2009/12/09 (Wed) オバマ右旋回か?
Deficit fire ball (Small)

前にも、同じ漫画を見たでしょ?だがね、アメリカ全体の債務残高というのは、$12兆ドル(1080兆円)だ。日本もよく似た1090兆円だ。違いはある。アメリカの借金は、米国債(ノート、ビル、ボンド)を売って借りる。国内の投資機関と外国(日本、中国、アラブ諸国)がお客だ。その売る方法は競売方式である。つまり、利息を提示して売れるまで上げていくわけだ。だから、近未来、もの凄い利払いの地獄が待っている。

( New York Times) With the national debt now topping $12 trillion, the White House estimates that the government’s tab for servicing the debt will exceed $700 billion a year in 2019, up from $202 billion this year, even if annual budget deficits shrink drastically. Other forecasters say the figure could be much higher.

「2019年には、$7000億ドルの利払いとなる」と書いてあるね。2008年の連邦予算は、$2.9兆ドル(261兆円)だった。10年後の予算が何かによるが、それにしても、予算の40%にもなる。利息に持っていかれたら、困る政府機関が出てくる。すると、その利払いを、再び国債を売って借りるとなる。悪循環の借金地獄だ。






オバマ右旋回か?

今日、オバマは、雇用政策についてこう述べた。“銀行や保険会社が、金融救済基金(TARPという。2008年、ブッシュ政権が$9000億ドルを用意した)を返し始めた。予期したよりも早い。$2000億ドルが残る計算だ。それを景気刺激政策(STIMULUSという。7870億ドル計上し住宅販売促進~自動車販売促進などに使ったが、残りが半分ある)と合わせて雇用創出に使いたい。さらに、一部は、国庫へ返して、政府の赤字(NATIONAL・DEBT)を減らしたい。雇用促進は小企業・零細企業主に大減税~キャピタル・ゲインには、短期間だが無税~光熱費を下げる住宅の改造には、カネを出す~インフラ公共事業もやる”と演説した。ディテールはなかった。早速、批判が出た。それも、両党からだ。批判は、“国庫から出したカネが余ったら、国庫へ返すのが法律だ”と。「事業税の大減税と国家の累積赤字を減らす」これは、選挙キャンペーンで、マケインが言ってたことです。

オバマは右旋回するのか、どうかは判らない。だが、大手の新聞社も、大手のテレビ局も減税に賛成なのだ。ところで、リーマン倒産事件以来、失業者が700万人増えた。今、失業者で失業保険(延長中)を貰っている者は、1000万人である。以前から、失業したまま浮上しない者たちを加えると、1600万人とされる。

WPの経済記者のファーンスタインが、“財政出動の効果というのは、失業者1000万人のうち300万人が仕事に就けば上等なのだ”と書いている。さらに、“住宅光熱費改善にカネを出すことには反対だ。経済効果などなく、国家の赤字を増やすだけだ、このような、マイクロ・マネジメントは好ましくない。民間企業は、政府よりも賢いんだ。だから企業減税がベストなのだ”と。

Aso Obama Oval office 2.24.09
このお二人は、仲が良かった。オバマは、言葉に忌憚のない麻生さんがすぐ好きになった。直情的なオバマ。これが黒人の特徴だ。麻生さんが、最初から良き先輩役をされたからだ。お二人とも、スポーツマンだしな。鳩山のごとき、フニャフニャの道楽者じゃない。

そういえば、昨日、トルコのアードガン首相がきていたが、この人も、オバマの良き先輩だったね。オバマが懇願したイラン制裁参加には、きっぱりと「ノー」と言った。だが、「ブリッジになってあげる」とも。アフガンには、2750人のトルコ兵を出すと。脱線するが、トルコは、人口7500万人。イスラム共和国で貧しい。男子は18になると徴兵15ヶ月だ。国民皆兵制である。兵隊の日給は、タバコ8箱分に当たると。56万人のヨーロッパで最大の軍隊だが、みんなが兵装ではなく、民間服で、老人ホームなどで勤務(介護も軍務)する。朝鮮戦争では、4500人が戦死した。世界中の新聞が「トルコ軍は世界最強の精神を持つ」と書いた。フィガロ(仏)は「米軍も、中国人民軍も、トルコ軍の兵士に比べれば劣る」と書いている。脱線終わり。

麻生さんの経済政策は、自由主義経済哲学から来ている。つまり、「マクロ政策と、イノベーション」である。イノベーションは、科学技術~工業技術~研究~開発のことだ。マクロ政策の基本は、企業減税である。なぜかというと、政府が、しゃしゃり出ても、雇用は増えないからだ。まあ、地方の公共事業は必要だが、政府の能力とは、高いカネ払っても、民間の30%が限度なのだ。実に効率が悪いものだ。つまり、「減税して、民間に任せろ!」ということだね。 
10年前かな、ジョン・ケネス・ガルブレイス・ハーバード経済学教授から聞いた。90歳だった。92歳で亡くなった。大男の老教授は、向こう三軒両隣に、聞こえるほどの大声だった。こう言ったのです。“ニューディール政策は失敗だったよ。政府の力を過信していた”と。いわゆる“KEYNESIAN(ケインズ経済学)”の終焉なのかも知れない。アメリカは、もはや大借金経済政策を断念するべきだ。大きな政府はダメダメ。伊勢平次郎 ルイジアナ

comment

極東のt兄

寺島の話はよく聞く。つまらん奴だ。朝、ウチのが、アンゴラから帰って来る。ランチ寿司食う予定。寝るぞ~!伊勢
2009/12/11 18:19 | 伊勢 [ 編集 ]

三橋貴明さん風に言えば、人間にはいろいろな人がいますから、これからの日本は中国に寄り添って生きていくべきだという主張をする人がいても構わないわけです。しかし、このように大きな権力を持った人がその意図を明らかにすることなく日本の歩む方向性を勝手に決めてしまうことが許せないことです。また、マスコミがそのことについてまったく説明をしようとしないことも許せるものではありません。

また、そのことに疑問を持たない同胞が多いことにも憤りを・・・と結ぼうとしたら産経に次のような記事が。

<オバマ政権、鳩山「特使」を拒絶 政権混乱で厳しい姿勢>
http://sankei.jp.msn.com/world/america/091211/amr0912111732004-n1.htm

この寺島さんの名はいろいろなところで出てきており鳩山さんの政治に大きな影響を与えているようですけど、果たして米政権に真意を説明するですって?全くどこをどう押せばこうしたアイディアが出るのか。訳がわかりません。

2009/12/11 17:53 | 極東のt [ 編集 ]

極東のt兄

この野郎は日本を売る。万死に値する国賊である。西洋が、最も嫌う卑劣(SNEAKY)な日本人像だ。こういう人種と友達になってはならない。必ず、仲間を売る。伊勢
2009/12/11 15:55 | 伊勢 [ 編集 ]

これが封冊体制の始まりでないことを祈ります。

小沢氏、胡中国主席と会談「私は人民解放軍の野戦軍司令官
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091210/stt0912102046019-n1.htm

特例で中国副主席と天皇陛下の会見要請
http://sankei.jp.msn.com/culture/imperial/091211/imp0912111331002-n1.htm



2009/12/11 15:22 | 極東のt [ 編集 ]

ハヤブサさま

「個の確立」って解りにくい標語だね。「主体性のある個人」という意味かな?鳩山家の勝手な思い込みに思える。民度(CIVILITY)を向上させるならわかる。やはり、福沢諭吉翁は偉かった。「独立自尊」を精神の柱として~学問に励めと。日本人の性格は弱いか?というと、そうでもないです。すぐ返事ができないだけ。これ、日本は村(邑)社会だから。アメリカのフロンティア魂(移動民族の特徴)もいいが、日本人の争わない姿勢(日本が棲家だから)は良いですね。だが、伊勢爺はな、厭なものには、“I DISAGREE"とその場で言います。

鳩山の“TRUST ME" は、重いことばなのです。鳩山だけが知らないだけだ。例えばね、伊勢が上等兵だとする。JOHNという若い二等兵と二人きりになってしまう。タリバンに包囲される。敵の姿が見え始めた。200メートルまで接近した。その瞬間、二等兵が、「ぼくが飛び出して、あの岩まで行く。援護射撃してくれ」と言う。そして、伊勢上等兵の目を、じ~と覗く。“JOHN, YOU CAN TRUST ME" と、伊勢は、目に力を入れる。「誠」とは、そういうことだ。近藤勇(いさみ)も、土方歳三も、「誠」をよく理解していた。だから、両雄とも戦死した。伊勢
2009/12/11 14:06 | 伊勢 [ 編集 ]

>鳩山のごとき、フニャフニャの道楽者じゃない。

そうですか?・・・・伊勢さまには鳩山がそのような人間に見えますか?おかしいですね・・・だって、鳩山由紀夫は「鳩山友愛塾」の塾長代行(現在休職中)であり、日本友愛青年協会の代表者ですよ・・・・・・・「鳩山友愛塾」は、鳩山の姉の井上和子が塾長で、弟の鳩山邦夫も塾長代行を務めていますね・・・で、その「鳩山友愛塾」というのは
>個の確立をはかり、世界の平和と人類の幸せを実現する為、有意の人材を育成することを目的としています。
>鳩山友愛塾 
http://hatoyama-yuai-jyuku.com/
鳩山由紀夫は、休職中とはいえ、塾長代行の重職を務めるのですから、当然のこと、「個の確立」がはかられ、「世界の平和と人類の幸せを実現する為に育成された『有意』の人材」なのだと思いますよ。しかし、当の鳩山由紀夫を見ると、どうもそのような人間じゃなさそうです。「個の確立」された人間であるなら、少なくとも己の言動に責任をもつはずです。しかし、鳩山はそのような「責任」とは全く無縁で、その場、その場でもっともらしげな発言を繰り返しています。最近ではオバマ大統領に「トラスト ミー!」と言ったのですが、オバマさんは一体何を信じてよいのか理解できないようで、鳩山には会わないのが最善と賢明な判断をされたようですね・・・・・・ところで、「個の確立をはかり」と口にするのは簡単ですが、「個の確立」とは一体何かと突き詰めれば、それは一定の社会規範なり、倫理規範なりの何らかの規範が個人の信念にまで高められた状態をいうのだと思います。
>いまだに個の確立を謳う人がいたとは・・・
http://tillich.iza.ne.jp/blog/entry/429173/
「個の確立」をそのように理解するのなら、残念ながら、鳩山一族の背後に個を支えるような規範をみることはできません。多分、この一族は、それは「友愛」だというでしょうが・・・しかしながら「友愛」は、どうやら「全ての人間は、人種、宗教、言語、階級を問わず、兄弟姉妹であり、同一の神の子たることが大切・・・」と説いたカレルギー著「自由と人生」に源泉があるようだが、その成果物がサギ山、もとい鳩山由紀夫や鳩山邦夫だというのなら、「個の確立」を促す規範としての欺瞞性は明らかだと思います。もしかしたら、その欺瞞性は「鳩山友愛塾」が「有意の人材を育成することを目的としています」に心ならずも表出しているのかもしれません。「有意」は「下心のあること」を意味しますし、まさに鳩山首相がオバマ大統領に「トラスト ミー!」と、日米合意の実行を匂わせながら、グアム移転をも検討対象にするという欺瞞・・・まさに「有意の人材」だと思います。日本人一般の精神構造ならば、つまり「友愛思想に汚染されていない」という意味ですが、「有意の人材」ではなく、「有為(才能があり、将来役にたつことの意)の人材」の育成を目指すべきだと思います。長文になってしまいましたが、鳩山由紀夫のことになると、つい力んでしまい・・・失礼します。
2009/12/11 11:16 | ハヤブサ [ 編集 ]









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プロフィール

伊勢平次郎

Author:伊勢平次郎
 
伊勢平次郎はペンネーム。アメリカへ単身移住してから50年が経つ。最初の20年間は英語もろくに話せなかった。英語というのは、聴き取りにくく、発音しにくい厄介なものだ。負けん気だけで生きた。味方を作ることが生き残る道だと悟った。そのうち、コロンビア映画、スピールバーグ監督、トヨタ工場、スバル・いすゞ工場の北米進出、日本の新聞社に雇われた。2013・6 冒険小説You Die For Me アブドルの冒険(邦題)をアマゾンから出版した。昨年のクリスマスには、King of Pepper(英語版)胡椒の王様を出版した。日本、英国、デンマーク、ドイツの読者が読んでくれたわ。妻のクリステインと犬2匹で、ルイジアナの湖畔に住む。

写真は、ハヤブサ F. p. japonensis。カタカナで書かれる。瞬間飛翔速度は、時速300キロという猛禽。

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