売れなければ、どうにもしようがないですが(笑い)。ベストセラーということも起きます。

さて、先着順で、200万円に達すれば締め切ります。その保証とは?講談社が出版しないならば、元金をお返しします。伊勢夫婦の資産は不動産と年金だけですが、わが家は、敷地700坪、54坪の二階建て。それを担保にして現金でお返しします。疑うなかれ!つまり、それほど伊勢には自信があるのです。どうぞ、nipponfalcons@gmail.comで、ご応募ください。

30th aniversary (1)









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プロフィール

伊勢平次郎

Author:伊勢平次郎
 
伊勢平次郎はペンネーム。アメリカへ単身移住してから50年が経つ。最初の20年間は英語もろくに話せなかった。英語というのは、聴き取りにくく、発音しにくい厄介なものだ。負けん気だけで生きた。味方を作ることが生き残る道だと悟った。そのうち、コロンビア映画、スピールバーグ監督、トヨタ工場、スバル・いすゞ工場の北米進出、日本の新聞社に雇われた。2013・6 冒険小説You Die For Me アブドルの冒険(邦題)をアマゾンから出版した。昨年のクリスマスには、King of Pepper(英語版)胡椒の王様を出版した。日本、英国、デンマーク、ドイツの読者が読んでくれたわ。妻のクリステインと犬2匹で、ルイジアナの湖畔に住む。

写真は、ハヤブサ F. p. japonensis。カタカナで書かれる。瞬間飛翔速度は、時速300キロという猛禽。

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