2009/09/17 (Thu) 日米同盟に暗雲広がる
Hatoyama naikaku 9.16.09
発足した鳩山内閣と民主党政権の掲げる諸改革公約に国民は期待と不安を持っている。国内の改革は国民の合意を得れば可能である。だが、安全保障、つまり、日米同盟を甘く見てはいけない。それは、3億の米国人との約束だからである。アメリカ在住42年の伊勢爺は、やはり日米同盟の重要さから目を離すことは出来ない。伊勢平次郎 ルイジアナ







Michael Green 9.16.09
マイケル・グリーン(48)は、ブッシュ前政権で国家安全保障会議(NSC)アジア上級部長を務めた。米国の代表的な日本専門家のひとり。現在、米戦略国際問題研究所(CSIS)日本部長。衆院選後の、9月6日に読売のインタビューに答えている。

日米同盟に暗雲広がる

民主党は、外交政策の考え方が違うグループの対立から、首尾一貫した国家戦略を打ち出せないできた。衆院選の政権公約も「一品料理」だけで、「コース料理」がない。

そうした民主党が政権の座について、よく下調べもしないで(外交上の)要求や約束をするようになったら、即座に困難に見舞われるだろう。オバマ政権は最初から外交政策で大きな決断をするのは避け、まずイラクや北朝鮮の問題を研究した。民主党は、オバマ政権が選挙運動用の美辞麗句を捨て去り、「政権を握ったら話は別」と割り切った先例に学ぶべきだ。

日本が日米同盟かアジア(志向外交)のどちらかを選択しなければならないというのは民主党の幻想だ。日本は、米国からより信頼されるためにアジアと強固な関係を持たなければならないし、アジアとの強固な関係を築くためには強固な日米同盟の影響力と後押しが必要だ。

鳩山民主党代表はまず、日米同盟に関して米国に細かな注文を付ける前に、オバマ大統領との個人的関係を築くほうが賢明だろう。ただ、ニューヨーク・タイムズ(電子版)に掲載された鳩山代表の論文は、強い反グローバリゼーション的傾向と反米色を含んでいて、登ろうとする山の手前に自ら穴を掘ったようなものだ。

普天間飛行場の移設や日米地位協定などで、野党の立場から、不満を持つグループと一緒に政府を批判することはたやすい。しかし、いったん政権に入ったら現実的な解決策をまとめ上げなければならない。核持ち込みの密約問題でも、国家安全保障をどれだけ重視するのか、機微な情報を保護するつもりがあるのか、などの点で、新政権は信頼性を問われることになろう。

新政権がインド洋の給油活動をやめても、日米関係は危機に陥らないが、日本は国際社会での影響力を低下させ、真剣なプレーヤーと見なされなくなるだろう。給油でなくても構わないが、日本が指導的な役割を果たしていると世界に印象づけることが重要だ。

オバマ政権は、政権交代期の日本と辛抱強くつきあっていくだろう。だが、1、2年たっても新政権が明確な外交の方向性を示さなければ、日本への信頼は本当に落ち込み始めると懸念している。

民主党政権は2010年の日米安保条約改定50周年の機会を利用し、日米同盟に関する将来展望を示すべきだ。そのために、鳩山代表とオバマ大統領の間で、非常に多くの対話と戦略的な思考、信頼関係の構築が求められるだろう。

(解説) 鳩山は、「日米対等関係」と大見得を切った。だが、現実に直面して豹変するか?つまり、公約の在日米軍の編成~地位協定の見直し~普天間を県外へ移転~インド洋給油を停止して海自を撤退させると言っている。どれひとつを取っても、幾ら親日的なオバマでも譲ることはない。「日米対等関係」などないのです。日本は、国民の結束力~経済力~軍事力~国際政治での発言力のどれにも劣る。日本人は、裏切り、卑怯、怯懦という烙印を押される。政官民共に情けない民族になっている。伊勢平次郎 ルイジアナ

us tresury bond
これが米国債(US・TREASURY・NOTES)である。9月16日、米国財務省は、“外国投資機関の保有する米国資産(債権、株、スワップ証券)は売られ~財務省の7月の国債競売は6月に比べて、3分の1減った”と発表している。この意味するところは、米国資産には魅力がないということだ。投資家が戻ってくるその米国資産の魅力の鍵とは何か?“その答えは難しい”と、バークレー銀行の為替戦略チーフのエングランダーは語った。

すると、いよいよ、米国債は売れなくなってくるのか?だとすれば、やはり米ドルは下落する一方である。日本円は高騰し~輸出産業は海外に出るしかなくなる。丁度、1980年後半に、日系企業がアメリカに進出したように。中国に進出する企業も増加する。ガイトナーは、米ドルがなし崩しに下落するに任せるであろう。実際、それがアメリカの経済には良いのだから。さあ、国際音痴集団~経済無知集団の、鳩山内閣(実は、小沢内閣)はどうする?この二人よりも、フランケン・シュタインの方がまだ常識がある。

昨夜、一晩、TV経済番組(BLOOMBERG)を観ていたら、国際投資戦略家のサラザーらは、“米経済は回復していない~一時期の金融崩壊の危機を逃れたものの、使った公的資金が莫大なので、ドルは下落する~米国債が危うい(利子を上げなければ売れないという意味)~Wではなく、Lであり~さらに、Lなのかも知れない”と。チアリーダーの、オバマは、太鼓をドンドンと鳴らしている。だが、国民も、投資家(中国・アラブ産油国)も冷めてきたのである。

マクロ経済とは、“需要を喚起する経済政策”である。イノベーションとは、“技術革新”のことである。この二つが必用なのだ。こども手当てでもなく~高速道路無料化でもない。まして、国家安全保障の船を揺さぶるときではない。このアメリカは、政官民が一丸となり~死に物狂いになって~国家経済を再建するであろう。アメリカ人は、鳩山の寝言を聞く耳など持っていない。伊勢平次郎 ルイジアナ

comment

みなさん

「コメントが弾かれる」というメールがあった。fc2の「お任せ禁止ワード」を解除しているから、弾かれないはず。だから、エロが入ってくる。でも、弾かれたら、教えてくださいな。伊勢
2009/09/19 13:06 | 伊勢 [ 編集 ]

Mephist先生

「チャンネル桜」で「どうなる日本の外交安保」を観て、隼機関を応援してくれている佐藤守(前空将)さんや、加瀬さん、田久保さん、荒木さんなどの、ご先輩のご意見を拝聴した。ぼくたちの見識と等しいものだった。やはり、戦前~戦中~戦後~現在を総括する能力をお持ちだった。

鳩山内閣が日本史に現れて、それまで「危機感」だった状態から「危機」に入った。「そうじゃない」という人は、そう思えば良いと思った。多くある危機のうち、最大の危機は「教育現場」だと確信した。

しかし、危機感だけの間は、評論家の意見を聞いていればよかった。しかし、ここから先は、「行動」が必要になる。出版だけでは充分ではないと思った。その「行動」とは、「サヨク体制を覆す」ことに尽きる。「先頭に立つ人の登場を、腕を組んで待っていてはいけない」と思った。伊勢
2009/09/19 10:21 | 伊勢 [ 編集 ]

伊勢殿

防衛関係の人事は誰が決めたか不明瞭ですが、国連待機軍の構想が小沢にありますから、自衛隊は国内から一歩も外には出てはならぬという方針で間違いないでしょう。

前原国土交通大臣は、防災と沖縄・北方担当でもあります。
国土交通省は海上保安庁が下部組織です。
おそらくは防災と絡めて、中井 洽(なかい ひろし)国家公安委員長と調整したうえで、軍事的知識に比較的明るい前原大臣が指揮を執って、警察力の提供を行うつもりでしょう。


ただ、馬鹿を言ってもらっては困るのは、行く場所は紛争地域だということです。
警察の装備で対応できる地域ではないことはだれでも判ると思います。
また日本の警察は賄賂を取らないというだけで、世界平均から見たらかなりの異端です。
それも理解できていないと思います。
そんなところに、日本の警察を送り込んで治安維持?
ビルが燃えているのに水鉄砲で立ち向かう消防士みたいなものです。

まぁ、妄想の域を出ませんけど、妙案がないわけではありません。
アメリカに対して、イラクの撤退を手助けする代わりに、イラクへ警察を派遣すればいいんです。
黄色いのが行けば大分印象が違うでしょう。
護身用の武装しかしていませんし。
紛争状態も自衛隊がいた頃に比べれば、大分改善していますので。


それでも数名~数十名の殉職は計算しておかなければなりませんが、ISAFならもう一桁上を必要とするでしょう。
2009/09/19 00:20 | Mephist [ 編集 ]

Mephist先生

今、ウチのが、アンゴラからヒューストンに着陸し、尿検査(定期的)で空港の診療室から電話があった。日曜に帰ってくると思ってたのでびっくり。

ぼくは、鳩山政権が「サヨク政権」であると確信している。その根拠は、日本の皆さんの方が詳しいでしょう。この内閣の人事を調べればよく判る。「サヨク政権だからどうなる?」ということですが、「こうなるだろう」と断言できない。だが、アメリカですが、意外に速く対応していると言う印象を受ける。こちらのメデイアは報じない。DAVIDに聞いてみるわね。彼も、叔父のぼくにもリークはしないけども、差し障りなければ、陸軍のブリーフを送ってくれる。

意外に早い対応というのは、オバマが11月末に訪日を探っている。鳩山の回答が反米であれば、中止もある。だが、日米関係が一気に悪化するとは思わない。クリントン時代、村山が首相になったよね。別に悪化しなかったが軍事情報を渡さなかった。クリントン夫婦はオバマのベストアドバイザーです。サヨク政権は、中国に通じているんだから当然だよね。問題は、自衛隊に真空状態が起きることです。そこへ国防費を削減(出来ない)するとすれば、自衛隊は壊滅する。

まだまだ問題はある。外国人地方参政権です。お分かりのように、対馬などが在日韓国人の支配下に入る可能性が出てくる。ここが小沢の政権交代目的のひとつ。小沢は、アメリカから距離を置き~中国を宗主国と仰ぎたいのです。その動機はわからない。アメリカが苦手なのかも知れない。

防衛大臣を決めたのも小沢ですかね?自衛隊を案山子にする計画が見え見えですね。前原が国土交通相である意味をご説明願います。文章の前後がわかりません。伊勢
2009/09/18 22:43 | 伊勢 [ 編集 ]

ISAFにスタッフを送る件ですが、想像では警察官になるでしょう。
また、万一洋上警備を継続する場合は海保になるでしょう。

理由は大臣ですね。その為に前原国土交通省大臣が居る訳です。

また現防衛大臣は自衛隊を不要な組織と見ているようで、冒頭の一言が「シビリアンコントロールを徹底する」ですから。
またそして「集団的自衛権の行使は認めない」と明言しました。

どうやら意味がわかっていないらしいです。

集団的自衛権の否定は、米軍は対等な同盟関係ではなく、傭兵だということです。
勝手にやられて、勝手に死ね、と。

眩暈を通り越して呆れました。
2009/09/18 20:47 | Mephist [ 編集 ]

>>キャンベルは、日米関係を「対等なパートナーシップ」と位置付けた上で、「(日本が)どうすべきかを米国が指示するのは非生産的だ」と述べ、鳩山政権の意向を「尊重」していく姿勢を強調した。(読売のインタビューで)

山岡には、インド洋給油を要求し~大衆が読む新聞社には、「アメリカは、日本に指図しない」と。だが、ここが、「力」に自信のあるアメリカの柔軟さなのです。丁度、父親が息子に、「パートナーだ」と言うように。現実には、対等な関係などないのです。「責任分担を半々」にと釘を刺しているわけです。この「半々」は解釈では恐いものにもなるのです。伊勢
2009/09/18 18:03 | 伊勢 [ 編集 ]

書き忘れました。この「キャンベル・山岡対談」は、ボクシングの第一ラウンド。アマチュアの鳩山選手VSプロのキャンベルの一回戦が開始したということです。鳩山は、浅はかな選挙公約から、既に、敗者の道を歩き出している。公約と現実の矛盾、まだまだありますね。ところで、キャンベルは、麻生さんにも会いましたか?伊勢
2009/09/18 17:16 | 伊勢 [ 編集 ]

上の投稿者さま

たいへん重要な、「鳩山VSオバマ」の第一歩ですね。ベッドに転がり、キンドルで、「ミューレン(ジョイント・チーフ)のアフガニスタン米軍増派が必要」の長い記事を読み返していたのね。このアフガニスタン(アルカイダ掃討戦)は開戦してから8年が経つ。アルカイダの同盟軍であるタリバンがここ3年で復活して、全土の85%以上を支配しているのですね。訓練された米軍を増派するのか?オバマの正念場なのです。次のエントリにしますね。

また、ナイ教授の95年リポートを分析したのです。そこには、ナイ・グループの一員である、キャンベルも、グリーンも、在沖縄米軍担当のメアも出てくるのです。どの面々も、「知日派」であり、「親日派」ではないのです。ここで、ジョン・ルース大使は重要ではないですね。

鳩山内閣は一枚岩ではないです。野党であった年月に勉強をしていない。「自民党が秘密を持っている」という口実が返ってくるでしょう。だがね、このルイジアナの伊勢爺でも理解していることですよ。鳩山も、小沢も、菅も、岡田もね、何も読んでいない。外交シンクタンクさえも持っていないのですね。

「インド洋給油停止して、アフガニスタンに貢献する」といったら、言質となる。自衛隊やNGOを送れば、タリバンに虐殺される。鳩山は、こんなことすらも想像できない青い人間です。日本人の生命も財産も守れない人間が首相となったのです。

「日米同盟」という言葉は、クリントン時代(細川政権)国防補佐官だったナイ教授の造語です。それ以前までは、日米安保条約。同盟とネーミングしたわけは、日本防衛だけでない、アジア~アフリカ~中東を含む地球規模の「日米同盟」というものです。ここが、日本人は理解出来ていない。「沖縄、沖縄」と騒ぐ、小沢や鳩山は田舎者なのです。岡田はまだマシです。伊勢
2009/09/18 17:01 | 伊勢 [ 編集 ]

素人の勘違いほど悲しいものはないですね
笑いもので済めば御の字ですね



民主党の山岡国会対策委員長は、日本を訪れているアメリカのキャンベル国務次官補と
17日夜会談し、インド洋で給油活動を行っている海上自衛隊を撤収させる代わりに
アフガニスタンへの新たな支援策を検討する考えを伝えました。

アメリカのオバマ政権で対東アジア外交を担当するキャンベル国務次官補は、会談の中で
 「日本の政権が代わり、日米関係がどう変化するのか心配している。鳩山政権は、アメリカと
中国のどちらが重要だと考えているのか」とただしました。

これに対し、山岡国会対策委員長は「アメリカも中国もどちらも大事だ。鳩山政権は
日米関係をよりよくしていきたいと考えている」と応えました。またキャンベル氏は、
インド洋での海上自衛隊による給油活動に関連して「テロとの戦いに参加し続けて
もらいたい」と要請したのに対し、山岡氏は「鳩山総理大臣が述べているとおり、給油活動は
必ず中止する。ただ、その代わりにアメリカ政府も納得するアフガニスタンへの新たな
支援策を検討したい」と伝えました。

これを受けて、キャンベル氏は「オバマ大統領が来日を検討していることし11月までに、
新たな支援策をまとめてもらいたい」と要請しました。
http://www.nhk.or.jp/news/k10015577851000.html#
2009/09/18 11:51 | [ 編集 ]

「使ったなら補充しろ」 クリントンのオバマへの助言。英語ですが、読んでください。
http://bomanchu.blog81.fc2.com/
2009/09/18 10:14 | 伊勢 [ 編集 ]

「米ドルは、やはり下落する」英語ですが、斜めにでも読んでください。オバマの支持率45(下院合同委員会での演説前)~52(演説後7%アップ)~42(一週間後の今日)です。採決を強行することは与党であるので可能です。だが、国民の80%以上が医療保険を持っている。13%(3000万人)の保険を持っていない者たちに好意を持っていないのです。民主党議員は選挙区で怒鳴られている。オバマ民主党は、政治生命をこの医療保険改革に賭けている。

こんな時期に、反米思想を持つ鳩山が訪米ね~?麻生さんを歓迎したオバマは、鳩山の政治理念が嫌いである。訪米には相当の覚悟がいる。赤鬼が待っているわけだから。伊勢 http://bomanchu.blog81.fc2.com/
2009/09/18 07:59 | 伊勢 [ 編集 ]









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プロフィール

伊勢平次郎

Author:伊勢平次郎
 
伊勢平次郎はペンネーム。アメリカへ単身移住してから50年が経つ。最初の20年間は英語もろくに話せなかった。英語というのは、聴き取りにくく、発音しにくい厄介なものだ。負けん気だけで生きた。味方を作ることが生き残る道だと悟った。そのうち、コロンビア映画、スピールバーグ監督、トヨタ工場、スバル・いすゞ工場の北米進出、日本の新聞社に雇われた。2013・6 冒険小説You Die For Me アブドルの冒険(邦題)をアマゾンから出版した。昨年のクリスマスには、King of Pepper(英語版)胡椒の王様を出版した。日本、英国、デンマーク、ドイツの読者が読んでくれたわ。妻のクリステインと犬2匹で、ルイジアナの湖畔に住む。

写真は、ハヤブサ F. p. japonensis。カタカナで書かれる。瞬間飛翔速度は、時速300キロという猛禽。

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