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管理人は、アメリカ南部・ルイジアナ住人、伊勢平次郎(81)です。
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09/07
 幸運な男(放浪記)を打ち切ります


2007年だから、15年前です。アルゼンチン、ウルグアイ、ブラジルに行った。これは、イグアスの滝。クリステインと結婚して24年目。ルイジアナに家を買った頃です。

ハワイの話を書こうかなと考えていた。でも、ここからは皆さんと変わらない普通の話なんです。天台宗別院には6か月ぐらいいた。荒良寛先生が「ノビは坊主には勿体ない。寺から出るように」と諭した。お寺に仏教を習いに来ていた台湾の女性が迎えにきて同棲した。伊勢は40歳になったばかりで、彼女は25歳だった。この女性は遺伝子工学の博士号を持っていて、コロラド大学で博士号を取ったあとインターンを一年やった。インターン後はカリホルニア大学サンタバーバラ校の助教授が決まっていた。プライバシーに関わるために書けない。

サンフランシスコで、クリスティーンと結婚したとき、「ノブに翼を上げる」と言った。伊勢は42歳だった。彼女は5歳年下。結婚証明書を貰うために家庭裁判所に行った。おばあちゃんの裁判官が、「お互いを変えようとしてはいけない」とサインをするとアドバイスをくれた。「失敗する人は、相手を支配しようとするからだ」と言ったのを想いだす。クリステインは、スペイン50%、ドイツ25%、フランス25%の混血。自分はスペイン人だと言っている。クリステインの母親レナ、兄弟姉妹は伊勢を歓迎してくれた。サンフランシスコに6人の仲間とビルを買った。金門橋がキッチンの窓から見えた。電話がなった。クリスティーンの母親だった。

「クリスティーンは香港にいて、明日、帰ってくる」
「ユーと話がしたい」
「ホワット?」
「のぶ、私の娘を頼む」
「どうして、そんなことを言うんだ?もちろんだよ」

翌日の朝、義弟のベンジャミンから電話がかかってきた。「のぶ、ママが死んだ」と言った。帰ってきたクリステインを空港へ迎えに行った。ママが亡くなったと言うと、眼を瞑った。「昨夜レナから電話があった。娘を頼むと言った」 クリスティーン涙をこぼした。今でもその話をすると涙ぐむんです。

17年ぶりに日本に帰った。母が、「のぶちゃんの人生が変わるよ」と言った。その通りだった。クリスティーンなく、今の伊勢はない。

トヨタ・ケンタッキー新設工事の話しはつまらない。英語が出来るというだけで、トヨタの工場、下請け会社を訪ねて回ることが最後だった。シシリーに一年住んだ。これは面白いと思うけど、題名にそぐわない。クリステインがワールド・エアラインのスチュワデスだったために、ワールドが行く外国はほとんどタダで行った。提携しているエアラインにJALもあった。日本へよく帰った。

また何か想いだしたら、ブログに書きます。みなさん、有難う。伊勢
この記事へのコメント

長谷川さん

あなたは負けん気で生きている人ですね。「学ぶ」ってことはそういうことだから。長い人生、浮き沈みがある。過去の出来事を悔やむことがある。負けん気の人が最後に笑う。

札幌に高校時代の同級生で白井君が居て、彼は、道庁の馬役人だった。競馬を復活したかった。ボクのワイフ、もう一人の同級生とかみさん、白井君が北海道を一周してくれた。馬に乗って、摩周湖かな?頂上から湖が見えた。伊勢
伊勢平次郎 [URL] 2022/09/08(木) 18:50 [EDIT]

伊勢様へ

日々拝見し、生きる元気をおすそ分けしていただいております。
誠に有難うございます!

米国とは何なのか、現状はどうなっているのか、北海道に居ながらにして、極めて貴重な、生の情報をお伝えいただいていることに、心より感謝申し上げます!
今後とも、よろしくお願い申し上げます。

札幌在住の70歳のクソジジイより。
長谷川裕崇(はせがわひろたか) [URL] 2022/09/08(木) 17:52 [EDIT]

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