2012/12/07 (Fri) 旱魃と原発のどちらを選びますか?
global warming iceberg melt

グリーンランドの氷山が溶けている。地球の温度が上がっているからだと。11月28日、「国連地球温暖化会議」がカタールのドーハで開かれたが、中国は、“2020年を期限とする炭酸ガス放出量規制には応じられない”と発言した。欧州(EU)27カ国も“規制に応じる”という確約を避けた。この意味するところは、地球温暖化対策の協定などの合意はほとんど不可能ということだ。

国連地球温暖化会議には190カ国が参加した。国連環境調査局は、“2012年、米国は歴史上最も気温の高い年を迎えた”とオープニングで話した~ドイツの環境局は、“海面が予想していたよりも高くなっている”と発表した。全ての原因が化石燃料の放出する炭酸ガスだと。

発展途上中の国々は、“地球の気温が摂氏2度も上がっているのは先進工業国たちの怠慢だ”と非難した。

中国は、2020年までに達するようにという炭酸ガス規制に応じられないと発言した。なぜなら、規制に応じれば、経済成長が制限されるからだと。

米国は、2020年までに17%CO2を削減すると宣誓しており~欧州は20%削減を約束しているが、国連の“気温2度を下げる”というには不十分なのだ。

記者団に囲まれた中国代表は“貧困を撲滅し~生活水準を押し上げるには、中国の経済成長は欠かせないのだ~その過程では、炭酸ガス放出はやむをえないのだ”と話した。

中国代表は、“オバマ大統領は再選された~次の4年間に先進工業国の1000億ドル温暖化阻止援助のコミットメントを果たすように”とオバマを名指しで批判した。

ドーハ会議が空中分解しないでもっているのは、この工業後進国援助なのだ。カネ持ちの先進国が後進国のCO2削減努力に代価を払うという。ところが、ファンドの協議が進まない。米国も、欧州も、日本なども財政危機に直面しているからだ。

前米国副大統領のアル・ゴアは、“この二週間の会議で、ファンドが躓けば、ドーハ会議COPは雲散霧消する”と懸念を示した。

代表団たちは、1997年に合意した京都イニシャテイブである“近代工業国は1990年のレベルから本年末(2012)までに、CO2を5%削減する”というものであった。米国は結局、批准しなかった。また、日本~ロシア~カナダ~ニュージーランドは、2013の新年に期限が切れる京都議定書を更新する考えはないと。

(以上、ブルームバーグ記事から要約した。伊勢)


地球を旱魃が襲う

china cropps droooed (Custom)

中国東北の旱魃。旱魃(日照り)は雨量が少ない年に起きる。中国政府が最も恐れているのが穀物不足である。鶏~豚~牛の飼料はほとんど北米から買っている。輸入飼料に関して、日本も同じだが、雨量の多い日本列島は旱魃が少ない。

plant-corn seed

トウモロコシの花である。濃紺の花が美しいね。だが、花を食べるわけにはいかないよ。




2012年の北米は旱魃に襲われた。既に、春であるアルゼンチンが旱魃の様子を見せているとのことである。15年前、京都議定書が出来てから、地球の温度は摂氏2度も上がった。


uranium australia

ウランの出荷時、「イエローケーキ」と呼んでいる。カレー粉に似ている。ウランは、炭酸ガスを発生しないたった一つの燃料である。今週あたりから、ウラン専門家たちが、“2013年は、ウランが高騰するだろう”という記事が多くなった。石油のように簡単に掘れる代物じゃない。さらに、北米のグランドキャニオンなどは、埋蔵量が巨大だが、環境保護法によって、掘ることは絶対にない。ウランがいくらでも取れるはずの米国は、95%を輸入しているのだ。カナダ~オーストラリア~カザフスタンなどが産出国である。


拝啓、安倍岩窟王さま

kasiwazakikariwa 002 (Custom)
 
この柏崎刈羽原発や北海道の泊原発は再稼動に適していると思いますよ。日本経済再建の第一歩としてください。ご周知のように、中国は三年以内に40基を稼動する。インドも猛追している。昨日、ヒラリーは、チェコに行って、東芝ウエステイング社のA1000を売りに行った。同日、ロシアは、トルコにロシア製原発を売り込みに行っている。ここに、米露の抗争がある。燃料を輸入に頼るところがチェコも、トルコも、日本も同じですね。中国は、15年以内に101基にするべく、設計段階に入った。ウランは、それまでに内蒙古の国内産半分~輸入半分と書いている。脱原発などと幼稚な日本の文化人。日本の国際競争力は劣化する。伊勢平次郎 ルイジアナ




comment

Mephist社長

300億ドルを210万人の失業者にい1年延長するというのは、反対のしようがないよ。“軍事費削ってでもやれ”となるからね。この「財政の崖」で見れるように、アメリカには大きな亀裂がある。ぼくの観察では、連邦政府の国庫(税金)管理に限界が来ていると思う。各州、各郡、各市、個人の自治に権限を割譲すべし。共和党は、“軍事費が雇用を増やす”などと低脳だわ。伊勢
2012/12/09 12:57 | 伊勢 [ 編集 ]

話は違いますが
[Democrats want jobless benefits in 'cliff' deal]
http://bigstory.ap.org/article/democrats-want-jobless-benefits-cliff-deal
これ、どうするんでしょうか・・・
対岸の火事ではすまないので、とても気になります。
2012/12/09 00:10 | Mephist [ 編集 ]

Mephist社長

簡潔に原発の全容を説明されているね。津波による電源喪失や炉心溶解を防止するのはローテックでしょう。現代日本の問題は、政官民共に国民に理性が欠けていることだと思う。戦争も同じです。しっかり訓練し~しっかり寝て~しっかり食べることです。心身を強くするというのはこれしかない。

簡潔で十分な解説を有難う。伊勢
2012/12/09 00:03 | 伊勢 [ 編集 ]

廃炉にする、しないは本来は政府の判断ではない筈です。
むしろここは、ある程度の基準に則ってやればいいので、その基準をどこに求めるかを決めればいいのです。
所詮、人の作った機械ですから、寿命もあるでしょうが基本的に半永久的に使える物です。
しかし、設計理念というものは変更できません。
ならばこそ、今すぐに「捨てる方法と場所」を確立すべきなのです。
それがなれば、いかに劣った理念の製品であっても、捨てるに捨てられないのです。
とっととNUMOの調査を受け入れる自治体をつくりだすことです。
海外での処分は所詮一時凌ぎです。そりゃロシアあたりは、天然ガスと核廃棄物処分に関しては、いろんな妥協してでも食いついてくるでしょう。
首根っこ押さえるのには最高の商材ですから。
それこそ北方領土全島返還してもいいと言い出しかねません。むろん軍事的協力関係の成立が条件になるでしょうが。
戦略して第四電源として再生可能エネルギーを追求するのは止めませんが、コスト優位性はないです。
ボラティリティの高い電源は、遅参する援軍みたいな物で計算に入れられません。(これを称して「火力の炊き減らし」と言います。)
CO2を無視すれば、石炭火力が最も有力ですが、コイツは公害対策などで作り上げるまでに時間が掛かる上、備蓄と輸送の問題で立地制限が多いです。

ちなみにエネルギー備蓄は官民合わせて
石油が200日程度
ガスがLNG20日程度LPG50日程度
石炭が40日程度
これに対してウラン燃料だと少なくとも300日は、新燃料で運転可能で、国内の備蓄はほぼ一年分が流通在庫(という表現は適切ではないが)として存在しています。
つまり少なく見積もって450日程度はエネルギー供給可能でしょう。

どちらにしても、出口戦略を定めた上で廃棄処理を確立するところまでは、反原発・維持・推進などのポジションに関わらず絶対必要なのですから、もっともっとオープンに声高に説明すべきだと思います。
NIMBYなのは核問題だけではないのですから。
ただ、これを受け入れた(自治体含めた)人を「利権」の一言で片付けようとするのは、未成熟な人間のすることだと警告したいところです。
2012/12/08 15:48 | Mephist [ 編集 ]

極東のt先生

>>未来の子供達とか地球の為などという否定しがたい言葉を用いて、声高に騒ぐけれど本当に公共心からの行動なのか怪しく思える時があります。

地球温暖化会議は謀略じゃないでしょう?旱魃は嘘じゃないよ。科学で実証された報告だと思うけど?科学でも、政治でも、山中教授のIPSでも疑い始めたら切りがないですよ。飛行機や地下鉄や自動車に乗れなくなるね。トンネルは危ないとか。医者は信用出来ないとか、、貴兄は青年実業家。負の勢いに負けてはいけないよ。伊勢
2012/12/08 13:27 | 伊勢 [ 編集 ]

みなさん

「日本が、年齢、旧式、地勢において危険が高いと判断された原発を廃炉にする」というならIAEAも、OECDも、パリ国際電力研究所も反対しないでしょう。そして、その危険度を判断するのは科学技術者です。文化人や宗教家ではないですよ。まさか、国民が、“日本人は原発を運転する能力が低い”と決めたわけじゃないでしょう?

原発の大気や生産性への貢献を考えるとき、放射能の管理さえ用意万端ならば、原発の持つ長点は火力発電よりも遥かに優れているでしょう。

徐々に原発を減らすというのはナンセンスでしょう?原発反対の人たちは、“直ちに、一基残さず、全廃しなければ寝られない”というんだから。

日本、ドイツ、イタリア以外の経済大国や発展途上国は、全部が原発を国家計画としている。石油ガス大国のロシアは、チェルノブイリという深い傷を克服して原発を増やし、さらに輸出する国家計画なのです。火力発電による大気汚染や旱魃が頭にあるだけではなく、原発は科学の知恵だという信念があるからです。ここは、米国も、IAEAも、OECDも同じですね。なぜ、日本人は一度の事故でこれほどの人類の知恵を断念するのか?敗戦と平和憲法も同じです。戦争に一度負けただけで、ヘナヘナと魂まで失う? 伊勢
2012/12/08 05:32 | 伊勢 [ 編集 ]

確か安倍さんは今後1年かけて原発を精査してから態度を決めると言いました、石原さんは今ある原発は2030年までにフェードアウトになるだろうと言いました。私には両者の気持ちは同じように感じます。
 今度の衆院選に自民党は大勝しようとしまいと維新と心を繋げて欲しいと思います。そして、エネルギー政策を現実的に打ち立てて欲しい。太陽光発電はドイツで実証されたように原発の100倍も費用効率が悪いのだから、強烈な地震にも耐える原発のハード・ソフトの展開に邁進して欲しい。それには今までの原発の展開には何が足らなかったのかを精査し国民に知らせて欲しい。もちろん、再生可能な自然エネルギー開発にも邁進して欲しい。

 そして、やっぱり憲法を変えて欲しい。自民党はそのことについてぶれた態度は絶対に見せてはいけない。公明党は絶対に反対するでしょうから、自民党は今のうちから先を見て十分な対策を練って欲しい。

 それにしても共産党や社民党の政見放送は何なんでしょう。素人目にもデタラメの論理というか矛盾そのもので聴いてて恥ずかしくなります。
2012/12/08 02:57 | 多史済々 [ 編集 ]

原発の本質的な重要性を語るのは、現在のこの空気の中にあっては相当難しいことと思われました。今日また地震が起こったことでtwitterやFBでもまたぞろ”原発推進党”(と彼らが決めている)自民党はごめんだというコメントが勢いを増しています。

今すぐゼロなどというのは非論理的だし、10年で無くすと言うだけならただですが、これからどうやって減らして行くのか、代替エネルギーどう実用化させるのか、そんなに稚拙な論議ではないということが、今の日本人にはわかるのかどうか。

何につけ自分だったら何ができたのか、を考える事なく未来の子供達とか地球の為などという否定しがたい言葉を用いて、声高に騒ぐけれど本当に公共心からの行動なのか怪しく思える時があります。

安倍さんがどのようなリアクションを取るのか注目したいと思います。(ここはフェイスブックを使わない方がいいかも。なんとなく。)

2012/12/07 20:57 | 極東のt [ 編集 ]

原発を減らすというならまだ話しは分かりますが、文化人、極左は即時撤廃などと言うんですね。自民党は逆風であっても原発の本質的な重要性を語るべきだと思いますね。色々な意味でライフラインなんだと。その上で代替エネルギーへの予算を提示すればいいでしょう。日本にはもう寄生虫を飼う余裕はありませんから選挙できっちり片を付けたいもんです。 それはそうとアップルの本国回帰が始まったようですね(^^)この流れは拡大すると思います。支那は身の丈を知るでしょう。

2012/12/07 19:55 | 田園 [ 編集 ]

中国は、2020年までに達するようにという炭酸ガス規制に応じられないと発言した。なぜなら、規制に応じれば、経済成長が制限されるからだと。
記者団に囲まれた中国代表は“貧困を撲滅し~生活水準を押し上げるには、中国の経済成長は欠かせないのだ~その過程では、炭酸ガス放出はやむをえないのだ”と話した。
中国代表は、“オバマ大統領は再選された~次の4年間に先進工業国の1000億ドル温暖化阻止援助のコミットメントを果たすように”とオバマを名指しで批判した。

伊勢様シナはよくもぬけぬけとこの様な発言をするものですね。
恥も何も無い文化ですから自分達が強請りたかりをしていると気が付いていないのか、気がつきながら平気でいるのか。?

自分達が豊かになる為には環境が悪くなっても仕方が無いがその自分達で汚した環境浄化に他国から銭をよこせ金をよこせですか。
全く呆れたものです。これぞシナの本性ですね。
このままでは先進国だろうが発展途上国だろうが地球上全ての人類や生物に大きな変化をもたらす事だけは間違いありません。

今般の衆院選では候補者がどのような政策を掲げその政策を実現する為に具体的にどのようなアイディアや方針を持っているのか注意深く聞いて判断していかなくてはなりません。
民主、未来、社民、共産等は論外ですね。
もちろん私は必要な分の原発再稼動には賛成です。


2012/12/07 16:39 | 一有権者 [ 編集 ]









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プロフィール

伊勢平次郎

Author:伊勢平次郎
 
伊勢平次郎はペンネーム。アメリカへ単身移住してから50年が経つ。最初の20年間は英語もろくに話せなかった。英語というのは、聴き取りにくく、発音しにくい厄介なものだ。負けん気だけで生きた。味方を作ることが生き残る道だと悟った。そのうち、コロンビア映画、スピールバーグ監督、トヨタ工場、スバル・いすゞ工場の北米進出、日本の新聞社に雇われた。2013・6 冒険小説You Die For Me アブドルの冒険(邦題)をアマゾンから出版した。昨年のクリスマスには、King of Pepper(英語版)胡椒の王様を出版した。日本、英国、デンマーク、ドイツの読者が読んでくれたわ。妻のクリステインと犬2匹で、ルイジアナの湖畔に住む。

写真は、ハヤブサ F. p. japonensis。カタカナで書かれる。瞬間飛翔速度は、時速300キロという猛禽。

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