2009/11/16 (Mon) 中国の黒人差別
racism in china
ロウ(20)が上海の人気TVコンテストで、エンジェル一位に選ばれたとき、人種差別の罵詈雑言の嵐に遭遇した。中国人の腹の中には、人種差別があるのだろうか?

*こいう可愛い健康そのものの黒人の少女がこのアメリカ南部のルイジアナにも多い。わが妻も、この伊勢爺さんも、黒人とはたいへん仲が良い。黒人は性格が大らかで~すぐ笑うからだ。それも忌憚のない大笑いなのだ。声をかけると、決して構えず満面の微笑み。中国人の性格も結構明るいから、そのうちに仲良くなるだろう。伊勢平次郎 ルイジアナ






オバマがやって来る。人種差別を考え直そう

>>多様化する中国~経済ブームで生まれた~中国は今、黒人を差別すると批判されている。

>>1972年以来、USと中国は国交を始めた。昨日、アメリカ史上最初の黒人大統領のオバマが上海を訪れた、、

Washington Post Foreign Service
Sunday, November 15, 2009

ロウ・ジン(Lou Jing)はこの世界最大の都市上海に生まれた。今年20歳になるロウは今までなかった人種差別に会った。これまで、もの珍しさや質問はあったが、敵意に燃える言葉に遭遇したことはなかった。だから、ロウは人種差別に対する心の準備がなかった。ロウの父親はアメリカ黒人である。この八月、「ゴー・オリエンタルの天使」というTVタレントショウに出演した。ロウの美貌は多勢の競争相手を抜きん出ていた。だが、インターネット上に「黒いチンパンジー」「黒人は、中国から強制退去されるべきだ」と書き込まれたのである。

中国は始めてアメリカの黒人大統領を迎える。中国人たちは人種に対する態度を変えなければならなくなった。特に、黒人に対する偏見をである。中国は、アメリカが黒人を大統領に選んだことに驚いた。その黒人大統領が上海にやってくる。 中国人は戸惑いを隠せない。この地域に黒人が住み始めていることに違和感を持っているからである。

“とても悲しい”とロウは言った。その大きな目が涙を貯めていた。“もし、私が白人と中国人のハーフだったら、こんな攻撃には会わなかったでしょう、、コンテストの前まで、こんな態度が中国人にあるとは思わなかったのです”、、

                               ~~~

中国は、現在アフリカと経済関係を深めている。昨年の貿易量は$1070億ドルにも昇る。そして、アフリカの黒人が上海に住み始めた。その人口が爆発している。何万人もの黒人が上海の南部地区に住んでいる。根を張り始めた。コミュニテイを作って~中国の女性と結婚し~混血の子供が生まれている。

そういった進化の中、巨大な中国の中で、黒人たちは小さな小島を作っている。中国人たちは、人種差別という人種問題に直面した。中国南部の広州(Guangzhou )では、黒人の住むダウンタウンを「チョコレート・シテイ」と呼んでいる。地方紙に、「中国人警官が黒人をハラスメントした」という記事が出ない日はない。

“広州では、正直に言って、中国人たちは黒人が好きではない”とアブドラ(26)は言った。アブドラは、一年半前に、安い中国製の着物を西アフリカに売る商売でやって来た。

昨年、リセッションが襲ってきた。たちまち彼の商売は干し上がった~カネがなくなった~ビザの期限が切れた~だが、オーバーステイするしかなかった。現在、彼は、警官の目を逃れるために、ショッピング・モールの中に住んでいる。

“警備員がね、山羊でも殴るように、ぼくら黒人を鉄の棒で殴るんだ~黒人は酷い扱い方をされるんだ”とアブドラ。そして、二階の窓を指差した。この七月、移民官の急襲を逃れるために、窓から飛び降りたのだ。ひとりが大けがをした。翌日、抗議のために、黒人の群集が警察署に押し寄せた。

広州の警察当局は、“外国人をチェックするのは合法だ”と声明を出した。

長年間にわたる人種偏見

1960年代、中国はアフリカ諸国と親交を始めた。民族解放運動を支援し~アフリカの学生を中国に招いた~第三世界は一体だというショウであった。今、中国とアフリカの関係はもっと深まっている。先週のことだ。温家宝首相は、エジプトで開かれた「チャイナ・アフリカ・サミット」において、$100億ドルを低い利息で貸すと約束した。

しかし、表面上の「フレンド・シップ政策」には現実が伴う、、中国人の持つ「黒人は劣等で~白人は富裕で成功している」という偏見である。

“その偏見は経済関係が深まると同時に増加している”とHung Huang。彼女は、北京で、ファッション・マガジンを発行している。そして、北京のTVショウ「真っすぐ話そう」のホストだ。“中国人は、西洋を崇拝している~その西洋とは白人のことだ”と話した。

彼女(48)の世代は、“黒人は奴隷で抑圧されてきた~それ以来、黒人は成功していない~アフリカ大陸はまだ貧しく~アメリカの黒人は特別な地区に住んでいると世界史で習った”と語った。さらに、中国人の人種差別は、中国の少数民族にも向かっている。ウイグル人やチベット人に対してである。“漢民族でない民族は偏見に遭遇する”と加えた。

中国が見るアメリカ黒人は、貧しい~抑圧を受けている~不平等に扱われているである。北京政府の「アメリカの人権問題」というリポートに、オバマが大統領に選ばれたことは出てこない。“USでは、人種差別は社会の至るところに存在する”と書かれている。“黒人と少数民族はアメリカ社会の底辺に置かれている~USには、深刻な人種間の敵対関係がある”と結ばれている。

Sherwood Huは上海の映画プロデューサーだ。「ゴー・オリエンタルの天使」の審判のひとりだ。彼は、ロウに高い点をつけた。“かっての文化革命で、中国は黒人を兄弟と呼び~白人は中国人の敵と呼んだ~だけども、心の中では、黒人を恐れたのです”と語った。

人種偏見の根っこだが、農耕社会と関係がある。日焼けした肌とは、田畑で働いているということだ。一方、白い肌は、エリートの証拠だと。中国は急速に工業化している。大都市が生まれている。だが、歴史的な偏見は頑固に残っている。「肌を白くする化粧品」は、$100ミリオンドルの企業となっている。

私たちレイシスト?

Chen Juan(27)は、北京の英会話学校の事務員だ。肌を白くする化粧品を常用している。夏の暑い日には、日傘を持って出る。“中国では、肌は白いほど良いのです~白というのは美しいと言う意味だから”と話した。“黒い肌の人は、田舎の人に見えるし~農民のイメージがあるから~白い肌は、黒い肌よりもきれいだから”と。

“黒人、特にアフリカ黒人の印象は清潔ではない”とチェンは続けた。“正直言って、黒すぎるのよ~黒人なんか絶対にボーイ・フレンドにしないわ~どんなにおカネ持ちでも”と。

チャイク(P.C. Chike)は、ナイジェリアから広州にきたビジネスマンだ。もう5年も住んでいる。ウイッグをアフリカに輸出している商人だ。そして、北京の中国女性と結婚した~息子が出来た~もうひとり生まれる。

“中国人は、黒人を嫌っている‘彼らは黒い肌が嫌いなのだ~中国政府は、政治上の声明として、アフリカを祝福している~問題は、実際にどう黒人を待遇するのか?”と話した。

Li Wenjuanは、チャイクの妻である。“人種偏見は、北京では薄い~広州は広東語で話す~黒人を「黒いオバケ」と呼んでいる”と話した。

何人かが、オバマの出現は変化をもたらすと言っている。多くの者が“オバマは、アメリカのシステムが生んだ偶然の出来事で~母親が白人だから本物の黒人ではない”と仕分けしている。

“オバマが上海に来ると何が起きるのか面白いわ~なぜなら、中国人はほんとに戸惑ってしまうのよ~今までになかったことだから、これから異人種をどう扱うのかって~これはテストなのよ~私も含めて、「わたしたちレイシスト?」って聞かなければならなくなった”とHungファッション・マガジン出版人。

ロウに戻ろう。ロウは、オバマに自分を重ねて見ている。彼女も父親を見たことがないからだ。ロウはオバマの自叙伝を読んだ。テレビで大統領選挙の演説を聴いた。それ以来、ロウは“Yes, we can!”と唱えている。オバマは、ロウのアイドルなのだ。

ロウは、“オバマ米大統領が上海にくることは、黒人にとって、夜が明けたということか?”とコメント欄で読んだ。そのとき、“I think the answer is yes~中国人の黒人に対するパーセプションは変ったのよ”と叫んだ。

(解説1)この記事がトップで出たとき、580ものコメントの嵐だった。在米中国人たちは逆上した。以下、ひとつの例。伊勢爺さんも書き込んだ。WPはこうしたコメントを保存して社会分析するという。他にも、アメリカ人と思われる、南京の大虐殺に関するものがあった。が、偏向した歴史観で書かれている。それは、アメリカは、現在でも、「日本軍は、中国の市民を虐殺した」と歴史の教科書に書くからだ。出版物で反論しても効果は少ないであろう。

Jerzy wrote:
This article is so juvenile, petty, and shamefully ignorant, especially regarding the Chinese and world history in general, that I'm surprised that it was published.

If you want to learn about racism, read about the Rape of Nanking and the brutal slaughter of millions during the Japanese occupation of China.

Read about the holocaust of not only six million Jews, but tens of millions of Slavic people who died during World War II. In Russia, the number may be as high as forty million.

I am sick and tired of spoiled African-Americans whining and pouting about how they have been mistreated. Compared to the Chinese and other groups, they know nothing about suffering.
11/15/2009 10:07:40 AM

iseheijiro wrote:
First of all, China has never had a single free election in their ten thousand year history. They don't have a democratic society that believes in freedom of the press and religion. They abuse their population to serve as slave labor to produce and fuel a consumer world. Instead the Chinese engage in lie after lie to try to gain credibility. Iris Chang was a pathetic liar, she could not live with her own lies and shot herself in the mouth. Koreans living in Japan also distort and lie about history to try to gain sympathy for their causes, Mike Honda is a proven paid liar. If you don't like my comments let's dispute at the court of law, all these issues should be addressed in a world court.
11/15/2009 2:33:20 PM

(解説2)「日本人は、黒人やスペイン系と仲良くする方が、白人の仲間に入るよりも国際社会の「力」を得ることが出来る」と、Y新聞に報告したことが多々ある。だが、今だに評価されないのだ。他の民族では、インド~インドネシア~タイ~ベトナム~バングラデッシュ~ドイツ~東ヨーロッパ~旧ソ連衛星国群~実は、ロシア人は日本人が大好き~南米は、全部の国が親日である。理由は、「日本人は有色人種で、人種偏見の強いアメリカと戦った勇敢な民族」だとさ。そうかい?伊勢平次郎 ルイジアナ


中学時代の担任の黒木ひかる先生(84)剣道七段教士が、「ベランダから」と。わが恩師は富士山のような人なんです。手前の町は立川かな?これも手前の丹沢山塊は、弟と中学時代に縦走した。わが弟は、59歳で黄泉の人となった。今は想い出ばかりとなった。伊勢

comment

金 国鎮さま

誤解も何も、わかりにくい文章ですね。何が、CONTEXTなのか判らない。何が焦点なの?伊勢
2009/11/18 19:51 | 伊勢 [ 編集 ]

私は中国に政治について何も言ってはいませんよ。
誤解のないように。
中国人の人種差別云々についても何も言ってはいません。
誤解のないように。
中国のさまざまな現実についていろいろの角度から見ていますよと言っています。
誤解のないように。
まだまだ分からないことが多い。
簡単に結論は出ませんよ。
2009/11/18 19:31 | 金 国鎮 [ 編集 ]

金 国鎮さま

>>これはなかなか世の中の現実を良く知っている人のコメントですね。

誰のコメントを差してですか?中国人~韓国人~日本人が持っているのは人種差別ではなく、排他的な「狭量」でしょう。まだ、農村のメンタル。近代化というのは、やはり、「人権がどれだけ改善されているか」という社会グレードの問題ですね。現在の中国は「衣食住と軍」を優先している。だが、基本的人権を軽視すると、国家は滅びる。中国人は核兵器やミサイルを、国家のパワーだと勘違いしている。中国共産党のパワーだけどね。そんなことに国家の財源を使うべきではない。なぜなら、日本も、韓国も、ドイツも、核爆弾など、一ヶ月で完成する。お判りでしょうか?伊勢

2009/11/18 19:15 | 伊勢 [ 編集 ]

これはなかなか世の中の現実を良く知っている人のコメントですね。
解説 1
数年前に上位のブログに書き込んだ内容を思い出しました。
それは1960年代の毛沢東・周恩来政権だと思いますが、中国の上海付近で起きたアフリカ人留学生に対する大規模なデモです。
事のきっかけは中国に留学していたアフリカ人男子留学生と中国人女子学生の男女間のつまらない揉め事です。
当人達にとってどれほど深刻であろうと大規模なデモに
発展するようなものではない。
日本の大手メディアこの事件をは非常に小さく報道したので殆どの人は覚えていないでしょう。
私が中国に疑いを持った事件です。
今も中国は変わっていないはずです。
漢族中心の中国です。
中国の経済成長が漢族以外の少数民族にどういう影響を
もたらすかが中国の命運を左右すると思っています。
解説 2
多くの人が理解したほうがいい話です。
私流の解釈では戦前満州国で五族協和を叫んだ民族はですが。
私はそれを朝鮮人に期待していますが、韓国の教育を
受けた韓国人にそれを求めることは難しい。
それがたとえ最終的に国家の安全保障につながるとしても。
2009/11/18 18:39 | 金 国鎮 [ 編集 ]

普通の日本人さま

あのコメントは、ワシントン・ポストの記事のコメント欄に書いたものです。300万人のインテリが読む新聞ですからね。日本をあからさまに悪く書いているのは、在米中韓人か華僑と思われる。それも、500のコメントのうち、2,3個です。「中国を日本よりも上」と考えるアメリカの知識人は、極、少ないようです。妻側の大卒や陸・空軍情報将校(二人)は、お世辞を言わない性格のアングロサクソン。「日本は良い国」と言っている。このアメリカ人の日本への好印象が、中韓人にとっては憎いのでしょうね。マイク・ホンダはそういった「負の力学」を利用した。おろかな人間ですね。

凄い内容の英文コメントですが、もっと凄く書けたがやめた。「過ぎたるは及ばざる」だから。

>>Africanに対する差別は、小生がそのような機会がなかっただけとも言うべく、小生の知る中国人には そのよう感覚がなかったように思っています。

その通り。なんせ、13億人の中国大陸。かっての、未だに一部(?)のアメリカ白人の強い黒人差別に比べて、中国人には、人種差別がないように思える。アメリカの白人は、日本人に対してでだけでなく、アジア人には優しいですね。

>>上海周辺大学生を中心に、政府のアフリカ諸国への投資、エネルギー資源確保の大義をよく認識しているゆえ関係強化、相互理解が要される事を唱えていたよう思います。それでも、まだまだ日本、米国に対する未来意見への注意が深く、スーダンへの武器売買への道徳認識の低くさに見られるよう、アフリカンの方々の人権とまで汲みいるような意見はそれ程多くないとも思いますが、、

全くその通り。

>>世界第2位の経済大国になる日が近い中国にて、今後海外接点が更に増える中、現行共産党体制では舵取り難しく、言わずもがな、香港返還の際の1国2制度のような方向性を持ち、人権問題などに対しても成熟していくようになるのでしょうね。

全く仰る通りです。日米関係とか、米中関係とか言うのが間違いの元。そんな荒っぽい関係などない。政府間でも、どれほどの中間搾取があるか。民間同士が仲良くやろうと思っても、中国共産党は干渉する。中国の国民が人民元(RMB)をデノミして、輸入品を買おうと思ったところで、中国共産党政府の搾取の壁に阻まれる。中国は、今も、万里の長城で囲まれている。中国人は一種の犠牲者でしょう。伊勢
2009/11/17 18:51 | 伊勢 [ 編集 ]

伊勢様

しかしすごい内容の英文コメントですね。
応対される伊勢さんも御苦慮が多く大変と思います。
御指摘通り、大東亜戦争の誤った歴史認識は、抜本的なすり寄りが関係諸国の政府レベル声明、Radicalな報道がなされないと是正、理性的な会話は極めて難しいと認識させられます。
ただ同BrogはSlavicの方なのでしょうか?
Falconは日本有志のBrogと認識して投函されているのですよね?
言いたい事の的を得ませんね。
伊勢さんのご対応英文内容は、恐らく閲覧している中国系アメリカ人に対し含めて、
牽制すべくの応答と考えます。
ところで中国の人種差別、人権についてですが、予測通り、中国政府は検閲、一部を削除して、
自国一般市民へ、オバマ大統領の人権に関わる、ネット検閲等の声明を報道していますね。
Africanに対する差別は、小生がそのような機会がなかっただけとも言うべく、小生の知る中国人には
そのよう感覚がなかったように思っています。
むしろ、上海周辺大学生を中心に、政府のアフリカ諸国への投資、エネルギー資源確保の大義をよく認識しているゆえ関係強化、相互理解が要される事を唱えていたよう思います。
それでも、まだまだ日本、米国に対する未来意見への注意が深く、スーダンへの武器売買への道徳認識の低くさに見られるよう、アフリカンの方々の人権とまで汲みいるような意見はそれ程多くないとも思いますが。。。
世界第2位の経済大国になる日が近い中国にて、今後海外接点が更に増える中、現行共産党体制では舵取り難しく、言わずもがな、香港返還の際の1国2制度のような方向性を持ち、人権問題などに対しても成熟していくようになるのでしょうね。

敬具
2009/11/17 17:55 | 普通の日本人 [ 編集 ]

伊勢様
意図せずして、地雷を踏んだ気分です。私としては伊勢様をことさら不快にする意志は毛頭ない点だけは、ご理解いただきたいのですが。

オバマの日本でのパフォーマンスについて自分なりに理由を知りたいと望み、自分なりに仮説を作ってみただけということは、理解していただきたく思います。
彼は、その判断が正しいかどうかは別にして(それは彼の任期が終わるまで分らない)、頭が切れる人物です。戦略や外交でも、デジタル派でありクールでもある。

伊勢様も優れた知性の持ち主です。ただ、「戦没者への敬意を払わなかったことが非難されている。当り前だよね?」というあたり、やはりディープにアメリカ人とかかわり感情移入したがゆえ、ハートの部分のウエイトが重い方だと感じています。むろん、それもまた在米日本人としてあるべき姿だと尊敬しております。
私は「日本語で保守派アメリカ人の価値観を語ってくれる貴重な人材」としての伊勢様に、強い関心を抱いているのですから。

ただ、オバマ自身は人種的ルーツはどうあれ奴隷の子孫ではなく、母方で上流白人の教育を受けた。知れば知るほど、ストレンジャーな人物。
そしてアジアのアフリカへのレイシズムと、アメリカや欧州のそれは、同質とはいえない。(オバマ自身は境遇を共有しない)アメリカ黒人の多くは、アメリカ白人の「商品」を先祖としている。これがいまや「黒い肌の同胞」への負い目に化学変化してしまった。そういう特殊事情がある。
だが、移民国家でないアジアの地域社会にとって、白人黒人いずれにせよ、また抱く感情が尊敬にせよ軽蔑にせよ、それは同胞への感情ではない。
だから、いかにえげつないにせよ中国の黒人偏見をアメリカ人が責めるのは、漢民族に心外な困惑をもたらしてもいる。アメリカの「家庭の事情」を出鱈目に適用されて、悪者にされた気分だと思う。
そしてオバマは、そういう米中の主観のずれを、クールに見通している人なんじゃなかろうか。

>差別を受けた体験と今の仕事をミックスする?そんなレベルではアメリカの大統領は務まらない。

私が、言葉足らずだったかも知れませんね。オバマが、祖国の幸福と名誉を動機として元首の地位を引き受けたことを、私は寸毫も疑ってはいません。
ただ、彼には彼の、成長過程で得た世界観があるはずです。かれはその世界観を判断基準にして国を率いるのです。私はそういう部分に、興味を抱いているだけだとご理解ください。

太平洋戦争で、アメリカのさる高名な提督は日本に滞在中、スリにまんまと財布を抜かれたことを根に持ち、それを発想の基点に「日本にしてやられないための対日戦略」を立てたといいますしね。個人的体験がVIPの判断に与える部分を、軽視することもないと思ってます^^;
2009/11/17 09:13 | ポトフ [ 編集 ]

ポトフさま

困ったね。貴兄の論文のポイントの中には?マークが付くものがある。それらをひとつひとつ議論するのは不毛と思う。だから、簡潔に答えますね。

>>若き日を華僑の多いアジアで過ごしたオバマが、その種の体験・見聞をしていないとは思えませんね。

差別を受けた体験と今の仕事をミックスする?そんなレベルではアメリカの大統領は務まらない。

>>伊勢様はオバマに点の辛い方ですが、アジア人というものを、とりわけ漢民族の横暴を皮膚感覚で知っているという点では、私はオバマにかなり注目しています。

オバマに辛い?どういう意味ですか?「どこが辛い」というならわかるけどね。米大統領というのは、その思想~思考能力~価値観~体質などで、アフガン増派のような深刻な決定がされる。“at a stroke of a pen" とは、「ペンで、ひとなぐりに署名すれば決定する」と言う意味です。それほどの責任を持つから辛い批判が出て当然。今朝は、12日のアーリントン国立墓地で星条旗と国家が吹奏されたときに、オバマが、敬礼も、胸に右手を当てるという戦没者への敬意を払わなかったことが非難されている。当り前だよね?オバマを支持するウチのまでが批判している。彼女の弟がベトナムへ志願したからね。

>>アメリカ人はアジアの動乱にそなえて、アジア的な外交術の不導体たりうるアフリカ系を元首に選んだのではないか。私にはそう思えています。

このあたりから、貴兄に答える~貴兄と議論する価値を感じません。主観は何百万もあるから。伊勢
2009/11/17 07:05 | 伊勢 [ 編集 ]

中国の市民プールでは、黒人がプールに入ったとたんに中国人の遊泳者が一斉に出て行く、という噂すら聞くだけに、若き日を華僑の多いアジアで過ごしたオバマが、その種の体験・見聞をしていないとは思えませんね。

伊勢様はオバマに点の辛い方ですが、アジア人というものを、とりわけ漢民族の横暴を皮膚感覚で知っているという点では、私はオバマにかなり注目しています。
おりしもオバマの、天皇への慇懃にすぎるお辞儀が、日米両国で話題になっています。しかしあの明らかに不自然なパフォーマンスは日本へのサービスではなく、次の外遊先である中国を追い詰めるための、オバマならではの秘策だったのだと私は考えています。
むろん鎌倉旅行のときの楽しい思いでや、小浜市民のほほえましくすらある応援で、わりに本音で日本好きではあるのでしょうが、政治家としては計算した上での行動でしょう。

これが白人大統領ならば、白人への愛想を忘れない中国人に大統領になる以前から、さほど悪感情を抱かなかったでしょう。その狡猾な正体をうすうす知ってすら寛容になれたでしょう。中国もそれを内心で憤慨しつつも、利用したでしょう。
この歪んだ関係の枠外にいる日本人が、米中から挟撃されやすいのも残念ながら事実。しかしそれでいて、アメリカは中国を本音では蔑み疑い、中国はアメリカに、深刻な憎悪と殺意を抱いている。
しかし黒人オバマは、この半ば伝統的な腐れ縁の不導体たらざるをえない青春を過ごした。これは画期的事態です。
アメリカ人はアジアの動乱にそなえて、アジア的な外交術の不導体たりうるアフリカ系を元首に選んだのではないか。私にはそう思えています。

北京は、アメリカという圧倒的な強者の支持を切実に求めている。ゆえに今は、黒人蔑視を死に物狂いで隠蔽しなければならない。
だが、オバマはそういう北京の苦慮を尻目に、おおっぴらに日本の天皇に、東洋的な目上への儀礼を尽くしてみせた。中国人が欧米の前では公然と嫌悪を表明する、日本の元首に!
そしてオバマの天皇へのお辞儀こそ、実は近代以降の中国人が官民一体で欧米列強の元首から勝ち取りたがってきた、最大の悲願にほかならない。

それを見せ付けた上でオバマは、中国十億人民の主席には、一瞬もへりくだった態度をみせないでしょう。
上下関係が何よりも重要な漢民族が、この「非礼なアフリカ人」によって、ヒエラルキー意識を乱され、苦しむのは間違いない。そのときの中国のリアクションが楽しみです。
オバマはアジア外交では、意外にしたたかな真価を見せるかもしれません。
2009/11/16 23:47 | ポトフ [ 編集 ]









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プロフィール

伊勢平次郎

Author:伊勢平次郎
 
伊勢平次郎はペンネーム。アメリカへ単身移住してから50年が経つ。最初の20年間は英語もろくに話せなかった。英語というのは、聴き取りにくく、発音しにくい厄介なものだ。負けん気だけで生きた。味方を作ることが生き残る道だと悟った。そのうち、コロンビア映画、スピールバーグ監督、トヨタ工場、スバル・いすゞ工場の北米進出、日本の新聞社に雇われた。2013・6 冒険小説You Die For Me アブドルの冒険(邦題)をアマゾンから出版した。昨年のクリスマスには、King of Pepper(英語版)胡椒の王様を出版した。日本、英国、デンマーク、ドイツの読者が読んでくれたわ。妻のクリステインと犬2匹で、ルイジアナの湖畔に住む。

写真は、ハヤブサ F. p. japonensis。カタカナで書かれる。瞬間飛翔速度は、時速300キロという猛禽。

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