2010/03/30 (Tue) 炭鉱のカナリア
canary in a coal mine

Greenspan: Bond Yield Rise Foreshadows High Rates

前FRB議長のグリーンスパンは、“米国債の利息が急騰することは、インフレを予兆するものだ~丁度、炭鉱のカナリアと言える”と発言した。“Canary in a coal mine"というのは、一昔前のアメリカの炭鉱では、有毒ガス(メタンと一酸化炭素)を検知するために、坑内にカナリアを持ち込んだのだ。カナリアは有毒ガスに敏感である。鳴いている内は安全といことだ。グリーンスパンは、利息を上げないと売れなくなる米国債のその「利息」を有毒ガスに例えたのである。伊勢平次郎 ルイジアナ






us tresury bond
これが米国債だ。だが、実際には電子証券であって、実物が発行されることはない。

先週の木曜日(3・25・10)の米国債(US・TRESURY・BOND)の競売は、米経済が直面するインフレを予兆させるものだった。まず、バイヤー(投資機関)が寄り付かず~米国債(7年もの~10年ものの競売)の価値が微妙に落ちた~米財務省側は、ボンドを売るために利息(インセンテイブ)を上げていったのだ。

2008年、ブッシュ政権末期に決定したTARP(金融機関救助の財政出動)9780億ドルも、オバマのSTIMULUS(景気刺激財政出動)も、US/DEBT(米国債)を売ることで賄ってきたのだ。

現時点でオバマを生殺しにしているのが、1)2500万人と言われる失業者~2)500万軒~700万軒の住宅ローン未払いによるホームの差し押さえが迫っていることだ。第二抵当権を設定している者の救出は不可能だ。“あいつら、収入もないのに、馬鹿でかい家(寝室が10個もあるようなMCMANSIONという)を買ったんだ~強欲の結末だ~放っておけ!”というのが米国民の声だ。米国債の10年ものは、住宅ローンの資金となるものだ。この10年物が売れない~売ろうとすれば、利息を上げるしかない、、となれば、近未来、住宅ローンの貸付(MORTGAGE)の利息は高騰する。ジミーカーター時代(19%)を想い出させる。オバマはこういったところが、カーターに似ている。

そこで、オバマの医療改革を思い出してください。これは、ここ10年間で、1兆ドルの財政出動を必要とする。勿論、米国債(DEBT)を売る考えなのだ。だが、、、

弱い性格の男たち

geithner obama confidence  3.19.09
オバマとガイトナー財務長官。この二人の性格は弱い。性格が理屈で固まっているから、ニッチもサッチも行かない「土壇場」まで行く。後ろに首切り役人さまが、大刀を水に浸して、待っているのにだよ、、

コトの深刻さが理解出来ない低脳児

hatoyama insane
では、日本人は手をこまねいて見ているしかないのか?そんなことはない。まず、この低脳児を政界の中央から追放すべし!速く、速く、、

(解説) 現時点のUS経済は、「雇用のないままの回復」だ。株式市場も上げ潮だ。だが、投資筋は神経質なのだ。原因は、1)インフレ懸念~2)オバマの医療改革のツケ~3)ギリシアとポルトガルの財政破綻~4)ユーロ経済に黒雲がモクモク~5)中国経済の失速も要注意~6)オバマ政権の指導力に不安がある、、

日本人は、精神異常者が運転するスクールバスに乗っているようなものだ。7月の参議院選挙を政争で終わらせてはならない。日本国家~日本国民にとって、誰が、どの政党が、どの政策がベストなのか?みなさん、よく考えてくださいよ。こっちの岸から観察すると、小技師(こわざし)が多いように見える。世界中が近未来に不安を感じている。小技では、山を動かすことは出来ないよ。伊勢平次郎

(おまけ) 4月に、オバマ指導の「核軍縮会議」がある。中国の代表は来るのか?イスラエルの代表は来るのか?だが、W.ポストの記事へのコメントは皮肉(CYNIC)がほとんどである。つまり、「オバマは偽善者だ」と。伊勢爺さんも書き込んだところ、推薦(5)も貰ったよ。ちなみに、80%はゼロ、10%が(2)か(3)だから、(5)は大きい反応とナ(笑い)。

iseheijiro wrote:

China under one party rule is afraid of US. The US is the only country who has used nuclear bombs in the human history. The US killed 220,000 noncombatants and does not feel shame of such an inhuman act. Even in the year of 2010, I don't hear an apology, I hear justification instead. Seven years ago, US invaded Iraq which was not an imminent threat and 130,000 US troops are still occupying that Islamic country. Afghanistan is another Islamic country which has not been a threat to US in any respect, yet it has been invaded and occupied. Of course several hundred thousand civilians have been killed in both countries. China and Iran are afraid of American violence. We will never be able to stop or decrease our nuclear arsenals as long as America and Israel make threats.

3/29/2010 10:45:30 AM
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comment

>>米側としては子供相手に協議しているとの認識を持つということになるのでしょうか。

そうです。人間の社会は性善説だけでは、計りきれない「心理」という厄介な化学がある。民主主義と言っても、政党~政策~指導者を選ぶときに、人間の心理が大きく影響する。つまり政治は、数値で表せる自然科学の範囲外にある。その心理は、日米なら二国の国民の夫々にある。

アメリカの国民心理は、民主主義の発展~自由経済~世界平和を柱としている。さらに、戦争か平和かの選択はアメリカ国民が決める(EXCEPTIONISM)としている。その思想信条は、世界第一の経済力と軍事力の維持を意味する。「アメリカの不動の位置を脅かす者や国は、アメリカの敵だ」と位置付けるのです。鳩山民主党も、中国もアメリカに逆らえば、あらゆる手段で牽制して~必要ならば潰すと言う考えですね。伊勢

2010/04/05 07:54 | 伊勢 [ 編集 ]

 艦長
>狭量な性格を直すのは、ほとんど不可能と思う。背景に人権を無視する封建社会がある。

 例えば星の運行を見て宇宙の成り立ちを論理的に解き明かしたり、音の成り立ちを音階・音調として論理的に解き明かした一部の西洋人は何と論理的だろうと今更ながら感心しますが、翻って民主党政権は今更ながら何とも非論理的です。米側としては子供相手に協議しているとの認識を持つということになるのでしょうか。
2010/04/04 18:04 | 多史済々 [ 編集 ]

多史済々先生

>>嫁と舅・姑の戦争等にその典型があるように感じます。

五味川純平は“反戦思想を持っていながら、殺しあうことの理不尽さ”をテーマとした反戦作家。「人間の条件」は1300万部を売り、多くの反戦主義者(高校生伊勢も)を生み出した。今でも、戦争を深く考慮するとき、まず“避けられないものか?”と考えることに変わりはない。人間の条件の中に、嫁と姑(母親)の両方から北満の戦地へ手紙が来る話がある。動作が鈍いと上等兵らには、スリッパで殴られ~「蝉をやれ!」と辱められ~ある夜、便所の中で小銃を口にくわえて自殺する、、上官の暴力には耐えられるが、嫁と姑の憎みあいに精神衰弱となったのです。

狭量な性格を直すのは、ほとんど不可能と思う。背景に人権を無視する封建社会がある。環境で築かれる人間の性格~生来の体質などが絡む。仏寺の坊主らは説教はする。だが、因業暗愚なる制度や人権を軽んじる精神文化に挑戦しないから、被害者に対して、“諦めが肝心”と説得しているようなものだ。そうだろうか?伊勢青年が寺を離れた理由だ。

ビジネス最優先の男がいる。“何のためのビジネスか?”と訊きたいね。「幸せになる」というのは、「狭き門である」とキリストは説く。“当たり前”と思っている夫婦~親子~友人関係も努力しないと不幸を招くということだよね。自分のことだが、政敵以外は、敵はいない。だいたい好かれているという幸運な人間だわ。伊勢
2010/04/02 13:09 | 伊勢 [ 編集 ]

 艦長
 自分を含めて確かに日本人は視野が狭く狭量であるかもしれません。嫁と舅・姑の戦争等にその典型があるように感じます。
 それは感情で物事を決することが原因ではないかと自分は思っています。現実を論理的に分析することが苦手なのかもしれません。
 実は論理的分析はとても大切なことなのですが、世間ではそのようなことをしてみせる人物をお高くとまっているなどと揶揄します。
 また、在日韓国人などと付き合っていると、何故あんな人と付き合うのだと揶揄されます。
2010/04/02 09:49 | 多史済々 [ 編集 ]

>>日本の国力が萎えて来たのはもしかしたら豊かになり過ぎて、人的サービスの質が相対的に弱まってきたからなのでしょうか?

生活が豊かになって、心が貧しくなった? ここのところを良く考えなければいけない。尾崎行雄翁が、“日本人の視野は狭く~人を見下す性質がある”と、東大で教えられた。「視野」を「心」に置き換えてみましょう。「人間、衣食足って礼節を知る」という。生活が豊かになったならば、心も豊かになるべし!狭量な人間ではダメです。エエ~!出来ないってかい(笑い)。伊勢
2010/04/02 01:44 | 伊勢 [ 編集 ]

 例えば、「次は大原~ 大原~ 大原いやしまへんか~ ほなオーライ~」
 高校3年の夏休み、17だったとき一人で京都を旅し、嵐山公園の芝生にテントを張って一晩寝た翌日、路線バスで大原三千院をたずねたときのバスの車掌さんのやさしい口上が今でも忘れられまへんボク。
 今ではバスの車掌さんなど日本国中探しても現役おまへんのやろな
 日本国中ものが溢れ返り、ぎょうさんいろんなことが便利になったけど、無くなった人的サービスが何とも懐かしいというか高貴に思えてなりまへんわ。
 今の日本の例えばファーストフード店のマニュアル口上とは何か違ってましたよ。ただ言うだけの早口ではなかったし、そうそう、口上に地域色が生かされていてそれが何とも豊かな気持ちにさせてくれたのかもしれません。
 そして、年寄りに優しく、年寄りを大切になどという風情は今の日本ではあまり見かけることがなくなってきたように感じます。
 兵隊さんありがとうなどという言葉は私の世代には死語というかありえない言葉ですけど、以前の日本にはそれがあって、だからこそ兵隊さんたちは国民のためにと心身を鍛えに鍛えあげたのでしょうね。
  日本の国力が萎えて来たのはもしかしたら豊かになり過ぎて(労働組合のある立派な企業の人達だけかも)人的サービスの質が相対的に弱まってきたからなのでしょうか。 日本航空など他の航空会社に比べたらその辺はどうなのでしょう。
 


 
2010/04/02 00:13 | 多史済々 [ 編集 ]

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2010/04/01 20:38 | [ 編集 ]

このコメントは管理人のみ閲覧できます
2010/04/01 03:44 | [ 編集 ]

伊勢様
宜しければどうぞお使いください。伊勢様のお役に立てるなら大変光栄です。
私は日本再生の為にはこんな事を一つずつ解決して、日本が国際的に価格競争力を取り戻さないといけないと思っています。そうしない限り日本の空洞化は避けられない。
英文記事が出るとメディア連中は注目するのでとても有り難いです。
2010/03/31 08:27 | 短足おじさん二世 [ 編集 ]

短足おじさん二世・先生

こんなに面白いストーリーは、国際政治ブログでにはないです。政治ブログは、憎悪に満ちたもの~偏見~主観が多く、読むに耐えないものが多い。先生のご考察は目を見張るものがある。特に、竹島。これを英文にして、英文ブログに載せてもいいでしょうか?一章に加えることも検討していいでしょうか?伊勢
2010/03/30 22:36 | 伊勢 [ 編集 ]

伊勢様 ご無沙汰しております。
釜山の話で私はこんなエントリーをしています。
釜山に何故日本の港が負けたのか、昔は日本がアジア一番だったのです。それがいつの間にかどん尻になってしまった。神戸・横浜・東京などを全部あわせても釜山に勝てません。労賃が高いだけではないのです、釜山は24時間港、日本は昼間でけしか操業していない、こんな事で完全に負けました。
この実態を書いています、是非ご一読いただきたく。
http://tansoku159.iza.ne.jp/blog/entry/1300282/

日本再生にはこんな事を一つずつ解決していかなければならない、苦しいですが頑張りたいと思います。
2010/03/30 22:13 | 短足おじさん二世 [ 編集 ]

海運人兄さま

US経済の輸入(家具など)デマンドが上がって、コンテーナーが不足だとさ。この「BUSAN」って、釜山港のことなの?世界第4位のハブ港だと。神戸は勝てないの?やっぱ、日本人の労賃が高いからね。伊勢

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601109&sid=asR90b7attFI&pos=15
2010/03/30 18:20 | [ 編集 ]

「炭鉱のカナリア」英文はこちら。読んでくださいよ。http://bomanchu.blog81.fc2.com/
2010/03/30 18:04 | 伊勢 [ 編集 ]









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プロフィール

伊勢平次郎

Author:伊勢平次郎
 
伊勢平次郎はペンネーム。アメリカへ単身移住してから50年が経つ。最初の20年間は英語もろくに話せなかった。英語というのは、聴き取りにくく、発音しにくい厄介なものだ。負けん気だけで生きた。味方を作ることが生き残る道だと悟った。そのうち、コロンビア映画、スピールバーグ監督、トヨタ工場、スバル・いすゞ工場の北米進出、日本の新聞社に雇われた。2013・6 冒険小説You Die For Me アブドルの冒険(邦題)をアマゾンから出版した。昨年のクリスマスには、King of Pepper(英語版)胡椒の王様を出版した。日本、英国、デンマーク、ドイツの読者が読んでくれたわ。妻のクリステインと犬2匹で、ルイジアナの湖畔に住む。

写真は、ハヤブサ F. p. japonensis。カタカナで書かれる。瞬間飛翔速度は、時速300キロという猛禽。

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