2016/12/09 (Fri) 不思議な出版界
doutoku no jikan

道徳の時間(江戸川乱歩賞)

レビュウ

星二つ

5つ星のうち 2.0ラストのインパクトは強いが…最後の最後で明らかになる事実には意表を突かれ、ぎょっとしました。
あまりにも不自然という指摘もあり得ると思いますが、本作のような内容・構成の作品では、ぎりぎり許容されるのではないかと思います。振り返ってみると、伏線も十分に張ってありました。しかし、それ以外の面では高い評価はできません。何より文章が良くない。会話に続く地の文で,余計な一言を付け加える癖が鼻につき、不快です。クールなハードボイルド系の主人公が、物事を斜めに見て気の利いた言い回しをすることはありますが、本作の主人公には似合わず、できの悪い漫才の「つっこみ」のような感じになってしまっています。主人公を始めとする登場人物に魅力のある人間、共感を持てる人間が全くいないというのも欠点でしょう。また、タイトルにもなっている「道徳」や教育に関する論議、主人公と息子をめぐる家族関係などの扱い方も雑で、作品の厚みを形成するに至っていません。

選考経過を読むと、辻村深月氏が絶賛、池井戸潤氏が酷評、と評価が分かれています。池井戸氏は慶應義塾大学推理小説同好会の出身なので、選評が厳し目になるのだろうと思います(「「受賞作なし」が妥当だった」とされています)が、本作に関して...続きを読む ›


星一つ

正直、何がしたかったのか…。という感じ。「復讐」の割には中途半端?「片棒担ぐ」なら「復讐」じゃなくて「協力者」じゃないかい?ピンポイントで宮本だけをターゲットに意趣返ししたかったのか?よく分からん。ついでに何であえて伏見に依頼したのかも分からなかった。このキャラが「自負心ばかり強いけど、何もできない」人。に思えた。「あんたみたいな輩の相手は結構慣れとるんや」と言いながら、言い値で金払っちゃうトコから「はあ?」みたいな。「結構慣れてる」ってのは「その場でいなして小遣い銭くれてやって、完了させられる」人だと思う。故に「コイツは無能」と思いながら読んでしまった。仕事中に職分超えてるし。仕事は受けたらちゃんとしなきゃいけないと思う。この人のいう「性根」は目くそ鼻くその世界だと思った。子どもの声で「電話で呼び出し」「警察通報」は無理ある。普通にばれるよ。そこは「ボイスチェンジャー使った」とか入れて欲しい。「狭い町」「余所者」が何か絡んでくるのかと期待したが、何もなかった。地方を強調する意味なかった気が。文章が少し読み難いのに加えて、登場人物多過ぎ。取材してる訳だから仕方ないんだろうが、名前を読み流して良いんだか悪いんだか判別つかず、多少面倒でもあった。ちなみに「みんなくん」は個人的に物凄い気持ち...続きを読む ›


karamazohu no imouto

これも江戸川乱歩賞である。

レビュウ

5つ星のうち 1.0 ミステリとしては全く面白くない作品です。ウン十年来のミステリファンで、乱歩賞受賞作は毎年読んでいます。
一方ロシア文学は、こども向きのリライト版で小学生の頃読んだだけで、恥ずかしながら本書の原典も読んでいません。本書の著者はプロのSF・ファンタジー作家のようですが、その作品も読んだことがありません。このような立場で、同じ様なミステリファンのためにレビューします。結論。全く面白くありません。大胆な「つかみ」やサスペンスも意外性もない。主人公を始め登場人物に魅力がなく、言動が生き生きとしていない。無用な説明的文章が多過ぎ、スピード感が極めて乏しい。読み進めるのが苦痛な程の重苦しい文章は、受け取り方によっては重厚ということかもしれませんし、原典の厚み・重みや時代背景を反映しているのかもしれません。それが作者の狙いの一つかもしれないとも考えられます。しかし、原典を読まれている方々のレビューを拝見しても批判的なものが多く、成功しているとは思えません。


何故ゆえに、、

何故ゆえに売れない作品を選ぶのか理解し難い。まず、おすすめ度が、五つの星のうち、2.9星なのだ。ベストセラーは、星四つか星五つである。売れ行きランキングが、 86、482位である。ベストセラーというのは、500位以内なのだ。講談社だけでなく、調べると、ほとんどの出版社が売れない作品を選らんでいる。これは、どうしたことか?どなたか、その原因を教えてください。伊勢




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プロフィール

伊勢平次郎

Author:伊勢平次郎
 
伊勢平次郎はペンネーム。アメリカへ単身移住してから50年が経つ。最初の20年間は英語もろくに話せなかった。英語というのは、聴き取りにくく、発音しにくい厄介なものだ。負けん気だけで生きた。味方を作ることが生き残る道だと悟った。そのうち、コロンビア映画、スピールバーグ監督、トヨタ工場、スバル・いすゞ工場の北米進出、日本の新聞社に雇われた。2013・6 冒険小説You Die For Me アブドルの冒険(邦題)をアマゾンから出版した。昨年のクリスマスには、King of Pepper(英語版)胡椒の王様を出版した。日本、英国、デンマーク、ドイツの読者が読んでくれたわ。妻のクリステインと犬2匹で、ルイジアナの湖畔に住む。

写真は、ハヤブサ F. p. japonensis。カタカナで書かれる。瞬間飛翔速度は、時速300キロという猛禽。

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