2011/02/01 (Tue) 中東の石油(その2)
nippon tanker photo_shike

「シケ」の海を行く。日石のタンカー。伊勢平次郎 ルイジアナ






これがイスラム圏



前稿で、イスラム教シーア派(少数派)とスンニ派(大多数)の対立を書いた。濃い緑のイランとイラク南部がシーア派。薄い緑がスンニ派の地域。スンニ派は、アフリカ、アラビア半島、パキスタン、アフガニスタン、中央アジアのイスラム圏、インドネシア、フィリピンのミンダナオ、マレーシアに広がっている。イスラム教徒の数は、11億人と。

イスラム教はサウジ・アラビアのジェッダでモハメッド(アラーの使い)が演説したことから始まった。だから、イスラム教に帰依する者を、アラビア語で「ムスリム」という。「イスラーム」は「神への帰依」を意味する。(ウイキぺデイアから)


(解説) 伊勢は、東京の小山台高校に入った年から、東京商船大学へ進学する準備をしていた。船長になりたかったのである。品川の家の勉強部屋には、雄雄しき日章丸や、日本郵船の貨物船のポスターを貼っていた。17歳の夏、学費を送金していたわが父が伊勢の田舎から上京した。部屋に入って、ポスターを見て驚いた。

わが父も、担任の先生も、“この子は東大法学部が向いている”と勝手に決めていたからだ。その頃の伊勢は、女の子に興味がなく、ハリウッド映画~フランス、イタリア映画~コナン・ドイルのシャーロック・ホームズ~機械体操と水泳に全力を傾けていた。布団に入ると、船長となって、七つの海を航海する夢を見た。

伊勢志摩の従兄弟に外国船の航海士となった者がいた。インドのボンベイやコロンボから帰ってくると、ジョニー・ウオーカーの黒瓶を持ってきた。伊勢は、マドロスの純白のユニフォームと、船員帽に憧れた。拝んで借りて、となりの田舎町をのし歩いた。女の子たちが振り返った(笑い)。

品川の駅へ父を送った。汽車が出る寸前になると、父は、“なあ、信ちゃん、頼むから船員をあきらめてくれ”とぼくの手を取って言った。“お父ちゃん、散々、海軍時代の自慢したやないか?ロシア艦隊のロジェスト・ウエンスキー中将が「ウエーン、ウエーン」と泣いたとか、、それに、東大を目指すなら、必須科目の単位が不足なんだ~船員になるつもりやったから、運動ばっかりやってた”と言い返したが、去り行く汽車のデッキからわが父は拝んでいた。すごいショックで寝られない夜が続いた。

翌年の3月、上京していた父が亡くなった。63歳になったばかりだった。母が癌研へ行った。当時、日本一の癌専門医だった中山教授は情のある人だった。だが、“治す方法はない”と。父に言うと、黙って頷いたそうだ。その日、母は、みかんを買いに出ていた。父と高校二年生の伊勢の二人だけだった。わが父が目の前で息を引き取った。

翌年、伊勢は東大を受けた。一次試験は通過したが、二次試験で落ちた。担任は、“浪人しろ”といったが、あっさり辞めた。というのは、大学へ行けば、アメリカへ行くのが遅れると考えたのだ。母が抱えこんだ、わが父の遺産整理とは借金を返すことだった。そのために、2年間、伊勢志摩のど田舎へ帰った。母が横浜にアパート用ビルと、家一軒を買った。伊勢は横浜のタクシーの運ちゃんになった。理由は簡単。母に秘密で渡航費を作りたかったのだよ(笑い)。

ところで、今日のエントリーは脱線したようだ(笑い)。いずれにせよ、中東の問題は大き過ぎる。まず、1)極貧~2)イスラム教妄信~3)そこに、膨大な量の原油が砂漠の地下にあるわけだ~4)地上には、王様が君臨している~5)人口8千万人のヱジプトには、油田も少ないし、ナイル・デルタでも穀物が取れなくなっている。肥料が高いからだと。

“この騒乱は中東に広がる”と心配する人がいる。ところが、NY株式市場は、“リアクションの行き過ぎだ”と落ち着き直した。株価は戻っている。一方で、原油価格、製油業界、油田掘削業界、ウラン鉱山は、投資フィーバーとなった。“中東に紛争が起きれば、原油は、1バレル$200ドルになるだろう”と、ハーバード大学の地質学科を出た鉱山専門家がTVで言っている。原油高騰ならチャイナは気が狂う。日本はどうする? 伊勢平次郎 ルイジアナ

comment

kenji先生

>>日本を持たせているのは理系のひとだから、、

その通りです。僕らの世代の大多数が理系。さらに、通産省の指導は世界一だったのですよ。今すぐに、1から10下と飛躍は出来ないけども、1,2,3、、とね。

代替エネルギーの中でも、原子力発電が世界を救うと信じている。ソーラーパネルも進歩したし。この部門は、Mephist 先生(工業会社社長)の専門分野。だから、エエ加減な資料を基に記事は書けない(笑い)。

昨夜、左足甲の「静脈内出血」が悪化して激痛発生し氷で冷やしたがダメ。歩行困難となった。今朝一番に外科医に会う。先週の肉片の顕微鏡検査では癌はなく、毛細管周辺の神経破壊だと。入院の可能性が高い。

今、うちのが休暇中で在宅なことが幸い。今一番、僕は忙しい。困ったことだわ。貰ってきた犬(コンテッサ)も大分なついてきた。まだ、人を恐がって逃げて行くが。虐待を受けた犬や人間の心の傷は深いものですね。伊勢
2011/02/02 22:50 | 伊勢 [ 編集 ]

 先日原子力機構の人がフェティバルでブースをもっていたので、いろいろ話した。
 高速増殖炉文殊はさらに進める必要があると素人だが思うがいかがかと聞くと、あっさりウランが枯渇するから、必要ですよとのこと。あれは実証炉ではないですから、まだ先ですが必要です。とのことであった。
 また柏崎の原発は安全機能が働いたとフランスの新聞がほめましたよともいう。。
 いろいろ話した。<俺はあんたがたの味方だよ>というと、思わず笑顔になり<ありがとうございます>と答えた。
 わが国を持たせているのは<理系のひとだからねえ、俺もレベルが低いが理系だが>というと。皆うなずいた。
 核についても聞いたが、あっさりしていた。
彼等は理解している。またもくもくと仕事をしている。
彼等が投げ出したら。わが国はおしまいだろう。
 政治がこれでは、たたき出してやりたいと思うばかりである。これほど常識と能力が無い人々とは思わなかった。
 その昔の言葉で言うと<分際を知れ>である。
わが国は沈むだけではすまない。
2011/02/02 21:00 | kenji [ 編集 ]

「チャイナの住宅バブルが弾ける」英文ですが、解説も付けた。読んでください。これが、次の景気後退を引き起こすのでしょう。NYダウは、10000ドルまで下げるのだろうか?「空売り」するかな?伊勢

http://bomanchu.blog81.fc2.com/
2011/02/01 19:22 | 伊勢 [ 編集 ]









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プロフィール

伊勢平次郎

Author:伊勢平次郎
 
伊勢平次郎はペンネーム。アメリカへ単身移住してから50年が経つ。最初の20年間は英語もろくに話せなかった。英語というのは、聴き取りにくく、発音しにくい厄介なものだ。負けん気だけで生きた。味方を作ることが生き残る道だと悟った。そのうち、コロンビア映画、スピールバーグ監督、トヨタ工場、スバル・いすゞ工場の北米進出、日本の新聞社に雇われた。2013・6 冒険小説You Die For Me アブドルの冒険(邦題)をアマゾンから出版した。昨年のクリスマスには、King of Pepper(英語版)胡椒の王様を出版した。日本、英国、デンマーク、ドイツの読者が読んでくれたわ。妻のクリステインと犬2匹で、ルイジアナの湖畔に住む。

写真は、ハヤブサ F. p. japonensis。カタカナで書かれる。瞬間飛翔速度は、時速300キロという猛禽。

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